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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Stoke×Tottenham】 怒涛の攻めで押し切ったトッテナム!プレミアリーグの灯は消えず!

プレミアリーグ第37節、ストークVSトッテナム。前半3分に右からのFKをヌソンジがニアで合わせて先制した時は、ホームで強いストークにトッテナムが足をすくわれるのではないかという胸騒ぎがありました。1-0で勝っている間は、高い集中力でアウェイチームの攻撃を跳ね返していたストークですが、20分にDFとGKベコヴィッチの連係ミスがあり、DFのクリアしたボールをデンプシーにダイレクトでシュートされて同点に追いつかれると、一気に守勢に追い込まれます。イーブンになって落ち着きを取り戻したトッテナムは、数週間前の不調が嘘のような軽快なプレイでストークのゴール前に殺到。ペナルティエリア内にストークのDFが固まっているため、クリアなシュートはなかなか打てませんでしたが、いつゴールが決まってもおかしくない状況のままゲームは進みます。べイルが復調し、アデバヨル、デンプシーも好調。チームに一体感がありモチベーションが高いトッテナムを倒すには、ストークの攻撃はあまりにも単調で、さりとて1-1のまま守りきるには、中盤で相手を自由にさせすぎました。

それでも前半は1-1で折り返しましたが、痛かったのは47分のMFアダムの退場。たった1年でリヴァプールを追われた男が、しなくてもいい位置で後ろから足を引っかけたプレイは、冷静さを欠いていたとしかいいようがありません。ともあれ、10人になったストークはただ守るだけとなり、最後はトッテナムの猛攻にDF陣が音を上げ、83分のアデバヨルの決勝ゴールを許すことになりました。

このゲームもそうでしたが、今季スパーズの監督に就任したアンドレ・ヴィラス・ボアス監督の采配がかなり機能しています。初勝利まで4戦を要した開幕当初は、新加入のGKロリスとの不協和音が報じられるなど、ぎくしゃくしていましたが、この1年で見事にチームを手のうちに入れました。とりわけ、苦戦しているゲームでの選手交代やシフトチェンジは的確で、負けるかもしれない試合の結果を何度も塗り替えたと思います。ひとつ、できなかったのは、ベイルがいないときの戦い方を創ること。かえすがえすも、エースが不在だった3月~4月にかけての失速が悔やまれます。

とはいえこれで、トッテナムは勝ち点を69に伸ばし、暫定ながら4位にランクアップ。14日のアーセナルVSウィガンの結果を待つことになります。もしこのゲームでアーセナルが勝てば、最終戦は、今夜のゲームでQPRに勝利してプレミアリーグ残留を決めたニューカッスルと対戦することになり、ここでガナーズが負けることはないでしょう。しかし、アーセナルが引き分け以下で終われば、トッテナムが勝ち点で上をいくことになり、ホームのホワイト・ハート・レーンでサンダーランドとの最終戦に勝てば来季のCL出場権を手中にします。いよいよ大詰め。火曜日の夜、暫定5位のアーセナルにFAカップチャンピオンがどう立ち向かうかに注目しましょう。

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