【Fulham×Arsenal】 カソルラ復活、ポルディ2発!雨のロンドンでアーセナル、初勝利!
元リヴァプールのリーセ、マンチェスター・ユナイテッドから来たエースのベルバトフ、チェルシーの左ウイングだったダミアン・ダフ、今季トッテナムから加入したスコット・パーカー。要所をベテランで締めるフラムは、上位クラブからしてもやっかいな存在です。前線でベルバトフがお膳立てしたボールを、ダフやリーセらがサイドで活かして縦を突き、中央ではタラブトやカサミがミドルを狙ってきます。この日のアーセナルは、センターMFがロシツキとラムジーという攻撃的な布陣だったために、中央でくさびのパスを通されることが多く、相手をフリーにしてしまう場面が目立ちます。
14分、ラムジーのシュートがジルーの足元に入るというラッキーなゴールで先制しますが、16分にはタラブトに絶望的なミドルシュートを喰らい、シュチェスニーが何とかストップするなど、前半途中からは完全にフラムのペース。チームのハブとなってボールを散らしてくれるアルテタ不在のガナーズは、いい形でボールを前線にいれることができず、カウンターで対抗する時間が続きます。
ボールを持つ時間が長いのはフラムですが、惜しいシュートはアーセナルのほうが多い展開。ロシツキやカソルラが直線的に前線を使い、ウォルコットが再三、シュートやラストパスを試みます。この攻撃が実を結んだのは41分。カソルラの右へのラストパスを、ウォルコットがダイレクトでシュート。GKストックデールが弾いたボールは、中央にいたポドルスキへ。強く蹴れば入るボールを、この人が外すわけがありません。左足の強シュートがDFを弾き、0-2。アーセナルは理想的なゲーム運びで45分を終えました。
後半になると、フラムはトーンダウン。時間が経つにつれ、アーセナルが余裕を持ってボールキープする時間が増えます。今後のことを考えれば、コンディション不良だったカソルラが自分のプレイを取り戻したのが、この日いちばんの収穫です。68分のダメ押しの3点めは、このスペイン人MFのアシスト。左サイドでのドリブルでDFを引きつけると、フリーで待っていたポドルスキに優しい落とし。この日、1点を獲ってテンションが上がっているポドルスキに迷いはなく、強烈なシュートを右隅に決めます。この後、ベルバトフのテクニカルなシュートのこぼれをベントに押し込まれますが、1-3からスコアは動かず。27日のチャンピオンズリーグプレーオフ第2戦に向けてモンレアルを馴らし、今後の戦いを考えてヤヤ・サノゴに経験の機会を与えるなど、余裕の采配で勝利しました。これで開幕戦の悪夢は、すっかり過去となったでしょう。
攻撃もさることながら、同様に大きかったのが、開幕戦で首を痛めたサニャが大事に至らなかったことでしょう。SBとしては攻撃力やクロスの精度に難ありですが、CBに入ればポジショニングとパスセンスが光ります。このゲームでもまた、危険なエリアで体を張ってボールをクリアし、前線へのいいフィードでチームの安定を支えていました。今後も、コシールニーやメルテザッカーに何かあったときの有力なオプションですね。CBもしくは右SBは補強したほうがよいと思いますが、レベルの高いCFやMFが獲れるのであれば、ジェンキンソンの成長を頼りに後ろは何とかやりくりする、という選択肢もなくはないと思います。さあ、次戦はいきなりノースロンドンダービーですが、今のアーセナルなら、ベイルのいないトッテナムには負けないでしょう。カギを握るのは、カソルラとロシツキでしょう。
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