【Chelsea×Everton】チェルシー、幸運。絶好調GKが犯したたった一度のファンブル!
本拠地スタンフォード・ブリッジでは無敵のチェルシーに対して、前半はエヴァートンが大健闘!3分にカウンターからアザールとウィリアンのコンビネーションで左を突破され、ウィリアンに2人抜きドリブルで中央に抜けられてミドルをもらった後は、エヴァートンが出足のよさでチェルシーを圧倒します。12分、くさびに入ったネイスミスからの落としをレオン・オズマンが強烈なミドルを放ちますが、これはGKチェフが左手でコーナーに逃れます。16分の左からの崩しも決定的。ミララスがネイスミスを縦に走らせ、ネイスミスにつられたチェルシーDFがミララスを空けると、ニアで受けた折り返しをフリーでシュート!ケーヒルが体に当ててコーナーに逃れましたが、アウェイチームが先制していてもおかしくないシーンでした。
終了間際には、エヴァートン攻撃陣ペナルティエリアのすぐ外でフリーになるシーンを2回も創られ、スタンフォード・ブリッジに悲鳴にも似た歓声がこだましました。マッカーシーがトラップに手間取り、ミララスは力んで右足シュートを巻いてしまい、チェルシーはまたもや命拾い。0-0で前半は終了。後半、どちらが先に獲るかが勝負の分かれ目となりそうです。
後半頭から、旗色が悪いモウリーニョ監督が動きます。ミスが多かったオスカルを諦め、ラミレス投入。守りの憂いがなくなったホームチームは、開始すぐに攻勢をかけます。49分に左サイドで裏に抜けたランパードが左足シュート。GKハワードが足で弾いたリバウンドを再度狙いますが、2発めはDFがブロックしました。10分に渡るプレッシャーを無失点で切り抜けたエヴァートンは、57分に逆襲。レオン・オズマンのミドルがミララスに当たってゴール右隅を襲いますが、4度めの決定機は守護神チェフが横っ飛びでCKに逃れます。59分にはチェルシーがチャンスを創り、右から中に切れ込んだアザールが決定的な左足シュート。かろうじてハワードがセーブしたこぼれ球を、イヴァノヴィッチが至近距離から強烈なボレー!しかしこれも、ハワードが胸で弾いてノーゴールです。エヴァートンの絶好調GKは、このままチェルシーを完封する勢いだったのですが…。
この後、チェルシーはF.トーレスとシュールレをつぎ込みますが、トーレスはシュートが不正確で、シュールレはうまくボールをもらえず。エヴァートンも若手のロス・バークリーとデュルフォーを入れるものの、ロス・バークリーはミスを連発し、デュルフォーは無理なドリブルをことごとくカットされます。3枚めのカード、マクギーティも攻撃にアクセントをもたらすことができず、双方勝負のカードは空振り。0-0のままスコアは動かず、チェルシーのプレミアリーグ首位キープは風前の灯です。このまま終わるかと思われた92分、チェルシーは左サイドでFKをゲット。キッカーはもちろん、フランク・ランパードです。
ゴールというものは、決まるときにはあっけなく決まるもの。ランパードのキックは、DFとGKの間を襲う危険な弾道でしたが、飛び込んだテリーの左足はわずかに届きません。しかし、この動きに惑わされたのか、ハワードがファンブルしたボールはまっすぐゴールへ!エヴァートン、痛恨のオウンゴール。すぐそこに見えていた勝ち点1は、倒れながら右に顔を上げたハワードの視線の先に消えていきました。
今日のチェルシーは、幸運でしたね。さすがのモウリーニョ監督も、エヴァートンのほうが決定機が多かったこの日の内容では、強気なことはいえないでしょう。アーセナルもマンチェスター・シティも勝ちましたが、勝ち点3を拾えたためにプレミアリーグ暫定首位の座を死守しました。マティッチは相変わらず安定感があり、アザールの仕掛けとウィリアンの運動量はまずまずでしたが、スランプ気味なオスカルが気がかりです。(ティム・ハワード 写真著作者/Jarrett Campbell)
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更新お疲れさまです
勝ち点3とれたのは嬉しいですが難しい試合でしたね(^^;
エバートンも良いプレーをみせていて強かったっていうのもありますが
守備には一定の強度があるのでやっぱり問題は攻撃の方ですね
オスカルはどこか痛めてたらしいですがそれにしてもここのところ低調でボールを失う場面が多いのが心配です
エトーは最近マシですがトーレスは相変わらずなので夏にルカク戻すだけかもしくは誰か獲ってくる事になりそうですね
チェルシーさん>
昨日のゲームは、素直に「エヴァートン、やるなぁ」です。昨季はダブルとはいえ、もともと、チェルシーは苦手な相手ですし、勝ち点3獲れて結果オーライですね。一部不調な選手はいましたが、監督も選手もベストを尽くしたと思います。