【Arsenal×WBA】エジル復調、ジルー好調。完封勝利のガナーズ、FAカップ制覇に向けて視界良好!
対戦相手のWBAは、ノリッジがチェルシーとアーセナルに連勝し、自分たちが3連敗しない限りはプレミアリーグからの降格はありません。当然、彼らに残留を争うクラブの必死さはなく、キックオフから間もなく、アーセナルがゲームのイニシアティブをとります。11分、右サイドからエジルがドリブルで中に侵入し、ポドルスキにラストパス。このこぼれをペナルティエリア外から狙ったカソルラの一発は、DFに当たってCK。これをカソルラがカーブをかけてニアに入れると、ジルーのヘッドはポストに当たってゴールイン!アーセナル、あっさり先制です。
このまま順調に攻撃を重ねる…と思いきや、20分を過ぎると、アーセナルは自陣からのフィードを奪われるシーンが目立ってきます。WBAのシュートが枠に飛ばず、致命的な状況にはならないものの、ウェンブリーでの大一番を控えるFAカップのファイナリストとしては気になるところ。一方、攻撃面では、やはりエジルの技術と判断は素晴らしい。右サイドで受けたエジルから中につながると、カソルラやジルーがいい形で前を向き、きわどいシーンが生まれます。28分、フラミニのミドルはDFが必死のスライディング。32分には、エジルのスルーパスで抜け出したポドルスキのグラウンダークロスを、カソルラが左隅を狙って蹴り込みますが、GKフォスターが手を伸ばしてセーブ。WBAも、エジルからボールを奪ったベラヒンがインフロントで巻いたシュートを放ちますが、これもゴールの上に外れ、1-0のまま時間が流れます。
41分には、アーセナルのカウンター発動。エジルから右を走るジルーへつながり、ジルーのパスを受けたカソルラがシュート。45分にも、左サイドからのジルーのクロスがこぼれたところをフラミニが強烈なミドル。アーセナルが終始主導権を握り、前半が終了します。
後半に入っても、アーセナルのポゼッション、WBAの速攻という構図はそのまま。60分、プレミアリーグ前節にジルーが決めたゴールを思い出させる、エジルの左からの絶品クロスがゴール前を横切りますが、今日のジルーは触れません。74分に相手のクリアミスからジルーがヘッドで落とし、フリーのエジルが右足で狙うと、うまく当たらずゴール左にアウト。76分、左サイドを突破したエジルのクロスは中とタイミングが合わず、小さくなったクリアがポドルスキの前に落ちると、ポドルスキの当たり損ねのシュートがポストを直撃。圧倒的に押していたアーセナルに結局、追加点は入らず。セットプレーしかないWBAの攻撃を、最後は安全運転で守りきり、1-0でゲームをたたみました。プレミアリーグのなかには目標がなく、モチベーションを維持するのが難しいガナーズでしたが、手堅く奪ったクリーンシートと、何度となくラストパスを通したエジルの完全復調は収穫だったのではないでしょうか。
今季、エミレーツでの最後のゲームを勝利で終えたアーセナル。来週のプレミアリーグ最終節、ノリッジ戦で調整を済ませれば、いよいよ5月17日にはタイトル獲得を賭けた最後の戦いです。ケガをしたと伝えられているラムジーの状況は気がかりですが、この日のメンバーでも充分でしょう。ケガ人が多く、厳しいシーズンでしたが、FAカップでぜひ有終の美を飾っていただきたいと思います。そういえば、ニューカッスルのFW、ロイク・レミーがなぜかスタンドにいたらしいですね。これは来季、もしかすると…。
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レミー…来るのか?
皆さんレミーってどうなんですか?
ジルーとフランス代表争ってるレベルですか?