【MAN.UTD×Chelsea】今季最高のマンチェスター・ユナイテッド、意地のゴールでチェルシーにドロー!
ジエゴ・コスタとロイク・レミーが負傷離脱のチェルシーと、ファルカオが直前でケガを負って、ルーニーが出場停止中のマンチェスター・ユナイテッド。ベストメンバーが組めなかったマイナスは、チェルシーのほうが大きかったのではないでしょうか。今季のプレミアリーグで脆さを露呈し続けているマンチェスター・ユナイテッドの守備ですが、それでも横からのクロスに対する耐久力はそこそこあり、ゴールマウスには左右のミドルシュートに滅法強いデ・ヘアがいます。彼らの失点で多いのは、ベラヒーノに決められた先週のWBA戦のようにラインの裏を突かれるか、開幕戦のキ・ソンヨンのようにMFの戻りの遅さを狙われ、バイタルエリアからフリーのシュートを許すパターン。DFとの駆け引きがうまく、裏に抜けるのが得意なジエゴ・コスタの不在が、チェルシーがマンチェスター・ユナイテッドを崩しきれなかった最大の理由だと思います。控えのFWを比べると、昨季のエトーとフェルナンド・トーレスのほうが、ファン・ハール監督にとっては嫌だったかもしれません。
一方のマンチェスター・ユナイテッドは、ルーニーとファルカオがいなかったことで、かえって戦い方が明確になったように思いました。3分に見せた、ロングクロスをファン・ペルシに合わせて、落としたボールをマタがディ・マリアにつないだ攻撃と、4分にヤヌザイが出したファン・ペルシへのスルーパスが、この日のホームチームのわかりやすい自己紹介。フェライニを起用して中盤の守備を固め、ファン・ペルシにボールを集めるサッカーは、ワールドカップのオランダ代表を思い出させます。22分、再度ヤヌザイが通したスルーパスで、ファン・ペルシがクルトワと1対1になったシーンは、ファン・ハール監督の作戦が実を結ぶ寸前でしたが、このゲームを負けずに終わらせた立役者のクルトワが見事なポジショニングでブロック。マンチェスター・ユナイテッドは貴重な先制点を挙げることはできませんでした。
チェルシーの前半最大のチャンスは41分。オスカルが縦パスから右に抜け出し、中央でラファエウのマークを外したドログバがフリーでシュートを放った攻撃こそ、後ろからの侵入者に弱いマンチェスター・ユナイテッドの弱点を突くひとつの形です。ドログバのシュートは悪くなかったものの、デ・ヘアが素晴らしい瞬発力で左に飛んでセーブ。前半を0-0で終えたのは、プレミアリーグ屈指の両GKの集中力と読みのなせる技だったと思います。
後半に入り、FKからつないだボールをフェライニがミドルレンジから狙うなど、先に攻撃を仕掛けたのはファン・ハール監督のチームでしたが、53分、ついにチェルシーが先制点を奪います。直前、ドログバとのワンツーからアザールがCBスモーリングを一瞬で抜き去り、デ・ヘアと1対1になったシーンこそチェルシーにゴールが与えられるべきでしたが、これもデ・ヘアのビッグセーブでCK。大ピンチを切り抜け、せっかく0-0のまま踏ん張ったマンチェスター・ユナイテッドは、ドログバのニアからのヘッドを防ぐことができませんでした。背番号11のマーカーをラファエウにしたのが、完全なミス。ドログバの打点の高い一撃に、不意を突かれたデ・ヘアもポストの脇にいたファン・ペルシも何もできませんでした。
1-0となってからは、神経戦。おもしろかったのは、両監督とも90分までに交代のカードを1枚しか切らなかったことです。勝っていたモウリーニョ監督は、オスカルをミケルに代えて守りを整備し、追いつきたいファン・ハール監督は、マタをジェームズ・ウィルソンにスイッチして、前線の拠点を増やします。2人がカードを最小限にとどめたのは、自軍の状態に手ごたえを感じており、バランスを崩したくなかったからではないでしょうか。
スコアが動かず、追加タイムに入る頃合いで、モウリーニョ監督はシュールレとズマを順次投入。時間を遣って、試合をたたみにかかります。このままプレミアリーグ首位が独走態勢を固めるかと思われた93分、ディ・マリアを後ろから引っかけたイヴァノヴィッチが2枚めのイエローで退場。チェルシーの最終ラインには、いくばくかの動揺があったのかもしれません。ディ・マリアがFKを蹴った瞬間、いちばん怖いフェライニに誰が着くのかが明確ではありませんでした。フリーに近い状態で放ったフェライニのヘッドはクルトワが弾きますが、こぼれ球をファン・ペルシが思い切り蹴り込み、ついに同点!勝利目前だったチェルシーは、今季2度めの勝ち点ロストで、2位のセインツに差を詰められてロンドンに帰ることになりました。
いや、おもしろかった!ホームで引き分けて喜んでいてはいけないのですが、ウィリアンやイヴァノヴィッチに再三ミドルを狙われながらも、プレミアリーグ最強クラブをセットプレーからの1点に抑え、クルトワをあれだけ慌てさせたのは収穫でした。来週のマンチェスターダービーには、ルーニーとファルカオが戻ってこられるでしょう。今日のゲームで得た自信と勢いをもって、昨季のチャンピオンに思い切りぶつかってもらえればと思います。
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確かにユナイテッドは今季最高のパフォーマンスを披露しましたね。選手は皆気合が入っていましたし今季勝ち点3を得た試合より数倍良かったと思いました。
まぁ、9節終了時では昨季のモイーズ以下の勝ち点ですが来週のシティ戦でも勝ち点をもぎ取れば乗っていけるんではないでしょうか。
相変わらずブリントが効いていましたね!セットプレーでの、弱さ、今回の様なマークのミスマッチに関してはファギーの頃から相変わらずですね>_<
ロホに関しては、全く信用出来ないです。又、左利き7人は偏り過ぎて、チェルシーに攻撃を読まれていました。ヤヌザイとディマリアがサイドをチェンジしてから少しはチェルシーの守備を慌てさせました。
ただ、まだまだチェルシーは格上ですね。
フェライニがコンディションが良くなってきたので、ラフプレーがあるので少しリスキーですが、CBへのコンバートは面白くないですか?
オープンな展開になる時間帯が多かったのと、ディマリアがこの試合では、クロッサーになっていた事に驚きました。崩せなかったというより、崩しに行く必要があまりないとモウリーニョが判断したように思います。
随分お喜びのようですが、相手が10人になってCKぐらいしか負けてる所がなくてもファギータイムを使ってようやく引き分けられるチームなんですか?ユナイテッドって?
トーレスなんか誰も怖がりませんよ。
もうトーレスの名前を出さないでください
トーレスはなにも長所ないですから
ファギーがいた頃のような同点弾でした。ユナイテッドらしさは多少復活しましたね。
ブリントがそろそろ過労死しそうな感じで…見てて辛いです。後半はだんだんガス切れ気味で。彼を助けてくれる選手を横に置いてあげて欲しいです。
チェルシーのイエローは7枚じゃないでしょうか?
それにしてももらいすぎですね(^_^;)
チェルシーのイエローは7枚じゃないでしょうか?
それにしてももらいすぎですね(笑)
無駄なイエローが多かったように思いますし、イバノビッチの2枚は特にかわいそうに思いました。
次節の右サイドバックはズマがやるんでしょうかね?
今日は、無失点でいってどこかで得点は取れるだろうという、強豪相手に対するチェルシーの思い通りの試合があと少しのところまで出来てたように感じたので、最後の失点は残念でなりません(~_~;)
クルトワもデヘアもすごかったですね!
ドログバの空中戦とポストプレーも強かったですし!
フェライニも良かったですけど、守備の時の手が出るのをどうにかしていただきたいです。
マタはチェルシー戦だからなのか、意外にも守備けっこうしてましたね(笑)
クルトワ デヘアが素晴らしかった!
GKで勝ち点を稼ぐって素敵です笑
ワードドカップになってますよ~><
※プレミアリーグ大好き!
アウェーでボコすからまあ見てなって。
本城さん>
そうですね。今季いちばんでした。来週、勝ち点ほしいですね。
汗かきスターさん>
斬新ですね。中盤の選手をCBにコンバートするのは、バルサの得意技ですよね。
Joeさん>
そうかもしれませんね。後ろを固めてしまえばゴールはやらなくてすむ、と思われていたかもしれません。結局、後半は崩せなかったのも事実です。
プレミアリーグ大好き!さん>
「収穫があった」「勝ち点を積めてよかった」というくらいで、そんなに喜んではないですね…。「相手が10人になった」恩恵はほとんどないですし、特段長い追加タイムでもなかったのではないかと思います。
リンパの生き字引さん>
チェルシーでは厳しかったのは確かですが、対戦相手側から見ると、要注意ではありました。
リバサポさん>このところ、終盤に点が入るようになりました。つい2試合前までは、63分以降のゴールはゼロでした。
モウさん>8枚出てましたね。おっしゃるとおり、GK観てるだけでも盛り上がる試合でした。
キーパーさん>
ですね!
aさん>ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。
あ さん>
マンチェスター・ユナイテッドがチェルシーを、とおっしゃってますよね?そうなったらうれしいですが。
モウさん>
あらためてプレミアリーグ公式を調べましたが、イエローカードは7枚でした。失礼しました。ありがとうございます。