【New Castle×MAN.UTD】ラスト1分、プレゼントゴールで勝ち点3のヒヤヒヤ・ユナイテッド!
ポゼッションをとり、フェライニを中心に攻撃を仕掛けるアウェイチームに対して、8分のニューカッスルのカウンターは、オベルタンから中に出れば危険なシーンになるところでした。15分、フェライニの最初のシュートからルーニーにつながり、ロホが絡んでエレーラがミドルを狙ったシーンはゴールの期待感充分です。21分のCKはフェライニが空中を制するも、味方につながらず。ひたすらカウンター狙いのニューカッスルに、マン・ユナイテッドはエヴァンスとスモーリング、SBひとりが残ってケアしており、シュートのない時間が続きます。
25分、オフサイドラインをかいくぐったルーニーが中央でフリーとなる絶好のチャンスは、GKクルルに詰められシュートミス。29分、コロッチーニのスリップを突いたディ・マリアのラストパスに、ルーニーはトラップからシュートを打てず、ボールはクルルの懐に収まります。ディ・マリアはまだ、勝手が違うプレミアリーグに苦しんでいるのでしょうか。パスミスが多く、攻撃は彼のところで止まります。43分、久しぶりに右サイドを突破したバレンシアのクロスからフェライニがヘディングシュートを放つと、1分後にはディ・マリアが不用意なパスをカットされてカウンターを喰らい、リヴィエールの足元に飛び込んだGKデ・ヘアが何とか手に当てます。ハーフタイムは0-0。これだけ引いてくる相手なら、正確なパスをフィードできるマタか、突破力のあるヤヌザイが効果的でしょう。彼らが入れば最初にピッチを去るのは背番号7、ディ・マリアのはずです。
ロホのバーすれすれのミドルで始まった後半。48分、右からのFKをコロッチーニがヘッドでコースを変えると、飛び込んだのはリヴィエール。決定的な右足のボレーにデ・ヘアがビッグセーブを見せ、ゴールを許しません。53分、ディ・マリアのクロスにオフサイドぎりぎりから抜けたどフリーのフェライニのシュートはクルルが弾き、落ちたところにいたアシュリー・ヤングも右足の一撃をクルルに阻まれます。58分、ファン・ハール監督の1枚めはやはりディ・マリアをヤヌザイ。マンチェスター・ユナイテッドはしきりに最終ラインの裏を狙うものの、ルーニーが副審のフラッグに天を仰ぐシーンが続きます。
64分、ついにこの日がやってきました。がんを克服し、厳しいリハビリに耐えたホナス・グティエレス復活!プレミアリーグ全体が待ちわびたシーンといっていいでしょう。大合唱のニューカッスル・サポーター。マンチェスター・ユナイテッドにとっては、やりにくい空気がスタジアムを支配しています。入って3分、グティエレスがヤヌザイを引っかけてイエローをもらうと、セント・ジェームズ・パークは大ブーイング。勢いがついたニューカッスルは、67分、決定的なチャンスを迎えます。カウンターに残っていたのはエヴァンスひとり。途中出場のペレスとシセが2対1の形となり、CBを引きつけたペレスがシセに流すも、デ・ヘアの前で焦ったシセはシュートを左に外します。残り20分、未だ0-0。ファン・ハール監督に、さらなる打ち手はあるのでしょうか。
74分、アシュリー・ヤングのクロスを狙ったルーニーのヘッドはクルルがセーブ。ピッチの脇で黙々とアップを続けていたマタが登場したのは、80分を過ぎてからでした。遅すぎないか、ファン・ハール監督。フェライニを下げて大丈夫なのか。しかし、マンチェスター・ユナイテッドと新指揮官は幸運でした。89分、ペナルティエリア内でルーニーに詰められてたまらず出したアベイドのバックパスは厳しすぎ、慌てて右に出したクルルのパスは、あろうことかアシュリー・ヤングへ。この日最高にイージーなシュートをアシュリー・ヤングが確実に沈め、ついに均衡が破れました。
これで終わらないのがマンチェスター・ユナイテッド。直後にシソコのクロスをシセに完璧に合わせられ、あわや同点というシーンを迎えるものの、出ましたデ・ヘア。またもチームの勝ち点を救う、決勝ゴールに等しい横っ飛びビッグセーブ!ニューカッスルの反撃をしのいだマンチェスター・ユナイテッドが、プレミアリーグ上位との連戦直前となる大事なゲームを何とかものにしました。
「アウェイでからきし」「前半低調」「シュートが決められない」という3大モヤモヤは今日も解消しませんでした。いつまで続くのか、ファン・ハール監督の試行錯誤。次戦はトッテナム、その次はリヴァプール。直接のライバル相手に、もう実験をしている余裕はありません。
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