【Tottenham×MAN.CITY】ジャッジに泣いたマン・シティ…エースが決めたトッテナムが4発圧勝!
5分、ロリスがたまにやるミスキックは、スターリングのトラップがハンド。中盤の底に「ナンドとジーニョ」を置き、ヤヤ・トゥレがいつもより前にポジションを取っているマン・シティの組み立てはスムーズです。8分のデブライネのミドルはゴールの左。後ろからのボールに走るハリー・ケインの動きには鋭さがなく、縦1本ならラメラとソン・フンミンのほうが期待できそうです。
18分、ハーフライン付近にいたフェルナンジーニョの速いフィードからアグエロが狙うも、アルデルヴァイレルトがコースを切っており、CKに逃れたロリスには余裕があります。トッテナムの攻撃が再三オフサイドにかかるのは、マン・シティの最終ラインが統制が取れている状況証拠でしょう。25分、マンチェスター・シティの自陣からのカウンターが炸裂します。ドリブルでハーフラインを越えたヤヤ・トゥレのスルーパスでデブライネがフリー。ロリスをよく見て放ったシュートは、わずかに指先に触れたものの左隅に吸い込まれ、トッテナムが1点を追いかける展開になります。
ソン・フンミンのミドルをカバジェロが抑えた後、マン・シティは右からのクロスをファーで受けたスターリングが中に回り込んで右足シュート。これも決定的でしたが、ロリスが弾いて2点めはなりません。33分、オタメンディのトラップミスを突いたハリー・ケインは、フリーの態勢ながらシュートを巻いて左に外してしまいます。41分、カイル・ウォーカーが前線に出した正確なボールがラメラへ。シュートはDFに当たり、フォローしたハリー・ケインの2発めはカバジェロのセーブに阻まれます。すると45分、トッテナムに同点弾です。右から走ったカイル・ウォーカーは明らかにオフサイドでしたが笛は鳴らず、ゴール前に出たグラウンダ―に飛び込んだソン・フンミンのプッシュはGKがストップ。直後、ペナルティエリア外でデブライネのミスパスを拾い、丁寧なミドルをポストの内側に当てて決めたのはエリック・ダイアーでした。マン・シティにとっては不運な同点劇。トッテナムとしては、最高の時間のゴールです。
後半、最初のシュートはヤヤ・トゥレ。48分に右から打ったアグエロのシュートはフェルトンゲンがブロック。トッテナムの勝ち越しゴールは、右サイドからのラメラのFKからでした。カバジェロが中途半端に出てしまい、無人となったゴールにヘッドを流し込んだのはアルデルヴァイレルト!ペジェグリーニ監督は、56分にヤヤを下げてヘスス・ナバスを投入。デブライネが中に入る布陣にスイッチします。しかし61分、ついにこの瞬間が来ました。ラメラがつかんだFKのチャンスは正面やや右。エリクセンの素晴らしいシュートがバーに当たると、落下点にいたのはハリー・ケインでした。ボレーが左隅に吸い込まれると、ホワイト・ハート・レインに絶叫がこだまします。エリクセンがキックした瞬間、デブライネがわずかにポジションを上げてハリー・ケインを意図的にオフサイドにしていたのですが、アクションが大きければラインズマンに見てもらえたかもしれません。3-1、マン・シティには厳しい展開になりました。
70分、フェルナンジーニョに代わってナスリが入り、アウェイチームの猛攻、ホームチームはカウンター。CKからのソン・フンミンの4点めはオフサイドでノーゴール。ストライカーがベンチにいないプレミアリーグ首位チームに、展開を変えるほどのオプションはありません。78分、トッテナムが試合を決めました。直前にソン・フンミンとチェンジしたばかりのヌジエが、アルデルヴァイレルトからの好フィードを受けて右からアーリークロス。デミチェリスの裏に入り、カバジェロを冷静にかわしたラメラがガラ空きのゴールに流し込んでゲームオーバーです。86分、アグエロが下がり、18歳のパトリック・ロバーツが入ったのは、将棋でいうところの「形づくり」でしょう。ジャッジに泣いたマンチェスター・シティが、今季プレミアリーグ2回めの敗戦を喫しました。
マン・シティサポーターには憤懣やるかたないゲームだったかもしれませんが、微妙な判定の後に集中力を欠いてしまったのはいただけませんでした。また、スパーズが勝利に値しなかったかといえば、決してそうではありません。アルデルヴァイレルトをはじめ、ペナルティエリア内で決定的なフィニッシュを許さなかった守備陣は称賛すべきで、セットプレーのクオリティの高さが2つのゴールを呼び込みました。昨季はスペインで完璧だったオタメンディも、「プレミアリーグ屈指の」という言葉がふさわしくなるまでにはもう少し時間がかかりそうです。マンチェスター・シティの開幕5連勝で独走かといわれていたシーズンも、トッテナムと首位の間には3勝ち点差しかなくなりました。大方の予想通り、今季のプレミアリーグは大混戦です。
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スパーズはディフェンスが本当に良くなりましたね。あんなにボコボコ失点してたチームがリーグ最少失点なんて…
最大の要因はダイアーのコンバートが上手くいったことですかね。21歳にして速い、タックルはうまい、散らせるわと既にリーグトップクラスの守備的mfになってますし末恐ろしいですね。
スパーズの一点がなければ何か変わってたと思いたいですが
ずっと押され続けてそのうち点が入りそうな気はしてました
本当にシティが負けユナイテッドが勝ち1位になりましたね
ここがシティの踏ん張りどころでしょう
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正直一つ目の誤審が無ければ、このような結果にはならなかったと思います。それまではシティが試合をコントロールしていたので。
2つもオフサイドの見逃しがあれば勝てるわけがありません。例えバルセロナであろうがレアルマドリードであろうが…しかもCLなどの国際大会をよく担当するクラッテンバーグの審判団がこのような酷い誤審を2回もするなんてありません。
今季の審判団は、ベンテケのゴールといい、この前のコスタといいミスジャッチをし過ぎです。早く映像判定を導入して欲しいです。
なんなんですかね今年の審判は
シティが不調だったとはいえこの負け方に納得できるわけないですよ
お初です
この試合はトゥレの安易なボールロストが気になりました。アシストは見事でしたがチームが勢いに乗れない一因だったかと思います。
審判の判定にも不服ですがチームとしてユーベ戦並みのパスミスの多さを修正し復調して欲しいですね。
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スパーズ最高!
スパーズのオフばかり言われてますがシティの先制ゴールも正直オフっぽく怪しい
これはシティサポも認めています。
更にはラメラへのデミチェリスのファウル
なぜイエローは出なかったのでしょう?
出てれば彼はピッチから去ってしましたよ
おそらくスパーズの1点目の帳尻の可能性もありますね。
まぁだからといって実力で勝ったかと言えばそこまで浮かれませんが、守備が改善されたのはホント素晴らしい
互いの事が理解できておりやりやすそうなトビー&ヤン、あとは懸念されてたポジションのDHをここまでダイアーがうまくこなせていること、しかもこの3人はフィードのレベルも高いので自陣深いとこから攻撃を組み立てれるのが強みですね。
チーム全体にもポチェの戦術が浸透しており全員プレスが早い&それを終盤まで続けられる。
スタートはつまづきましたがこれから楽しみです。
更新おつかれさまですっ!
先週のチェルシー×アーセナルのように「たられば」で考えてしまうゲームは、なんとも後味が悪いですね、熱いゲームを期待するファンにとっては、やはり何か改善してもらいたいと期待します。
管理人さんが危惧されていたようにコンパニ不在時のシティーはなかなかに脆いですね。オタメが加入して間もない事もありますが付け入る隙がやはりあるようです。とはいえ酷いジャッジでしたね。アーセナルチェルシー戦のように審判が壊した試合とまでは言えませんがフットボールファンとしては残念なジャッジでした。
またビッグゲームがジャッジで壊されましたね。
早急な対応をしていただきたいものです。
審判の判定にシティサイドからすれば厳しいモノがありましたが
それよりもシティが重視すべきなのは
いかにコンパ二とシルバ頼みのチームであったかという事実の方でしょう
誤審が無ければ、という声が散見されますが
仮に不服の無いジャッジングが行われたとしても昨日のシティに負ける絵は浮かびません
昨日のアグエロに期待が持てなかっただろうし、スターリングはあのメンツの中に入るには
まだ物足りなさが目立ったように思います
スパーズは若手に光が見えました
アリとエンジーは出場機会を与えれば伸びるように思います
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誤審に憤っているみなさま>
3点めのハリー・ケインは、デブライネのプレイのタイミングが微妙だったので審判も両方みるのが大変だったと思いますが、1点めはラインズマンの真ん前、映像でみても明らかなオフサイドだったので、お気持ちお察しします。やられたのがマンチェスター・ユナイテッドであれば、私もブログを書く前に、ビールを1本と深呼吸が必要だったのではないかと思います。審判のレベル向上を求める気持ちは、私も同じです。「明日は我が身」でもありますので。
しかしながら、先日のチェルシーVSアーセナルと同様に「試合を壊した」とまでいうのは、いささか感情的に過ぎるのではないかとも思います。マンチェスター・シティの失点の直接的な原因は、ジャッジそのものではなく、集中力を欠いたデブライネのクリアミスです。マンチェスター・シティは「誤審に勝たなければいけなかった」のだと思います。
私は、昔よりも誤審自体は減ったのだと思っています。1990年代までは、「ホームタウンディシジョン」という言葉がまかり通っており、微妙な判定はホーム有利に吹かれるというのが半ば常識でした。現在は、そこまでのジャッジはなくなっており、フラットに判定されるようになりました。そんななかで誤審が増えているように感じるのは、選手のスピードが上がり、ジャッジの難易度が上がっているとともに、さまざまな角度から映像を撮っているため「より見えるようになったから」でもあると思います。
誤審は容認されるべきものではないとは思いますが、「ホームタウンディシジョンの時代のサッカーはつまらなかったか」といえば、おもしろさは今も昔も変わらず、だから私は今でもサッカーファンでい続けています。マンチェスター・シティには不利なジャッジが多かったゲームでしたが、サッカーを愉しむためにも、レフェリングの話をしたら、その10倍素晴らしいプレイの話をしたいと思っています。みなさまが、腹立たしい思いで誤審を語る気持ちはわかりますので、誹謗中傷でない限りは自由に語っていただければと思いますが、本ブログでは、「映像を見るとこうだった」といった事実には触れつつ、「審判の判定を是とする」ことを基本として、それぞれのゲームのおもしろさを中心に語っていくことをご理解いただければ幸いです。
cocoさん>
アルデルヴァイレルトはいいお買い物でしたね。ダイアーを上げたポチェッティーノ監督の慧眼が、守備のレベルを一段上げています。
シティさぽさん>
2点めが痛かったですね。アグエロのエンジンが温まっておらず、FWの控えがいないなか、リードされると苦しいです。
あああさん>
映像判定導入には賛成です。ぜひお願いしたいですね。
SA10さん>
多かったですね、パスミス。チャンピオンズリーグでは、より集中力を高めて臨まないと不調のボルシアMGやセビージャ相手に苦しむでしょうね。
プレミアリーグ大好き!さん>
その瞬間は体が前に出ており、微妙ではありましたが、「微妙ではあった」ということだと思います。
グローリーグローリーさん>
今までのコンパニの素晴らしさが際立ったゲームでした。オタメンディは、慣れれば相当やってくれるはずですが…。
スパーズ推しさん>
スターリングは、昨日は今ひとつですが、いいときは立派に強豪マン・シティの一員になっています。いかにコンスタントに力を発揮できるかですね。マン・シティが1点しか奪えなかったのは事実で、トッテナムがいいサッカーをして勝ったという事実はリスペクトされるべきだと思います。
主さんはいつも中立的なコメントで頭が下がります。サポーターの方から見れば、チームがひどい負け方をした時は愚痴の一つでもこぼしたくなるのでしょうが、このブログでストレス発散しなくても・・・
プレミアリーグ大好き!さん>
ありがとうございます。TVで見ると、あまりに明確なオフサイドだったので、ファンの方は怒ってらっしゃるのでしょう。ペジェグリーニさんが「審判の間違えは起こりうること」とオトナなコメントを残しているので、ボスの言葉に免じて、振り上げたこぶしを下ろしていただけれればと祈っています。