【Everton×MAN.UTD】エレーラの活躍と超絶デ・ヘアでマン・ユナイテッドが3発快勝!
13分、ルカクのFKは壁がブロック。しばらく攻めあぐんでいたマン・ユナイテッドでしたが、シュヴァインシュタイガー、ルーニーとつながってエレーラがミドルを放った17分の攻撃は可能性を感じさせました。直後のCKはショートコーナー。マタのクロスのこぼれ球をロホが左に展開し、スモーリングが胸で落としたところにいたのはシュナイデルラン。右足のコントロールショットは右のサイドネットに吸い込まれ、アウェイチームがすんなり先制です。21分、バスティのパスを受けようとしたマルシアルがつぶされ、後ろにいたのはロホ。左からのクロスは絶品、エレーラの頭にドンピシャでした。あっという間の0-2。9月のプレミアリーグを3連勝で走り抜けた好調チーム同士の対決は、思いのほか点差が広がってしまいました。
それにしても、ルーニーがブレーキです。マンチェスター・ユナイテッドのパスワークは、背番号10のミスで止まるシーンが目立ちます。しかし42分、オフサイドをかいくぐったルーニーが右から完全に抜け出し、中央に走り込んだマルシアルにラストパス。絶好のチャンスは、マルシアルのシュートがコールマンの手にに当たり、GKハワードの懐に収まります。前半終了間際にロス・バークリーが角度のないところから放ったシュートは、デ・ヘアがセーブ。2点め以降、自陣でのボールロストが目立ったマンチェスター・ユナイテッドの守備陣は、何とか45分をゼロで抑えきりました。
ロベルト・マルティネス監督のネイスミスをコネはわかるのですが、ファン・ハール監督がマタをリンガードに代えたのは、守備の不安をつぶしにいったのでしょうか。50分にロホのミスパスからコネに突破され、ファーにクロスを通されたピンチはロス・バークリーの空振りに助けられました。53分、アーロン・レノンのグラウンダーをボレーで合わせたルカクの一撃はデ・ヘアが左足を伸ばしてビッグセーブ!マン・ユナイテッドは耐える時間が続きます。62分、攻めていたエヴァートンが致命的なミスを犯してしまいました。ジャギエルカのパスをシュナイデルランがインターセプト。これをすぐさまエレーラに展開すると、縦パスから完全なる1対1になったのはルーニーでした。ハワードの動きをみたキャプテンの右足インフロントは文句なし。0-3としたマンチェスター・ユナイテッドは、後は安全に畳むだけです。
69分、マルシアルのパスに走ったルーニー2回めの1対1は、コースを塞いだハワードの勝ち。74分には恒例のセントラルMFローテーション、バスティをキャリックにチェンジです。77分、リンガードのクロスはエレーラの手前でジョン・ストーンズに阻まれましたが、今季プレミアリーグ初登場の22歳はよくやっています。エレーラをフェライニに代え、怖い怖いロス・バークリーに決めさせなかったマンチェスター・ユナイテッドが3発快勝。アーセナルに完敗した直後だっただけに、大きな勝利です。
やはり、シュナイデルランとシュヴァインシュタイガーは素晴らしい補強だったと思います。そしてまた、ピンチの連続だった後半に1本も許さなかったデ・ヘアが最高でした。ルーニーは本調子にはまだまだですが、最終ラインとの駆け引きや、オフサイドにかからないクレバーな動きはさすがです。エレーラが結果を出してくれたのも、今後のプレミアリーグのタイトなスケジュールを考えれば大きな収穫でしょう。次戦は、モスクワでのチャンピオンズリーグ。ここを勝てば、グループステージ突破が見えてきます。ようやく「らしい」シュートを決めたルーニーと、コールマンを子ども扱いしたマルシアルの大爆発に期待したいと思います。がんばってください!(モルガン・シュナイデルラン 写真著作者/Matt Janzer)
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今日はブレーキがルーニーだけでもう1人のブレーキだったメフィスがベンチに。不調の選手を1人減らしただけでこれだけのクオリティーが出せるのが分かって良かったです。メフィスにはこれからまた頑張ってもらい、早く慣れてほしいですね。試合はとても良い形と勝ち方でした。速攻あり、崩しあり、クロスあり。パターンの多彩な攻撃とパスワークを今後も続けていってほしいです。もうひとつ。LVGは久々にリンガードのようなユース出してくれましだが、柔軟なメンバー構成と選手交代を祈り、アーセナル戦のような疲労困憊で選手達が試合を迎えることがないようにしてほしいです。
MUFC-7さん>
ずいぶんカウンターがうまくなりました。シュナイデルランが攻撃に絡んでくれるようになると、バリエーションが増えていいですね。バスティとキャリックの仕切りは安心して見ていられます。