【Newcastle×Liverpool】厳しいプレスとカウンターで、ニューカッスルがレッズに快勝!
トップにベンテケ、中盤にはフィルミーノ、ジョー・アレン、ミルナー、ジョーダン・アイブ、ルーカス。立ち上がりのリヴァプールはよく走っており、早々にペースをつかみます。しかし最初のCK3連発は実らず、10分を過ぎるとニューカッスルが落ち着き、中盤でせめぎ合う展開へ。22分のCKで、ジョー・アレンが落としたボールをゴール正面にいたベンテケがプッシュしますが、GKエリオットを気にした一撃はバーの上に舞ってしまいます。ジョーダン・アイブとアルベルト・モレノこそ左右から仕掛けているものの、リヴァプ―ルはいつになく積極性に欠けており、相手の嫌なところにパスを出せるエムレ・ジャン不在の影響が色濃く漂っています。
クロップ体制になってから、カウンターでゴール前まで持っていかれることはほとんどなかったのですが、38分、コロッチーニからシセにつながり、ドリブルにはシュクルテルが対応。やられるかと思われたシーンでしたが、最後はデヤン・ロブレンが裏をカバー。1分後にもホームチームがチャンスをつかみ、右からのクロスを叩いたムベンバのヘッドは惜しくもクロスバーの上でした。フィルミーノ、ミルナー、ジョーダン・アイブにシュートはなく、両チームのサポーターが湧くシーンがほとんどなかったゲームは、後半勝負。ララナ、オリギ、ヘンダーソン、スタリッジを手元に置いているクロップ監督が、いつ誰を投入するのかに注目です。
47分、敵陣でのインターセプトからムベンバを中心とした中央突破。クロップ監督のお家芸であるフルスロットルのショートカウンターを仕掛けているのはニューカッスルのほうです。52分、ジョーダン・アイブ、フィルミーノと右サイドでつながったボールを受け、中央からダイレクトで狙ったジョー・アレンのシュートはうまく当たりません。
62分、クロップ監督は空回りしていたベンテケとフィルミーノを下げて、ララナとスタリッジを投入。中盤の攻防は、デ・ヨンクとワイナルドゥムがアグレッシブなニューカッスルに分があります。69分、先制はやはりニューカッスルでした。右からのクロスがワイナルドゥムに入った際に、ナサニエル・クラインとシュクルテルのチェックが曖昧だったことが失点につながります。右に回り込んだワイナルドゥムのシュートに、デヤン・ロブレンのタックルは届かず、シュクルテルに当たったボールがミニョレの逆をついてゴールイン。クロップ監督は、ジョーダン・アイブをオリギにスイッチ。74分、ララナの見事なスルーパスに抜けたスタリッジは、右足で放ったクロスのシュートを左に外してしまいました。
反撃が期待されたリヴァプールに、今日はいいところがありませんでした。前線からのプレスを執拗に仕掛けるニューカッスルのペースは落ちず、レッズはパスミスが目立ちます。唯一の希望だったCKからのデヤン・ロブレンのヘッドは枠に収まらず、追加タイムに入った93分、ワイナルドゥムが勝負を決めました。右から持ち込んだシソコは、逆サイドで背番号5がフリーになっているのをよく見ていました。ナサニエル・クラインが自由にしてしまったワイナルドゥムは、完璧なラストパスを右足のインサイドで流し込みます。クロップ監督がめざすサッカーを忠実にトレースしていたのは、レッズの選手たちではなくシソコ、アニータ、ワイナルドゥムでした。
アーセナル以外、昨季プレミアリーグのTOP6が勝てなかった週末、差を詰めるチャンスだったレッズは、崩れたほうに仲間入りしてしまいました。ミッドウィークに休ませたフィルミーノ、ミルナー、ベンテケのプレイの精度が低く、効果的に動けなかったのはクロップ監督にとって大きな誤算だったでしょう。好調のララナが頭からいれば、リヴァプールは違うゲーム展開に持ち込めたかもしれません。キャピタルワンカップのセインツ戦が素晴らしかっただけに、今日の出来は余計に残念でした。(ジョルジニオ・ワイナルドゥム 写真著作者/Kathi Rudminat)
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残念な試合でした。前半が全てでした。ニューカッスルに勢いがついちゃいましたね。スウォンジー戦と同じくフィルミーノとベンテケのコンビは良くないですね。また、フィルミーノはコウチーニョがいないと消えてしまいますね。あとはルーカスが疲れがたまってきているのか最近動きが遅い気がします。今回はヘンダーソンあるいはミルナーを中にしてもよかったのかなと思いました。スウォンジー戦(勝ちましたが)や今日の試合を見ると、いい試合の後に負けてしまう前のリヴァプールを見ているようでした。やはりまだ時間がかかるのかなと思いました。今日勝っていたら期待したんですけどね。
更新ご苦労様です。
私も前半の出来が全てだったと思います。あとアイブのボール持ちすぎかなと思いました。
中盤はルーカス&アレンの組み合わせは、今ひとつですね。チャンの方がいると良いかなと思いました。後ベンテケとフィルミーノの組み合わせは結果が出ないですね。
このゲーム勝てればと思いましたが、ころっと負けてしまうあたりが、なんだかんだ言われるユナイテッドやスパーズ(彼らは負けない)差なんでしょうね。ELシオン戦に期待します!
昨季からの問題なんですがコウチーニョかララーナがいないと前線から降りてきてボールを運んでくれる選手がいないので高い位置でボールが回らないですね。
ニューカッスルはCBにプレスをかけないでルーカスアレンを徹底マークしていてフィルミーノも降りてこないから中のマークもズレず、サイド攻撃が多くなっていたけど、アイブがことごとくチャンスを潰していて酷かったです。
そのアイブを長く引っ張ったことが敗因だと思います。クロップの采配ミスですね。
ボランチが絡めてなかったのでハーフタイムにミルナーを1列下げてスリーセンターにしても良かったかなと思います。
コウチーニョは勿論、思っていた以上にジャンやララーナの存在は大きかったようです…
特にジャンはいい時と悪い時との差が大きく、いなくてもなんとかなるだろうと思ってましたが、あのフィジカルをいかした守備、前へのドリブルは今回の中盤3人にはできない大きな武器でした。
ジャン、ミルナーは開幕から出場機会が多く、ボクシングデーで極端に調子を崩したり怪我したりしてはいけないので、ヘンダーソンの故障は慢性的なようで心配ですが、コウチーニョの復帰が遅れている今、リバプールの心臓としてスタメンに出て欲しいです。
ルタレックさん>
フィルミーノは、ベンテケとのコンビというより、サイドにいる時間が長いと活きないという印象でした。ルーカスは、疲れているかもしれないですね。
mackiさん>
ジョーダン・アイブは、セルフィッシュなプレイが多かったですね。エムレ・ジャンの前への推進力は、今のレッズには重要なのだなとあらためて感じました。
名無しさん>
後半頭からララナ&ヘンダーソン投入でもいいのでは?と思いながら観ていました。厳しい選手を引っ張り過ぎて、後手に回った感がありますね。
プレミアリーグ大好き!さん>
そろそろヘンダーソンのフルスロットルも観たいですね。慢性的にかかとの痛みを抱えているので、大事に使っているのだと思われますが。