【Watford×Liverpool】またもGKのミス…完敗リヴァプ―ルは3試合勝利なし!
ボールを持っている時間は、圧倒的にリヴァプールのほうが長いのですが、サコやルーカス、ヘンダーソンから楔のパスが入った後が続きません。サイドに張ったナサニエル・クラインやアルベルト・モレノにボールが出ても、周囲の選手の動き出しが遅いため、後ろに戻すか前につなごうとしたボールがつかまるかで、ペナルティエリアにボールが届きません。すると15分、ワトフォードが縦パス1本であっさり追加点を決めてしまいます。ディーニーのパスに反応したのは、絶対的エースのイガロ。シュクルテルは彼を止めることができず、右からの角度のないシュートにボグダーンのポジションはファーを空けすぎでした。
ボグダーンは、この後もパンチをルーカスに当ててピンチを招くなど、チームの足を引っ張るプレイを連発してしまいました。41分にはシュクルテルが痛んでベンチに下がり、クロップ監督は2点を取り返すべく、オリギを投入してルーカスをCBにコンバートします。前半のレッズのシュートはわずか2本。終了間際にコウチーニョが狙ったシュート以外に盛り上がるシーンがない低調ぶりです。この2-0をひっくり返すのは、至難の業でしょう。ワトフォードは、イガロとディーニーだけでも危険なカウンターを仕掛けてきます。
クロップ監督に気合いを注入されたのでしょうか。後半に入ると、リヴァプールは本格的に反撃開始。ララナ、コウチーニョ、アルベルト・モレノがシュートを連発し、48分には縦に突破したオリギがDFを引き連れながらフィニッシュに持ち込みます。チャンスは増えたレッズですが、ひとたびボールを奪われると、相変わらずイガロには悩まされています。58分にはゴールライン際でナサニエル・クラインが簡単にかわされ、イガロのラストパスに中で触れば1点というピンチを招き、61分にもサコがバランスを失って倒れた脇を抜かれてGKと1対1。ここはボグダーンがビッグセーブで左に弾き出し、勝利への望みをつなぎます。
66分、コウチーニョのロングフィードを受け、右からヘンダーソンが放ったシュートはGKゴメスがファインセーブ。ようやく手にしたチャンスをレッズは活かせません。73分、クロップ監督が2枚代えで勝負。機能していなかったフィルミーノとララナを諦め、ベンテケとジョーダン・アイブです。77分、左に流れたオリギの折り返しをトラップしたジョーダン・アイブは右のナサニエル・クラインへ。クロスはブロックされるも、これを拾ったジョーダン・アイブが後ろのヘンダーソンに落とすと、コースを狙った一撃はブリトスがヘッドで枠から逸らします。勝負が決したのは、85分でした。ディーニーからイガロにつながったボールが途中出場のベーラミに渡ると、右サイドからのクロスはフリーになっていたイガロにぴったり。叩きつけたヘディングは、ボグダーンが触れるシュートではありません。3-0、リヴァプールは何もできず、敵地ヴィカレージ・ロードを後にすることになりました。
プレミアリーグで3試合連続勝利なしとなったレッズは、クロップ監督就任以来最悪の出来だったのではないでしょうか。運動量が豊富なミルナーとジョーダン・アイブをスターターから欠いたとはいえ、中盤で囲んでボールを奪うクロップサッカーらしい姿は影をひそめ、淡泊なプレイに終始してしまいました。一方で、ワトフォードのディフェンスがよかったことも見逃せません。後半開始から20分、リヴァプールがラッシュをかけてきた時間帯に、危険なシュートコースを切ってGKゴメスを助けたDF陣の冷静な対応がなく、簡単に失点していれば、勢いがついたレッズに同点を許し、さらには…といった展開もあったのではないかと思います。尽きない「たら・れば」はありつつも、85分の美しい3点めを見せられれば、今日の勝者はワトフォードだったという一点は揺るぎません。
GKのミスにより狂ったゲームプランを、元のシナリオに乗せることができずに終わったレッズにとっては残念な試合でした。今はまだゲーゲンプレッシングをインストールしている最中で、クロップ監督が勝負をかけるのは来年以降ということになるのかもしれませんが、彼らの補強の最優先ポジションは、2試合連続でネックとなったGKであることは間違いありません。
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更新ご苦労様です。
このゲームはまずワトフォードを褒めたいです。素晴らしかったです。
翻ってレッズは今季最悪ゲームに挙げられても文句はないでしょうね。ボルトン時代のボグダンはあまり覚えてませんが、こんなに酷かったかな、、、と思う次第です。1週間時間があってのこの結果は残念でしたが今は構築中と考えたいですが、、、うーんこの負けはいただけないですね、、、。あとGK補強は必須とわかったのが収穫でしょうかね。
もうこのような負け方には慣れてしまいました。トップチームに最高のゲームをしたかと思えば下位相手にあっさり負ける。やはりレッズのこのような悪い癖を本格的に直すのは来季からのようですね。ちょっと言葉はきつくなりますがGKはミニョレもボグダンも獲得する前から素人でもダメだと分かっているのになぜとったのかわからないです。スカウトは何やってるのかわからないです。
今年のスカッドでトップ4は期待してませんのでこんなもんでしょう。フィルミーノのパスセンスを活かすためのスペースと前線のスピードともに足りず、10番が多すぎます。1人は売るかコンバートしないと。スターリングはキープレーヤーでした。出すならオリジ、アイブ、マルコビッチの若手ウィングストライカーの成長を1年は待つべきでしたね。あとストライカーとして能力は低いですが、優秀なポストプレイヤーのランバートの見切りも早すぎです。ボリーニとバロテッリの買い手つくのが遅すぎたのが原因でしょうけど。
ロジャースはやりくりが上手かっただけに長期ビジョンが全く見えず、モチベート力がなかったので今の方がまだ希望があります。ベンテケと前線の連携強化でポストプレイの幅を広げ、ウィング2枚かイングスとセンターハーフ育成とディフェンスラインの大手術をクロップに期待しています。よーするに今はほぼ全部ダメで2年後からが勝負です!こんくらいは待たないと何も変わりません。気長に行きます。
いつも楽しく拝見させて頂いています。
初コメ失礼します。
最初の失点はクロップもコメントしてる通り、キャッチミスしてしまいましたが、落としたあとにきちんと掴んでおりアケがpushした時点でファウルだったかと思います。
あのgoalが認められてレッズはずるずると悪い時のパターンにはまってしまいましたね、残念です……。
更新お疲れ様です。
完敗ですね。
マン・シティ、セインツに勝って、このまま常勝街道まっしぐらとの期待は虫が良すぎたのでしょう。
我々、ファンもクロップ監督が就任してまだ3ヶ月と今一度兜の緒を締め直さなければいけません。
直近2試合から、まずはディフェンスと再認識できたことをよかったと思うべきです。
GK、CB、SBの補強は最優先です。
また、攻撃は引いた相手やロングボールを多用するチームに対するプランBの構築が急がれますね。
試合の入り方に失敗すると、とたんに攻撃が単調になり落ち着かなくなるのは、ロジャース時代から何も変わっていません。
ここはぜひ外野は過剰に騒がず、クロップ監督を中心に改善していくチームを見守っていきたいと思います。
まだまだ道のりは長いですね。
ワトフォードは素晴らしかったですね。アケも活躍してるようでなにより。
しかし、リバプールはGKとCBの補強が必須ですね。後ろの安心感が欲しい。
あとは引いた相手を攻略するために、楔のパスを送れるパサーが欲しいですね。チャンはサイドに散らせはしますが、引いた相手のスキを見つけて縦パスを出せるようなタイプでないので、スピードアップが出来ないのは厳しいかなと。
非常にショックな敗戦でした。消化するのに月曜日まるまる使っちゃいましたよ。
シティ戦のようなプレッシングが全く見られませんでしたね。疲れてるのかな?
それとも、クロップ就任時の気持ちがもう無くなって元に戻ってるのか。
前線からのプレスが無い、ベンテケいないと前でボールが収まらない、シュートまでもっていけない。
セットプレーになると毎回入っちゃうんじゃないかとドキドキ不安になります。
良い位置からのFKで、やばそうだなぁと思ったら、に3本に1本くらい決められてんじゃないかと。
先週も今週もサクっ勝ってレスター戦を大一番にしたかったんですが、全然甘かったです。
クロップさんたのむよー!