【Watford×MAN.CITY】残り10分からの連発!マンチェスター・シティが逆転で難敵を下す!
しかし、19分のデブライネの強烈なミドルを合図に、マン・シティがようやくペースを握り始めます。28分、ダヴィド・シルヴァが右から持ち込み、最前線に飛び出したフェルナンジーニョに打たせた決定機は、GKが弾いたこぼれ球に詰めたスターリングのシュートが大きくアウト。直後に左から放ったアグエロのシュートは左に切れ、コラロフのミドルもバーの上に消えていきます。33分、アグエロが右サイドに流れ、デブライネにつないだシーンは、ダヴィド・シルヴァのシュートが左に逸れていきます。ワトフォードは足元へのパスが多くなり、ミスを突かれてマン・シティの速攻に最終ラインが耐える展開となりました。
40分、ホームチームが久しぶりにつかんだチャンスも、フラドのクロスが流れてシュートは打てません。前半は0-0で終わりましたが、展開が速くてスリリングなゲームに、スタジアムは拍手喝采。いや、おもしろい。11月末からプレミアリーグ4連勝を決め、マンチェスター・ユナイテッドに勝ち点1差に迫ったワトフォードの強さは本物のようです。
後半は、立ち上がりからワトフォードが攻勢。ディーニーとフラドは、ボールをキープしながらイガロの動きを見て、一発で裏を取ろうと隙を窺っています。54分、マン・シティのCKは、フリーになったフェルナンジーニョのヘッドが惜しくもバーすれすれを越えていきます。55分、何と何と、先制はワトフォードでした。ニアに入った危険なCKを、コラロフがコースを変えてしまいオウンゴール。マンチェスター・シティはすかさず反撃に出ますが、ラストパスがDFラインに引っかかり、シュートが打てません。60分、ペジェグリーニ監督は、スターリングを諦めヘスス・ナバス。マン・シティの速攻はことごとく止められ、63分にはホレバスに3人抜きを喰らって、きわどいミドルを打たれます。
ヤヤ・トゥレのダイレクトボレーは右に外れ、デブライネのミドルはGKゴメスが左に飛んでビッグセーブ。残り20分となっても、1-0でワトフォードがリードしています。75分、マンガラをボニーとは、ペジェグリーニ監督も思い切ったギアチェンジです。79分、ワトフォードに決定機。ドリブルで中央を割ったエティエンヌ・カプェが狙ったボレーは、惜しくもポストの左です。ここまでは、ワトフォードの勝ちゲームだったのですが…。
82分、敗色濃厚だったマン・シティがワンチャンスを活かしました。コラロフのCKを、ニアに入って左足で合わせたのはヤヤ・トゥレ。ひとたび同点となると、逆転はあっという間でした。85分、右サイドを上がったサニャからのクロスに、かぶったキャスカートの裏から放ったアグエロのヘッドは完璧!ずっと抑えられていたプレミアリーグ得点王が、最後に素晴らしい仕事をしました。こうなると、CBはフェルナンジーニョよりもデミチェリスです。アグエロと代わったベテランは、無難に役割をこなしました。キケ・フローレス監督のチームは、80分という長い時間を理想的な展開で進めながら、最後の最後で2人のワールドクラスを自由にしてしまい、勝ち点を逃してしまいました。
ワトフォードの運動量と、ボールを奪われた後にすかさず取り返しにくる切り替えの速い守備に苦しんだマンチェスター・シティにとっては、アーセナル同様、苦しい試合を勝ち点3で終われたのが最大の収穫です。プレミアリーグのアウェイ戦で久しぶりに勝ったことで、敵地で受けにまわる悪い癖は解消に向かうのではないでしょうか。レスターが、マフレズのPK失敗で勝ち点3を逃した今節を見ると、優勝争いはアーセナルとマン・シティの一騎打ちになるのではないかと思えてきます。後半戦が始まった日に、こんな話をするのは気が早いのでしょうが。
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今季はここぞという時にペジェさんの采配がよく当たります
正直負け試合かと思ってましたけどマンガラ→ボニーでフェルナンジーニョのセンターバックとか両サイドの入れ替えとか
そしてイスコ獲得の噂も出てますね
ペジェ好みの選手ですし指導してた時期もありますからアーセナルやなぜか名前があったミランよりは可能性は高そうです
ペップも恐らく好みでしょうし
シティズンさん>
フォーメーション変更はお見事でした。イスコは、長い眼で見ればいいと思うのですが、今季どこまで寄与するかは微妙ですね。最終ラインかストライカーのほうが即効性は高そうです。