【Crystal Palace×Chelsea】完璧チェルシー!速攻が冴えてクリスタル・パレスに0-3快勝!
マティッチをベンチに下げ、セスク、ミケル、ウィリアン、オスカルという顔ぶれをチョイスしたオランダ人監督は急遽ペドロを投入しますが、攻撃のオプションがラミレスとトラオレのみという難しい状況を強いられます。中盤のせめぎ合いは、出場停止のキャバイェとボラシェを欠きながらも、今季プレミアリーグ初先発となったイ・チョンヨンと主将ジェディナクがよく動いているホームチームのペース。25分には左に出たパンチュンのアーリークロスにフレイザー・キャンベルが飛び込むシーンがありましたが、シュートをコントロールできずにチャンスは潰えます。
すると29分、ここまでこれといった決定機がなかったチェルシーが先制に成功します。ミケルのパスを受けたセスクが、最終ラインの裏に走ったジエゴ・コスタに絶妙のスルーパス。GKヘネシーと向き合ったエースストライカーは、自ら打たずにフリーで走り込んだオスカルへのパスを選択します。背番号8が、インサイドで無人のゴールに流し込んで0-1。今季のプレミアリーグでは、なかなか出てこなかった縦へのパスでアウェイチームがリードします。36分に左からアスピリクエタが持ち込み、自らシュートを放ったシーンも、前監督の下では見られなかった形です。12月以降の5試合で4ゴールと攻撃に迫力を欠くクリスタル・パレスは、何もできずに1点のビハインドでハーフタイムを迎えました。
52分、右からのウィリアンのFKがズマの頭に合いますが、ボールはバーの上に浮いてしまいます。攻めの糸口がなかったクリスタル・パレスは、59分にジェディナクが中盤でボール奪取。左に流れたザハが放った左足のシュートはうまく当たらず、クルトワが悠々とキャッチします。その直後、チェルシーに決定的な2点めが入りました。起点はまたもセスク。前でパスを受けたオスカルがつぶれながらウィリアンにつなぐと、今季好調のMFが容赦ないミドルをゴール右隅にねじ込みます。今日のクリスタル・パレスなら、これで決まりでしょう。66分、ウィリアンがジェームズ・マッカーサーをあっさりかわしてクロスにシュートを打つと、GKヘネシーが弾いたボールをジエゴ・コスタがプッシュ。あっという間の3点めで、アウェイチームの勝利は動かないものになりました。今日、われわれが観ているのは、昨季プレミアリーグの優勝チームです。
チェルシーの勝因は、守備にまわったときに中盤のポジショニングがよかったことと、手数をかけずにゴール前に運んだ攻撃のスピードでしょう。キャバイェがいないクリスタル・パレスに工夫がなかったのも確かですが、ミケル、セスクを中心とした中盤で奪うシーンが多かったため、最終ラインに負担がかからず、後半は一方的といっていい展開でした。ホームチームは最後までチャンスを創れず、ヒディンク監督が就任以来初勝利を挙げました。クリエイティブなパスを縦に出せるようになったセスクと、積極性が戻ってきたオスカルのコンディションが確実に上がっているチェルシーは、春を待たずに上位に顔を出すのではないでしょうか。2009年に就任した際には勝率73%と、アブラモヴィッチ体制になってからの最高勝率を誇るヒディンク監督が、どこまで巻き返せるのかに注目です。
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更新ありがとうございますー!
いやー久しぶりの快勝でしたー
コスタがヒディング体制になってからすごいよくなってるのが嬉しいです。無駄なシミュレーションや審判への文句、相手への挑発などがなくなって、コスタにしては淡々と仕事をこなしてくれていて素晴らしいです。ミケルとセスクのコンビも素晴らしいパフォーマンスで見ていて楽しかったの調子を維持して頑張って欲しいです!
ヒディンクがコスタに対して「彼は得点とアシストという本来の役割に集中するべきだ。他のことは彼の役割ではない。」と言っていた通り、サイドでボールを運んだりという他の選手の仕事をやるのではなく、中央でボールを待ってゴールに近い位置でプレーするというストライカーらしい仕事をするようになったというか戻ってきたのが良い感じですね。
それによってセスクのパスも冴えるし、オスカルがワンツーできるポスト役にもなるのでうまくボールも回って前線の躍動につながってるって感じですかね…。
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そそそそさん>
ジエゴ・コスタが昨季の調子を取り戻すだけで、他クラブにとっては脅威です。ミケル、よかったですね。
パチさん>
ミケルがいるからセスクがより前に出られる→ジエゴ・コスタが中で張ってウィリアンとオスカルが動くのでどこかが空き、いいパスが通る、と好循環でしたね。SBも積極的で、ようやく強さが戻ってきたなと思いました。