【Stoke×Chelsea】セットピースで2点奪取!勝負強いチェルシー、プレミアリーグ優勝は見えた!?
試合開始から、ストークが仕掛けるサイドからの速攻が目を引きます。アルナウトヴィッチやソビヒのアタックは、誰かひとりでも抜かれたり判断ミスしたりすればやられていたと思われますが、さすがはプレミアリーグ首位チーム。3バックは冷静に対処しました。13分、先制したのは押されていたチェルシーです。左サイドからのウィリアンのFKは角度がなく、GKリー・グラントは誰かに合わせてくるものと思い込んでいたようです。カーブをかけてニアポストぎりぎりに落としたキックを、GKは触りながらもセーブできず。0-0で引っ張りたかったストークは、前に出なければならなくなりました。カンテを囲んでジョー・アレンがボールを奪った18分の逆襲は、左サイドのピーテルスがクロスを蹴り損ねてしまいます。
21分、自陣からのロングフィードをジエゴ・コスタがボックス手前でおさめ、ボックス右に向かったウィリアンがヒールで落とすと、ヴィクター・モーゼスのダイレクトショットはDFがブロック。30分、左からのCKから逆サイドのヴィクター・モーゼスにボールがまわると、裏を狙ったマルコス・アロンソに素晴らしい浮き球が届きますが、強く叩いた一撃はリー・グラントが正面で弾きました。33分、ジョー・アレンが右CKをファーに蹴り、折り返しをマルティンス・インディがヘッドで流し込みますが、ベラヒーノがプッシングを取られてゴールは認められません。しかし38分、ストークは同点に追いつきます。左からピーテルスが蹴り込んだ長いFKはクルトワが余裕をもってキャッチできるボール。ウォルタースを倒さなくてもよかったケーヒルは、軽率でした。ウォルタースのキックは、GKが何もできないゴール左上。42分にダヴィド・ルイスの自陣からのロングボールをペドロが受け、見事なフェイントからゴール右上を狙うもクロスバーの上。前半は1-1のまま終わり、勝負は次の45分に持ちこされます。
ソブヒとペドロの仕掛けはフィニッシュにつながらず、後半は互角の展開です。51分、センターサークルをドリブルで進んだカンテがきれいなスルーパスをマルコス・アロンソに通すと、左足のシュートはバーズリーがカット。ウィリアンやジエゴ・コスタに出る縦パスをしっかりチェックし、シュートに持ち込ませないストークは、60分を過ぎてもイーブンで耐えています。マーク・ヒューズ監督は、ベラヒーノをディウフにチェンジ。62分にダヴィド・ルイスが蹴った遠めからのブレ球のFKは、リー・グラントが体に当てて勝ち越しを許しません。66分、マルコス・アロンソが左足で曲げた美しいFKはクロスバー!このチームには、何人プレースキッカーがいるのでしょうか。イエローを何枚かもらっているストークは、ゴールに近いエリアでのファールは命取りになりかねません。
70分、負傷が伝えられていたヴィクター・モーゼスが下がり、セスク登場。コンテ監督は4バックにシフトしたようです。76分、カンテ、セスクとつながり、ウィリアンが左のペドロに流した直線的な攻撃は、11番の強烈なシュートをリー・グラントがセーブします。78分、左からのFKは4人めのキッカー・セスク。FKの正確さ、多彩さはこのチームがプレミアリーグNo.1でしょう。右SBに入ったアスピリクエタがファーめがけて上げたクロスは、ジエゴ・コスタのヘッドが枠の外に消えていきます。ストークはセットピース頼み。クラウチ投入で勝ち点3を狙うか、守れている現状を変えずにドローでよしとするか。残り10分を切り、ヒューズ監督は難しい選択を強いられています。
83分、マティッチが下がってロフタス=チーク。84分にウォルタースがファーに危険なクロスを入れるも、ソブヒのシュートは大きく右に外れてしまいました。85分、セットピースを活かしたのはプレミアリーグ首位チームのほうでした。バックパスをミスしてCKを与えたのはピーテルス、ダヴィド・ルイスのヘッドをケーヒルの足元にクリアしたのもピーテルス。GKとの連携がよくなかった左SBは、痛すぎる失点の元凶となってしまいました。89分に左からペドロが仕掛け、ニアでフリーになってパスをもらったロフタス=チークはパスを選んでDFがブロック。ジエゴ・コスタが右からニアを突いたシュートはポストに当たり、速攻でリー・グラントと1対1になったロフタス=チークは右を狙ったシュートをGKに弾かれます。バーズリーの退場で、ストークは完全に終わりました。1-2、勝ったのはアウェイのチェルシー。ドローをめざしたヒューズ監督ですが、クラウチ投入が92分ではさすがに遅すぎました。
GKの油断を咎めて1点、DFのミスを許さずもう1点。相手の守備がよくても、ミスを逃さず運も引き込んだこの勝ち方は、プレミアリーグを制するクラブならではだと思います。ゴールを直接狙える質の高いプレースキッカーを複数揃え、ジエゴ・コスタ、ダヴィド・ルイス、ケーヒルらが高さで勝負できるあたりも、とにかく足元のマンチェスター・シティやFKが得意な選手が少ないリヴァプールより明確に武器が多い印象。勝ち点差と残り試合数が並んだ今節で、ゴールは見えたのではないでしょうか。途中出場が多いにもかからわずプレミアリーグ6ゴールを決めているウィリアンの判断力、CBながら4ゴールを決めているケーヒル(PK献上は余計でしたが)のポジショニングと落ち着きが光った一戦でした。強いです。(ガリー・ケーヒル 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)
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判定微妙なとこありましたが、アザール無しでも勝ち点落とさず安心しました。
タイプの違うキッカーがこれだけいると、守る方は嫌でしょうね。
ストーク荒すぎ、ただの暴力集団
アンソニーテイラーも実力不足でジャッジも意味不明、試合(選手)をコントロールできず
こんなクズチームに勝点とらせることにならなくて本当によかった
ストーク荒すぎ、ただの暴力集団
こんなクズチームに勝点とらせることにならなくて本当によかった
主審のテイラーも実力不足で試合(選手)をコントロールできず
ジャッジも意味不明なものが多く、ファールや警告の基準も不明瞭
どんどんレベルが下がっていく
norさん>
4人のタイプがこれだけ違うと、脅威ですね。とりわけダヴィド・ルイスが怖いです。
mさん>
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