【MAN.UTD×Chelsea】枠内シュートゼロ!マンチェスター・ユナイテッドがチェルシーを完封!
ヨーロッパリーグ準々決勝のアンデルレヒト戦を控えたマンチェスター・ユナイテッドは、イブラヒモヴィッチとムヒタリアンがベンチスタートです。GKデ・ヘア、DFにはバレンシア、バイリー、ロホ、ダルミアンが入り、ポグバ、エレーラ、フェライニの3センター。アシュリー・ヤングとリンガードがウイング、今季プレミアリーグで4ゴールに留まっているラシュフォードは最前線で結果を出せるでしょうか。モウリーニョ監督が、木曜日の欧州をにらんでメンバーを落としているのは明らかです。対するチェルシーは、CM撮影で負傷したクルトワと試合前に痛んだマルコス・アロンソが欠場。ズマ、ダヴィド・ルイス、ケーヒルの3バックに、ヴィクター・モーゼス、マティッチ、カンテ、アスピリクエタの4枚が中盤に並びます。ジエゴ・コスタ、アザール、ペドロの3トップはいつも通り。マタ、ズラタン、ムヒタリアンがいないホームチームより、レギュラー9人を揃えたアウェイチームが優勢に見えます。
マンチェスター・ユナイテッドは慎重、よりアグレッシブなのはチェルシー。中盤でのせめぎ合いが続いたゲームは、7分という早い時間に均衡が崩れます。マティッチのパスを自陣中央でカットしたのは、プレミアリーグのMFで最もインターセプトが多いエレーラ。すかさず出したスルーパスがダヴィド・ルイスの裏に通り、フリーのラシュフォードが飛び出したGKベゴヴィッチの脇を抜きました。16分、ホームチームに2度めのチャンス。縦パスを受けたラシュフォードがヒールでリンガードにつなぐと、左のアシュリー・ヤングが速いグラウンダーをゴール前に入れるもラシュフォードは届かず。チェルシーは精度の低いロングフィードが多く、前線の3人がいい形でボールをキープできません。23分に右サイドから上げたラシュフォードのクロスは、ベゴヴィッチが右手でセーブ。ここまでは、マンチェスター・ユナイテッドのペースといっていいでしょう。
ポグバ、フェライニ、ラシュフォードが右サイドで絡んだ28分の攻撃は、ポグバのパスを中央から狙ったアシュリー・ヤングのシュートが左にアウト。苛立ちを隠せないジエゴ・コスタはロホとの肘打ちの応酬が唯一のスポットライトです。リンガードとのコンビで右から仕掛けた42分のラシュフォードはクロスを相手にぶつけてしまい、47分に右からのグラウンダーにダイレクトで合わせたアシュリー・ヤングは、大きく右に外してしまいました。プレミアリーグ首位チームがシュートを1本しか打てないまま、前半は1-0で終了。注目の対決は、駆け引きだらけの神経戦と化しています。
マンチェスター・ユナイテッドは、後半が始まって4分という最高の時間に追加点を奪いました。ラシュフォードのFKが左サイドに流れ、ドリブルでボックス内に侵入したアシュリー・ヤングが後ろに落とすとエレーラが思い切りよくシュート。ボールはズマに当たってコースが変わり、ベゴヴィッチは逆を取られてしまいました。攻めなければならないコンテ監督は、54分にヴィクター・モーゼスをセスクに代えて4-2-3-1にシフト。これを見たモウリーニョ監督は60分、リンガードを下げてキャリックを投入。中盤の枚数を増やしてチェルシーのアタックを阻止します。61分、敵陣でボールを奪ったマン・ユナイテッドは、キャリックの速い縦パスが前線のラシュフォードへ。遠めから放ったシュートは外からサイドネットに刺さり、3点めはなりません。
65分、左にいたアザールが逆サイドのペドロにロングボールを通すと、中に斬り込んで左足を振り抜いた11番のシュートはバーの上。コンテ監督の2枚めのカードは、マティッチに代えてウィリアンです。69分、フェライニの縦パスでラシュフォードが左から仕掛けたカウンターは、ダヴィド・ルイスをかわした後のシュートをベゴヴィッチにセーブされます。マンチェスター・ユナイテッドの守備は崩れず、左右からのクロスはことごとくロホとバイリーがストップします。元気なアシュリー・ヤングは、80分にドリブルで単独突破を試みて失敗した後、ボールを奪ってミドルシュート。これは大きく枠の上に外れたものの、チェルシーの勢いを削ぐいいプレイです。
83分、ラシュフォードがイブラヒモヴィッチに代わると、コンテ監督はズマをロフタス=チーク。今日のマンチェスター・ユナイテッドの守備は完璧で、揺さぶりをかけてくるプレミアリーグ首位チームに枠内シュートを1本も許しませんでした。チェルシーに決定機を創らせず、追加タイムが2分もなくなったのを見て、キャプテンマークを巻いていたアシュリー・ヤングはフォス=メンサーに後を託します。オールド・トラフォードは、戦う姿勢を前面に出して走りまくったベテランに拍手喝采。やがてタイムアップの笛が、ホームチームの完勝を告げました。
1点めはエレーラがハンドを取られず、2点めはズマの足に当たったボールが絶妙のコースに飛ぶなど2つのゴールは幸運ではあったものの、最終ラインと中盤の選手の的確なチェックでジエゴ・コスタとアザールを完封。プレミアリーグ無敗記録を22に伸ばしたホームチームは、ダービーに勝てば自力で4位以内を狙えます。敗れたチェルシーは、マルコス・アロンソの欠場が激痛でした。アスピリクエタをサイドに置いた布陣は不発に終わり、後半の布陣変更もマンチェスター・ユナイテッドの堅陣を崩すには至りませんでした。トッテナムとの差は、ついに4ポイント。次戦、グディソンパークでエヴァートンに敗れて1差に詰め寄られれば、トロフィーの行方はまったくわからなくなります。
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ベスメンとはいえないメンバーで今のチェルシーに完勝、久しぶりにモウリーニョ采配炸裂といえそうで嬉しいことです。
チェルシーは、彼らがリーグ1位のチームだとは思えないくらいモチベーションが低く感じられました。元気がないというか覇気がないというか必死さがないというか…コンテ監督も普段とは違い消沈気味な様子で、いったいどうしたんでしょう。
ユナイテッドはほぼパーフェクトな出来でしたね!
久々に気持ちのいい勝利を味わった気がします。
相手の特徴を消してゲームを優位に進める、モウリーニョ采配的中でした。
シティ、スパーズ、ガナーズとのビッグゲームがまだ控えていますが、今日のような姿勢で臨められれば全勝も決して不可能ではないと思います。
スペシャルワンの手腕に期待しています。
この日程で王者相手に勝ち点3をもぎ取るあたり流石モウリーニョと言う他無いですね…独走状態だったプレミアの優勝争いもいよいよ分からなくなって該当クラブ以外からすると面白い限りです。
最終節まで盛り上がって最後にかわせれば言う事ないのですが、心配されていた固定選手の疲労や替えの効かなさが露呈してきましたね。特に両翼。コスタが例年通りのダウンでほとんど貢献できてないのと(以前言われていたようにロンドン合わないのですかね、、)その辺りを文字通り挑発しながら殺すあたり、ファール辞さずのアザール封じとともに、個人を知り尽くしたモウリーニョのエグい術中に完全に嵌まった感がありました。FAが挟まるのが厄介(もしくはチャンス)ですが、正直スパーズに分があると思います。
ただ個人的には、タイトル取って、コスタ、アザール、クルトワいなくなるより、若手やベテランの途中交代起用などを駆使しながら、来季CL含めた体制づくりに期待したいところですが。
手の平クルクルですわモウリーニョ凄いわw
更新ご苦労様です。
モウリーニョ凄いです。主力を多少欠いているとはいえ、チェルシー相手にここまで出来るとは思ってませんでした。このゲーム完璧ではないでしょうか。この勝利は大きいと思いますし、チェルシーはウカウカしていられない感じになって来ましたね。
いやあ痛快でしたw
前回の対戦後にコンテにボロクソ言われてたんで今回の勝利は嬉し過ぎました。
モウリーニョにはたっぷりコンテを煽ってもらいたいです笑
今日のような試合をシーズン通してやれると思われてたからこそ優勝候補に挙げられていたと思うので来シーズンはプレミア、CLで無双できるようにきっちりとCL出場権を取って欲しいです。
チェルシー相手に枠内0本はすごいの一言です。
ロホをコスタに当てたり、エレーラにアザールを封じさせたり、さすがモウリーニョ、容赦ないです。
更新おつかれさまです。
モウリーニョの戦術を選手がしっかり体現できた試合だったと思いますし、徹底的に落とし込んだんだろうなと思いました。
しかしスポナビで見てたのですが、某解説のK氏はアンチフェライニが酷すぎて、フラットな私でさえイライラしました。そこまで悪くなかったし、むしろ良かったと思いましたけどね。
まさか今期のプレミアリーグで優勝争いが観れるとは・・・観戦者からするとエンターテイメント性で溢れていて魅了的なリーグですね、やはりプレミアリーグは
ユナイテッド勝って嬉しいです!コメントでもモウリーニョ称賛で溢れてますね。このブログではモウリーニョを称賛することがかなり少ないですが、やはりユナイテッドが今の順位にいれるのはモウリーニョのおかげだと思うので、今回のチェルシー戦にしてももう少し戦術に焦点当てて欲しいですね。まぁ過去にさんざんモウリーニョにやられたので、ユナイテッドファンには彼を嫌う人も多いですが(笑)
素晴らしい試合だったと思います。
エレーラをほぼマンマーク気味にアザールにつける作戦が上手くいきました。
エレーラがアザールに着くことでできてしまうスペースをフェライニやポグバが埋め、殆ど相手になにもさせなかったのは素晴らしいと思います。
ただ、来季はこういったマンマークで相手を潰すのではなく、あのメッシすら封じたモウ・マドリー全盛期の組織的守備をユナイテッドでも再現してほしいかなと思います。
マンマークは有効とはいえリスキーですし。
あと私もスポナビで観てたのですが、某解説者のフェライニアンチは酷かったです。
ハンド
プレミアリーグ大好き!さん>
完璧でした。元チェルシー指揮官ならではの守りでした。
ユナ・サポートさん>
マンチェスターダービーに勝てれば4位が見えてきます。今日の再現を祈っています。
グッチさん>
そうですね。FAカップでトッテナムが完勝したら、チェルシーの選手たちは心理的に追い込まれるかもしれません。
norさん>
マルコス・アロンソの不在が大きいと思いました。アザール対策が、モウリーニョさんのいちばんのお手柄でした。
名無しさん>
采配はパーフェクトでした。ご本人が自画自賛するのもわかります。
Mackiさん>
チェルシーは、セインツ戦は必勝ですね。負けると危ないと思います。
ユナイテッドさん>
マルシアルとルーク・ショーの復活、中盤センターの強化ができるだけでも相当いけそうですね。
のこさん>
対チェルシーという観点では、監督が最大の補強でしたね。
おはむさん>
私も半ば諦めてました。トッテナムがどこまで勝ちきれるかにも注目です。
にわかスパーズファンさん>
チームとして、相当こなれてましたよね。解説は、レッテル貼りが多い方と明らかに試合見ていない方がときどきいらっしゃるのが気になってます。
puddingさん>
決してモウリーニョさんが嫌いなわけではなく、過去の記事を見ていただければリスペクトしている記事が多いのはご理解いただけるのではないかと思います(以前から発言も含めて、楽しく書かせていただいております。マンチェスター・ユナイテッドに来た際には若手の育成面で不安と書きましたが)。
puddingさんがお持ちの印象については、マンチェスター・ユナイテッドサポーターと公言しているため、とりわけ表現において相手チームに気を遣って書いていることが多いのが最大の理由ではないかと思われます。戦術についてはジレンマで、今のスピードでUPしようとすると限界があり、中身と速さのどちらを取ろうかと悩むこともしばしばあります。「熱く速く」と、「分析的にじっくり」のどちらがいいかは、試合見ないと判断できないのも難しいところです。
不知火さん>
私も、エレーラにあの動き方をさせながら、中盤はうまくバランスを取っているなと思いながら観ていたので、フェライニには大きな不満はありません。単発の試合の解説という前提では、選手を強く非難をしても次の試合で活躍すれば掌を返すことにならざるをえないわけで、基本としてポジティブな解説を心がけていただければと思います。
ああさん>
誰のお話ですか?主語をいただけるとありがたいです。