コラシナツがデビュー戦ゴール!コミュニティシールドはアーセナルがチェルシーにPK戦勝利!
両者の先発メンバーを紹介しましょう。プレミアリーグチャンピオンは、GKクルトワ、最終ラインは前年と同じアスピリクエタ、ケーヒル、ダヴィド・ルイスの3枚。ヴィクター・モーゼスとマルコス・アロンソがWBに入り、中央にカンテとセスク。前線にはペドロ、バチュアイ、ウィリアンが並んでいます。対するアーセナルは、GKチェフ、3バックにメルテザッカー、ホールディング、モンレアル。チェンバレンとベジェリンがサイドを走り、ジャカとエルネニーの2センター。イオビとウェルベックの前にアレクサンドル・ラカゼットという布陣です。カバジェロ、モラタ、リュティガー、コラシナツといった新戦力はベンチスタート。グレンフェルタワーの火事の犠牲者に黙祷を捧げた後、先にペースをつかんだのはガナーズです。ベジェリンとチェンバレンの動きがよく、チェルシーの両WBはなかなか上がれません。
6分、チェンバレンが左サイドから上がり、パスを受けたイオビがダヴィド・ルイスをちぎってゴールライン際までえぐると、クロスはクルトワがブロック。8分にジャカが右から浮かした絶妙なラストパスは、ウェルベックのヘッドがGKの正面です。10分にはイオビがボックスに突進してクルトワの目前で折り返そうとしますが、プレミアリーグ王者の守護神は冷静に体に当ててフィニッシュを許しません。15分を過ぎても、ラカゼットとバチュアイはノーチャンス。プレミアリーグらしい中盤でのせめぎ合いが続いています。23分、ウェルベックのリターンでようやくチャンスをつかんだラカゼットが、右足で巻いた一撃はポスト直撃!惜しくも決まらなかったものの、淀みないフィニッシュまでの動きにゴールの期待が高まります。
30分、接触で激しく出血したメルテザッカーがベンチに下がっていきます。32分にヴィクター・モーゼスが右から仕掛けたアタックは、バチュアイのグラウンダーをチェフが確実にブロックします。ベテランCBに代わって登場したのは期待のコラシナツ。35分にウィリアンのサイドチェンジをペドロが持ち込んだ速攻は、左足のシュートをチェフが手堅く両手でクリアしました。44分、カウンターから中央をドリブルで切り裂いたイオビがチェンバレンに預けると、折り返しをもらった21歳のMFのシュートはクルトワがキャッチ。昨季プレミアリーグで26試合に出場したイオビは、レギュラーに復帰するべく高いモチベーションでプレイしているようです。前半は0-0。シュート数は6対4、マッチアップで6割勝っているアーセナルが優勢です。
しかし後半開始直後、CKのこぼれ球を競り勝ったチェルシーは、最終ラインと入れ替わったヴィクター・モーゼスがボレーを叩き込んで先制しました。ビハインドを背負ったアーセナルは、サイドから執拗に仕掛けますが、ラストパスが中に合わずフィニッシュで終わるシーンがありません。59分、右サイドに出たエルネニーのクロスがアウトにかかってゴールを襲うと、クルトワがセーブ。66分にラカゼットとイオビが下がり、ジルーとウォルコットが入ります。チェルシーの前線からのプレスは相変わらず厳しく、7人でスペースを埋めるアーセナルの守備も崩れる気配はありません。74分、バチュアイに代えてアルバロ・モラタ登場。直後、ジャカのスーパーミドルシュートが決まったかと思えば、クルトワが右に飛んで外に弾き出すビッグセーブ!チャンスの数ではガナーズがブルーズを凌駕しています。
コンテ監督はこのまま逃げ切ろうとしたのか、79分にマルコス・アロンソをリュディガーにスイッチ。しかしそのプランは、後ろからエルネニーを削ったペドロが一発レッドを喰らったことで崩れました。FKを蹴るのはジャカ。キックのモーションに入ったとき、モラタがひとり早く下がってしまい、殺到する赤と白をオフサイドで終わらせることができません。ゴール前に浮かしたボールも、右隅に叩き込んだヘッドも完璧。決めたのは、これがデビュー戦のコラシナツです。残り10分、10人のチェルシーは後ろで耐えながらワンチャンスを活かそうとしています。92分にセスクが左から蹴ったFKは、モラタのヘッドがわずかに左にアウト。1-1のままタイムアップの笛が鳴ったゲームは、PK戦に突入しました。
プレミアリーグと国内カップ戦では初めてのABBA方式、つまり先攻と後攻を入れ替えながら進むPKは、クルトワとモラタが枠を外し、4人が決めたアーセナルが優勝しました。プレミアリーグチャンピオンは4年連続で敗戦。直近4年でFAカップを3回制しているヴェンゲル監督は、翌シーズンの緒戦をすべて勝利しています。素晴らしかった選手を挙げれば、勝者では長いキックが冴えたジャカ、左サイドで脅威となったチェンバレン、上下動をさぼらず同点ゴールを決めたコラシナツ。素晴らしいセービングで劣勢のチームを支えたクルトワと、相変わらずよく走るカンテもリスペクトしなければなりません。ポストに当てた以外は消えていたラカゼットと、やることなすことうまくいかなかったモラタの評価は、プレミアリーグが始まってからにしましょう。グーナーのみなさん、おめでとうございます!今季はジャカがとにかく楽しみです。
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コラシツナツの重戦車感いいですね。
ジャカに続いて闘将タイプが来てくれて嬉しいです。
メルテザッカーは心配ですが、すぐ戻ってこれるでしょう。
なんにせよ、優勝できたことは嬉しいです。
シャカがようやく本領発揮してきましたね…
脅威です…
あとコラシナツもスピード、フィジカル共に備わっててプレミア向きですね。
あとチェルシーの3-4-3はアザールがいないとだいぶクオリティが下がりますね。
試合数が今シーズン多いので対策が不可欠ですね
昨シーズンのチェルシーを見ていて、モーゼスの復調に、「そもそもプレミアに来るような選手は一流、つまるところ使われ方次第なんだなぁ」という思いを強くしていたのですが、おなじく選手の使い方(人心掌握)という意味では、コスタ不在を感じた試合になってしまいました。
PK戦のABBA方式は新鮮で、確率論やプレッシャーから考えても、面白いレギュレーション変更ですね。
ただ、チェルシー二人目のキッカーがクルトゥワだったことに驚きました。
外してしまったこと自体は致し方ないと思いますが、「もし外したら、以降のPKセービングの方に影響が出るかも」というリスクは、チェルシー・ベンチの念頭になかったのでしょうか?(チェルシー、もしくはコンテはよくやる手なのでしょうか?)
アザールが不在とはいえチェルシーを見ていて思ったことは去年の方が強かったなということです。
もちろん新戦力が馴染んではいないということを考えればシーズンが始まれば去年よりも強くなる可能性もあります。
しかしあくまで今日の試合を見る限りではコンテはなぜコスタやマティッチを放出したのかまったく理解ができませんでした。
ジャカはCBならともかくボランチでパス成功率100%はすごいですね。
加入当初は荒削りなプレーが多かったので批判もありましたが、3バックになったころから安定してきた気がします。
もし相方に守備特化型の選手をとればもっと組み立てやシュートなど攻撃がよくなるような気がします。
とりあえず今季はジャカに期待ですね。
ミハルさん>
おめでとうございます。コラシナツはあっさりフィットしそうですね。ジャカのプレイにテンションが上がりました。
ユナイテッドさん>
アザールの不在は大きかったですね。サイドで押される時間が長かったのが勝って追われなかった最大の理由ではないかと思います。
ASAPさん>
私もクルトワはびっくりしました。日本の弱小高校ではありますが、GKだった者として「5人が終わるまでは、セービングに専念してもらったほうがいいのでは?」と思いました。
プレミアリーグ大好き!さん>
モラタとバカヨコが早期にフィットするかどうかですね。序盤に取りこぼすのではないかと心配です。
shiiinさん>
同感です。左に流れていくロングシュートに、しびれました。
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更新ご苦労様です。
ジャカはチェンバレンと同様に3バックへのシステム変更の恩恵を受けた1人ですね。
プレミアとアーセナルへの適応が進むはずの今季はアーセナルで紛れもなく主役を演じ怪我さえなければ・・・怪我さえなければ素晴らしいシーズンになるでしょう。
ジャカが素晴らしいパフォーマンスを見せる度に逆に私は不安になります。彼の不在が昨季のカソルラの故障離脱と同様にアーセナルにとって致命傷に成るのではないかと。ベンゲルはサンチェスの残留を何度も主張しています。そうだとすればウォルコットやウェルベックだけでなくイウォビに成長が感じられる2列目よりもジャカの代役が全く見当たらない3列目に補強が必要でしょう。もちろん過剰な戦力の整理はマストです。
ベンゲルはウィルシャーの扱いをどうするのでしょう?個人的に大注目しています。
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tomoさん>
おっしゃるとおり、ジャカはカソルラの不在を忘れさせてくれそうですが、ジャカの不在は激痛ですね。ウィルシャーは私も気になっています。アーセナルで生きる道があるなら、どんな役割なのか、と。
チェルシーは昨シーズン後半チームとしては下降線だと思っていたので、まあアザール不在+チームとしての底上げも無しとなればこんなものかなと。
正直今シーズンはポジション争いの無さが気になるので大分不安…。モラタ・バカヨコは入れかえだし、争うと思われたアケ・チャロバーは放出と昨シーズンのメンバーがほとんど安泰という状況はどうなのかなと。シティのスターリングとか見てると緊張感って大事だなと思うんですけど…、ほんと序盤落としそう。
パチさん>
層が厚くなっておらず、CLとの両立に不安がありますね。アザールがスランプに陥れば、「勝てない地獄」にはまる可能性もなきにしもあらずだなと思います。