【Tottenham×Chelsea】マルコス・アロンソ2発!ロンドンダービーは劣勢のチェルシーが今季初勝利!
最初のチャンスはチェルシー。5分にアスピリクエタが後方から上げたロングフィードに、モラタがヘッドで合わせますが、首を振りすぎたかボールは惜しくもポストの右に外れます。中盤でパスがまわるようになったスパーズは、10分にカンテをかわしたハリー・ケインが思い切りよくミドルシュート。正面に飛んだボールは、クルトワがかろうじて左に弾く強烈なボールでした。15分、ハーフラインの手前にいたエリック・ダイアーが縦にロングフィードを送ると、クリステンセンが空振りするも、奪ったデル・アリは力んで枠を外します。19分に右サイドのトリッピアーからパスをもらったデンベレは、ダヴィド・ルイスのチェックを外して左足でシュート。クルトワが上に弾いてゴールはならなかったものの、好調なチームのセントラルMFらしい積極的なプレイでした。
しかし24分、先制はチェルシーでした・デル・アリがダヴィド・ルイスを倒したやや右からのFK。名手マルコス・アロンソにとっては絶好のポジション。左足で巻いた一撃は、壁をぎりぎりで越えて右隅に突き刺さる完璧な弾道でした。29分、昨季プレミアリーグ得点王が彼らしいプレイを見せてくれます。エリック・ダイアーからの縦パスを受け、リュディガーとマルコス・アロンソをかわしたハリー・ケインがゴール右からシュート。至近距離からのボールにクルトワは足を出すのが精一杯でしたが、何とかクリア。これを拾ったスパーズは中央のデル・アリにパスがまわり、再度ハリー・ケインが右足でファーポスト際を狙いますが、左に切れてゴール裏にため息が充満します。
39分、右からエリクセンが入れた危険なFKは、ワニャマ、ハリー・ケイン、エリック・ダイアーが触れずゴール前を横切っていきます。42分、左からドリブルで突破したデル・アリが外にいたハリー・ケインに流すと、切り返しでクリステンセンのマークを外したエースの一撃は、右ポストを直撃!1分後にベン・デイヴィスが放った重いミドルシュートも、クルトワが左に飛んでセーブします。追加タイムはスパーズの猛攻。股抜きで左サイドからゴールライン際に出たフェルトンゲンが、速いグラウンダーをニアのエリック・ダイアーに送ると、ダヴィド・ルイスが体を投げ出してフィニッシュを阻みました。前半は0-1。ホームチームのアタックが実れば、一気に逆転という展開もあるでしょう。
46分、右に流れたハリー・ケインがヒールで落とすと、ボックスに侵入したエリクセンのシュートはDFに当たってCK。チェルシーの守備陣は10番を止められず、シュート態勢に入ったときに足を出すのが精一杯です。51分、チェルシーに久々のチャンス。ヴィクター・モーゼスが右から仕掛け、ニアのモラタにグラウンダーを通すと、右足のボレーはアルデルヴァイレルトがブロックしました。後半も10分を過ぎると、圧倒的なトッテナムのポゼッション。CKをカットするシーンばかりが目立つチェルシーは、ボールを奪っても寄せが速いスパーズの中盤につかまり、ファイナルサードに運ぶことができません。
ポチェッティーノ監督は、68分にエリック・ダイアーに代えてソン・フンミンを投入。70分にウィリアンが中央から持ち込んだカウンターは、ラストパスを受けたモラタのシュートにフェルトンゲンが飛び込み、枠にいきません。攻め疲れたか、スパーズ。73分にウィリアンがバイタルエリアでキープすると、守備陣の反応は鈍く、左隅を狙った鋭いミドルがポストを叩きます。78分、コンテ監督はウィリアンとモラタを下げ、ペドロとバチュアイをピッチに送り出します。トッテナムの2枚めは、ベン・デイヴィスをシソコです。82分、攻めていたトッテナムがついに追いつきました。エリクセンのFKをきれいにヘディングで押し込んだのは、ニアをカバーしていたバチュアイ…。ウェンブリーの白いサポーターはガッツポーズ、若いストライカーは手で顔を覆っています。
スパーズがこのままひっくり返すかと思われた87分、CKをキャッチしたクルトワがすかさずカンテにつなぐと、ドリブルでハリー・ケインを振り切ったセントラルMFがバチュアイに素晴らしい縦パス。これはデンベレがスライディングでカットしますが、ロリスは焦り過ぎました。スローをもらったワニャマにダヴィド・ルイスが詰め寄り、インターセプトから左のペドロ、オーバーラップしたマルコス・アロンソときれいにボールが流れます。フリーのWBが左足一閃。ロリスは足元を抜かれ、耐えていたアウェイサポーターとチェルシーベンチの歓喜が爆発します。スパーズは、これで動きが止まりました。追加タイムをやり過ごしたチェルシーが1-2で勝利。昨季プレミアリーグでホーム無敗だったトッテナムは、ホワイト・ハート・レーンとウェンブリーは勝手が違うことをあらためて思い知らされました。
ポゼッションは68対32、シュート数も18対10。アウェイチームのオンターゲットはマルコス・アロンソの2発しかなく、完全なるトッテナムペースの90分でした。勝利の立役者は、安定したセービングを見せたクルトワ、ポジショニングを間違えなかったアスピリクエタ、ここぞというシーンで攻撃の起点となった勝負師カンテでしょう。連敗スタートとなれば自信喪失に陥りかねなかったコンテ監督のチームにとっては、とてつもなく大きな勝ち点3。ゲームをコントロールし続けたスパーズは、セットプレーとカウンターでやられる「強者の負け方」をトレースしてしまった悔やまれる敗戦でした。プレミアリーグ3節は、巻き返しを期すトッテナムがウェンブリーでバーンリー、ひと息ついたチェルシーは難敵エヴァートンをスタンフォード・ブリッジに迎えます。(マルコス・アロンソ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)
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スパーズが相変わらずの暴力団で逆に安心したわ
ダイアーの足裏がイエロー止まりだったのは意味不明
国内でしか通用しないのに、ヨーロッパでも同じようなことやってるから勝てないんだよ
スパーズはちょっと荒過ぎますね…
ケーヒルが退場ならダイアーも退場でしょうし、フェルトンゲンあたりも結構怪しかったですよね。
なかなか上手くいかない時に精神面で落ち着きをもたらせる選手がいないと今年もタイトルは厳しいと思います。
チェルシーは正直よくあのメンバーで点を取れたなぁと驚きました。でもバカヨコは怪我さえなければ結構期待できそうですね。
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スパーズの日ではなかったですね…
ケインは意地でも八月にはゴールしたくないんでしょうか笑
まだなかなかウェンブリーをホームとは言えないですね、雰囲気はとても良かっただけに残念な結果です。
やっとスパーズの移籍期間も始まってくれたようですしここからまたポチェのマジックを期待します!
更新お疲れ様です。
チェルシーとしては勝てる算段が浮かばない中、よく集中して守り切り、針の穴を通すような形で決め切ってくれたと思います。ですがケインには好き放題やられましたし、バカヨコは終盤の失速具合からコンディションがまだ難しい事がはっきりとみえました。この後もハードな3連戦が続きますが、とりあえずこの勝利を喜びたいと思います。ありがとうアロンソ!
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スパーズは決定力不足でしたね。あと両サイド二人のパフォーマンスが気になります。
一対一で優位に立つ場面が全く見られませんでした。
決勝点の場面は、ロリスとクルトワの差が出た気がします。あそこは足で止めたほうが
良かったかなぁと。
後半のスパーズは攻撃が単調すぎましたね。
カウンターでスピード感がなく相手に戻られてシュートまでいけず、というシーンが多く見られました。ウォーカーが抜けた右SBですが、この試合のトリッピアーは攻撃面で全く存在感がなかったです。パスミスが多く配線の原因ともいえる出来に終わったと思います。今シーズンは右SBの働きがカギを握ると思います。
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チェルシーの試合は、相手がどこでも荒れやすくて嫌ですね。
この内容で負けてしまうとはスパーズはウェンブリーに呪われてるんでしょうか笑
さすがにウェンブリーでの過去10戦一勝一分8敗はお祓いした方がいいレベル笑笑
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ポチェッテイーノが3バック攻略しましたがその後は結局コンテが上回った感じがしますね
一方的な展開でもチェルシーはやりやすそうでしたしスパーズもケイン以外は迫力に欠けてました
チームとしてはトッテナムが一回り上でしたね、まさかチェルシーが勝つとは…
やはりアウェイチームにリードをとれるとテンパる所は治らないですね。
中盤に落ち着きをだせる選手がもう1人欲しいですね…
チェルシーファンなのですが
先日も内容はイマイチだけど結果はかろうじて付いてきて。。きっと前半またいくつか負けるでしょうね
闘志と根性でディフェンスすんのは相変わらずでそっちはまだいいんですが攻撃が心配です
ちょっとモラタもイマイチ絡めなかったのも気がかりだし。。代わりのバチュアイも相変わらず連携悪いし。。
選手獲得のタイミングの遅さが 練習試合不足に繋がり 連携不足の悪さへと繋がってますねー
コンディションもモラタもバカヨコもリュティガーもバリバリ出来る状態じゃあないのはわかっていた事なのに。。。
新メンバーとのコンビネーションとエンジンかかるまで時間かかりそうですねー
マンUのように前半が下位対戦ばかりであればじっくり慣らせんですがこればかりは。。
解説の戸田さんもおっしゃってましたが、チェルシーが作戦勝ちした試合ですね。後半戦は特にチェルシーの守備戦術がばっちりハマっていた印象です。チェルシー伝統の守備から試合をコントロールする姿を見せてくれました。クリステンセンも前半はケインにやられましたが後半は落ち着いて対処していたと思います。
特に目に着いたのはクルトワ。セービングだけでなくハイボールも落ち着いて対処していて、セットプレーでの脅威を激減させていました。バカヨコも不完全な状態ながらプレーエリアの広さや中盤から持ち上がるドリブルなどを繰り出しており、エッシェンを彷彿とさせてくれました。
アロンソ様々でしたが、カンテ&バカヨコ&ルイスは昨年にはないオプションで、危なっかしくもありながらファンとしては楽しみな展開になりそうです。モラタが全くでしたが、アザール&ペドロ、もしくはセスクが先発だと少しは変わりますかね?毎試合のっぴきならない状況ですが、クリステンセンには経験を積むよい機会になれるとまた明るい材料ですね。
チェルシーは昨シーズンの成功体験に縛られてズルズルただの継続ラインでいくようだったら、今シーズンはダメかなと思っていたのですが、案外1節での敗戦とケイヒルの出場停止などはコンテに改善を促して良かったのかもしれないですね。
中盤3枚とかはルイスの所にセスクでピルロシステムみたいなトライも出来そうですし、モラタとウィリアンのコンビは合わなかったですがペドロやアザールと組むとどうなのかなとか楽しみになってきました。
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内容的には勝ってたと言える試合でしたが、外のレーンを使えるSBやウイングがいないことで崩しきれなかったなぁという感想を持ちました。
改善の余地と補強ポイントが明らかになったと思うので頑張っていただきたいですね。
チェルシーのファンは自分のチームの選手が平気で相手を蹴るのは見逃して被害者面をしますね・・・
その辺が相変わらずで安心しました。
レイシストなファンと選手を抱える人達らしい態度で実に素晴らしいですね。
上の方のコメントはチェルシーファンに対して失礼すぎます。
もし悪質なプレーにたいしてあきらかにチェルシー贔屓のコメントしかないとしても「チェルシーのファン」と一括にするのはやめてください。
またあなたのその発言自体がチェルシーファンにたいするレイシズムたりえることも考えてください。
勘違いしないでほしいのはトッテナムを悪くいうことを容認しているのではなく、何か不満に思うことがあり注意したいのであればある程度言葉は選ばなければいけないということです。
こういう輩に正論を説いても無駄だと思いますよ。
この試合でスパーズに荒いプレーが多かったのも、普段からスパーズは荒いプレーが多いというのも、少なくない人が同様の認識なんですけどね。
まぁそれを認めないというのもまた個人の自由ですけど。
こういう輩に正論を説いても無駄だと思いますよ。
この試合でスパーズに荒いプレーが多かったのも、普段からスパーズは荒いプレーが多いというのも、単なる事実なんですけどね。
少なくない人数が同様の認識でしょう。まぁそれを認めないというのもまた自由ですけど。
よそのクラブを『暴力団』呼ばわりもなかなかの言葉の選びっぷりだとは思いますが、注意したいのであれば同じレベルに落ちてはイメージ悪いですね!
スパーズが前季フェアプレーランキング4位でレフェリーの基準ではリーグで4番目に荒くないチームということになるのでしょうが、それを認めないのもまた自由なんでしょうね。正論を説いても無駄なのでしょうから。
チェルシーファンに失礼って、チェルシーのファンや選手が過去にどういうことをやってきたのか分かって言ってるのですが。
人のチームを「暴力団」というのは失礼にあたらないと思ってる自分勝手な脳味噌も相変わらずで安心しました。
16にコメントしたものですがその通りだと思います!
激しい物言いに腹が立つのはすごくわかりますが、同じようなことをしては他者からあなたも同列の人間と認識されるだけです!
僕もチェルシーファンなので正直トッテナム荒いなぁと思ってしまいました。
ただそのようなデータがあるのであれば、たまたまか、またはやはり2年前の因縁があるからなのかな?と思いました笑
客観的に見て荒いか荒くないかはわかりませんが、自分の中で納得がいきました。
そもそも僕はスパーズは好きなクラブの1つ(プレミア自体が好き)なので、そんなチェルシーファンがいることも忘れないでください!
フェアプレーランクの話も何回もされてるはずなのに毎回こういうことを言われるのが本当にめんどくさい。
レッドカードをリーグ戦でもらってないチームですしプレミアリーグでもあるのにね
コメント20の方へ
わかってます!
ただそれで個人が否定されるのはおかしいと思います。
現に僕はチェルシーファンですがレイシストではありませんし、被害者面もしてません。
なのでコメント15の方の文章やそれを擁護しているコメント20の方の意見も成り立たないと思いますがどうでしょうか?
それに何度も言いますが、過去にチェルシーのファンや選手がしたことでその人たち以外も巻きこんで全体(この場合はチェルシーファン)を悪くいうこともレイシズムに当たると思います。
コメ20の方僕の文章をもう一度読んでみてください!
最後のところにトッテナムを悪く言うことを容認しているのではないとはっきり書いてあります!
これはトッテナムを蔑んだような過激な発言すべてにたいして書いてます!
なので自分勝手にいきなりトッテナムのファンが暴言吐いてきたなどとは思ってません!
みなさま>
試合に関しては、この日のメンバーとコンディションではスパーズが優勢で、しかしチェルシーがうまく勝利に辿り着いた印象です。ボアスさんが書かれている戸田さんの「作戦勝ち」という表現がしっくりきます。
スパーズの荒さ云々については、私は「レフェリーのジャッジがすべてというルールのスポーツなので、レポートで疑義は呈しても判定を正として語る」「素晴らしいプレイ、采配、勝負を愉しみたくてスタジアムやTVの前にいるので、それ以外のことを一義には語らない」「チームにはさまざまな選手がいて、年が経つにつれて監督やメンバーは変わっていくものなので、ネガティブなレッテルは貼らない」と決めています。
ラフに見えるプレイのほとんどはミス(遅れてしまった、あるいは滑らない方がいい場面で滑るという判断をしてしまった等)で、気合いが入りすぎる選手はミスが多くなりがちだということだと認識しています。相手を負傷させることがあるので、ラフプレーを減らすべく注意して戦ってほしいなとは思いますが、過ちを犯してしまった選手に対しては、(その瞬間はやめてくれ!と激することはあっても)これからの素晴らしいプレイで取り返してほしいと願っています。
トッテナムのサポーターはトッテナムの選手たちの素晴らしいプレイを見たくて応援しており、チェルシーのサポーターも同じ、私がマンチェスター・ユナイテッドを応援するのも同じです。「前科は消えない」とばかりに過去のネガティブなことばかりをいい合うのはやめませんか?それをやり続けると、ポジティブにプレミアリーグやフットボールにっついて語れる場がなくなっていくだけで、誰も幸せになりません。あそこが勝負どころだった、あのプレイがよかったと、素晴らしい試合や選手についてやり取りできるスペースがあればいいなと思いながら、この場を持っています。いい会話ができればと、お金を払って借りている場ですので汚れると悲しくなります。どうぞよろしくお願いいたします。
感情的になってしまい、ブログの閲覧者に不快な思いをさせてしまい大変失礼致しました。
全てのチェルシーファンが私の発言した通りの人ではないのに失礼な物言いをしてしまい、申し訳ありませんでした。
15、20、22の書き込みをした者さん>
返信ありがとうございます!こういうときに、後からきちんと回答いただけることは稀で、ディスりっぱなしでそのまま来なくなる方がほとんどですので、大変うれしいです。サッカーは、みんな熱くなるので、いいたくなる気持ちはわかります。私は攻撃的なことを自ら書いたことはありませんが、その種が自分のなかにないわけではないと自覚はしています。
それでも、こうしてやりとりできるご縁をいただいたのであれば、できるだけ気持ちよく交流したいなと思います。今回のチェルシーVSトッテナムについて、両方のサポーターのみなさんにいちばん申し上げたいのは、以下のようなことです。
「さすが昨季プレミアリーグの1位2位対決!いい試合でした。スタンフォードブリッジの再戦も楽しみですね!」
小学生の喧嘩を宥める先生役も大変ですねぇ
毎度毎度お疲れ様です