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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Everton】ルーニー先制!10人のマンチェスター・シティが怒涛の猛攻でドロー決着!

プレミアリーグ第2節、マンデーナイトのゲームは積極的な補強で話題になったクラブ同士の対戦です。ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティVSロナルド・クーマンのエヴァートン。ペップは今日も3-5-2を選択しています。GKに新戦力のエデルソン、コンパニ、オタメンディ、ジョン・ストーンズの3バック。アンカーにフェルナンジーニョ、その脇にデブライネとダヴィド・シルヴァ、アウトサイドにカイル・ウオーカーとサネが入り、アグエロとガブリエウ・ジェズスの2トップです。立ち上がりから、マン・シティがゲームをコントロールし、アウェイのエヴァートンは速攻狙いという展開。6分にデブライネのFKがルーニーに当たり、コースが変わりますが、ピックフォードは落ち着いてキャッチします。

エヴァートンの最終ラインも、マイケル・キーン、ジャギエルカ、アシュリー・ウィリアムズの3枚。プレミアリーグ屈指のアンカー、イドリサ・グイェの脇にシュナイデルランとトム・デイヴィスが入り、WBにホルゲートとレイトン・ベインズ、前線にルーニーとカルヴァート・ルーウィンという布陣です。8分のマン・シティのCKは、左足で狙ったアグエロのシュートが大きく外れます。マン・シティの厳しいプレスを受けたエヴァートンはうまくビルドアップできず、前線に蹴り出して奪われるシーンが目立ちます。デブライネとトム・デイヴィスのミドルシュートは、いずれもGKを脅かすに至らず。22分にダヴィド・シルヴァがボックス左を走ったアグエロに出したスルーパスは、ホルゲートが読んでフィニッシュを許しません。

26分、オーバーラップしたオタメンディのミドルをピックフォードがセーブすると、こぼれ球を拾ったアグエロがループシュートを狙いますが、ゴールマウスをカバーしたジャギエルカが頭でクリア。直後のCKも、オタメンディのヘディングが左に逸れていきます。34分にデブライネがアグエロに絶妙なパスを通し、前が空いた10番がゴール前に持ち込みますが、ジャギエルカのスライディングにひっかかって打てず。前線に飛び出したダヴィド・シルヴァの決定的なシュートもポストに阻まれると、35分にエヴァートンが先制します。敵陣右サイドでインターセプトに成功したのは、カルヴァート・ルーウィン。ホルゲートにつないでリターンをもらった20歳のサイドアタッカーは、フェイントでコースを空けると見事なグラウンダーを通します。ダイレクトでプッシュしたのは、古巣復帰を果たしたウェイン・ルーニー!プレミアリーグ開幕から2戦連続のゴールは、劣勢のアウェイゲームでの貴重な一撃でした。

追う立場になったマン・シティは、ピックフォードのミスキックをカットしたショートカウンターをレイトン・ベインズに止められ、左からアグエロが突破した速攻もガブリエウ・ジェズスのボレーがGKの正面です。44分、カルヴァート・ルーウィンを肘でヒットしてしまったカイル・ウォーカーが2枚めのイエローで退場となってしまいます。前半は0-1。ペップはハーフタイムにガブリエウ・ジェズスをスターリングにスイッチしました。10人で戦うプレミアリーグの優勝候補は、後半に入ってもゲームの主導権を握っています。

どちらが10人かわからなくなる一方的なホームチームペース。エヴァートンはボックスの手前でカットするのが精一杯で、カウンターを仕掛ける余裕はありません。58分、デブライネのFKは壁に入ったジャギエルカが必死のブロック。フォローしたダヴィド・シルヴァのシュートもエヴァートン守備陣がはね返します。61分、クーマン監督は思い切った交代策を講じました。アシュリー・ウィリアムズとトム・デイヴィスを下げて、クラーセンとシグルズソン。スウォンジーからやってきたプレミアリーグNo.1クラスのFKのスペシャリストは、数少ないチャンスをゴールに結びつけることができるでしょうか。63分、左サイドから蹴ったシグルズソンの最初のFKは、エデルソンが手に当てて逸らしたもののフォローがありません。

65分にジョン・ストーンズをダニーロに代えたペップは、4分後にサネをベルナルド・シウヴァ。プレミアリーグデビューを果たしたばかりのアタッカーは、アグエロが4人を引き連れて入れたクロスをダヴィド・シルヴァが落としたところをボレーで狙いますが、うまくミートできませんでした。74分、デブライネの速い縦パスがベルナルド・シウヴァに入り、ボックスに侵入したスターリングが落としをダイレクトで叩くと、大きく枠の上にアウト。76分にデブライネのスルーパスで右から抜けたダニーロは、左足のシュートをピックフォードのビッグセーブに阻まれます。

マンチェスター・シティが追いついたのは、82分。ダニーロのクロスをホルゲートが頭でクリアすると、落下点にいたスターリングが完璧なボレーを右隅に突き刺しました。ひとり多いチームは8人がボックスにこもっており、勝ち越しを狙っているようには見えません。88分にシュナイデルランが後ろからアグエロを削り、2枚めのイエローでピッチを去ると、クーマン監督はルーニーをベシッチ。アウェイサポーターは、何も起こらないことを祈るしかありませんでした。やがてタイムアップの笛、1-1ドロー。最後まで攻め続けたマンチェスター・シティは「分けてなお強し」。新戦力が多いエヴァートンは、組織的に攻められるようになるまでには時間がかかりそうです。

カイル・ウォーカーの退場で、まずは追加点を防ぐべくトップを1枚削ると、右サイドで優位と見るやダニーロを足して徹底的なサイド攻撃。頭数を揃えて守るエヴァートンをひっくり返せなかったものの、ペップ采配のおもしろさを堪能したゲームでした。下がりっぱなしでは耐えられないと見たクーマン監督のMF2枚投入も納得で、戦術的に見応えのある一戦。スタンドで観戦していたモウリーニョ監督は、両者ともに勝つのは難しいと感じたのではないでしょうか。次節のプレミアリーグは、マン・シティはアウェイのボーンマス戦。ELプレーオフを戦うエヴァートンは、スタンフォード・ブリッジでチェルシーという厳しい日程です。

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“【MAN.CITY×Everton】ルーニー先制!10人のマンチェスター・シティが怒涛の猛攻でドロー決着!” への2件のフィードバック

  1. yuto より:

    今シーズンから試合はDAZNでチェックしているのですがこのカードを見れないということで早速、不満を感じている今日この頃です。
    ウェイン・ルーニーについてはワンチャンスを見事に仕留めたなといったところでしょうか。
    エヴァートンは新戦力がフィットするまではあまり上がってこないかなと予想していますが、内容がそこそこながら結果も出しているあたりはさすがクーマン監督です。
    全体的に荒い展開になっていましたが、こういう展開で毎回アグエロが決めてくれていただけに少し物足りなさも感じました。

  2. makoto より:

    yutoさん>
    マイケル・キーンとクラーセンは問題なし、ピックフォードはキックが不安ながらもまずまずで、エヴァートンの新戦力がフィットするのは早そうです。どこまでいくか、楽しみですね。アグエロは相変わらずのキープ力とポジショニングセンスでよかったのですが、運がありませんでした。

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