【Liverpool×Burnley】狙いなきクロスは味方に届かず…リヴァプールは痛恨のホームドロー!
サイドでキープするところまではいきながら、クロスはことごとくバーンリー守備陣がクリア。リヴァプールは、前の3人がフィニッシュするシーンを創れません。17分にマティプがオーバーラップしたチャンスは、パスを受けて振り向こうとしたサラーが打てず。21分にはアーノルドの縦パスで抜け出したサラーが、はっきりしないラストパスを入れてしまい、直後にスタリッジの浮き球がエジプト人FWに渡るもヘッドが浮いてしまいます。今季プレミアリーグで既に2ゴールを挙げている11番にボールを集めるものの、ラストパスの精度が今ひとつ。チャンスを活かせないでいるうちに25分過ぎからバーンリーの逆襲が始まります。
ウォードのグラウンダーを見てニアに走り込んだクリス・ウッドは触れずに終わりますが、27分、左からのグラウンダーをウッドが落とすとアーフィールドがフリーでした。右足の丁寧なシュートがゴール左隅に吸い込まれ、ミニョレは何もできませんでした。しかし30分、地力に勝るリヴァプールがエムレ・ジャンの縦パス1本で追いつきます。ボックスの入り口でトラップし、左に流れながら強烈なシュートを突き刺したサラーの淀みないプレイは見事。1-1となり、またもレッズが一方的に攻める時間が戻ってきました。35分、ミルナーのアーリークロスをタルコフスキが空振りしますが、背後にいたスタリッジは触れず。ボックス左を突破したスタリッジがファーに浮かし、サラーがヘッドで折り返したボールは中に合いません。
ここまで目立たなかったコウチーニョが、42分にスタリッジにきれいな縦パスを通しますが、思い切りよく左足を振り抜いた一撃は左に逸れてしまいます。コウチーニョのパスを受けて右から狙ったスタリッジも、切り返しを入れて左45度から打ったフィルミーノも決められず、前半は1-1で終了。ポゼッション7割のレッズは後半も中盤を支配し、46分にはスタリッジのループシュートがクロスバーの上に外れます。51分、徐々に積極性が増してきたコウチーニョが左足で強烈なミドル。これも浮いてしまいましたが、前が空くシーンが増えたレッズは、フィニッシュの精度さえ上がれば逆転できそうです。
ミドルの雨を降らせるリヴァプール。59分に右から中に斬り込んだスタリッジの豪快な左足シュートは、GKポープがよく弾きました。63分、ボックス右でフィルミーノの落としをもらったスタリッジは、脇を縦に走ったミルナーに絶妙な浮き球を通しますが、ボレーはタルコフスキが足を出してカットします。ロングフィードで抜け出したサラーは、GKポープの目前で先に触るもグローブに当ててしまいゴールならず。レッズが一方的に攻めたまま、残り時間は20分を切りました。
クロップ監督が選手を代えないのは、今のメンバーで充分崩せると思っているからでしょうか。ブレイディの左足ミドルの後、コウチーニョのシュートが大きく外れると、79分にようやくクロップ監督が2枚代えを敢行。ブラジルコンビを下げ、ソランケとチェンバレンを投入します。U-20ワールドカップのMVPは、プレミアリーグ初ゴールを決められるでしょうか。バーンリーは、81分からCKを2回ゲットし、いずれもベン・ミーがフリーでヘディングシュートを放ちますが、マティプとミニョレが必死にクリアして勝ち越しを許しません。84分、ロバートソンとのワンツーでミルナーが縦に突破し、ファーにクロスを通すと、アーノルドのボレーはポープがキャッチ。2分後、サラーがボックス内でつぶれ、、拾ったアーノルドの短いクロスをソランケが倒れ込みながらボレーで狙うも、当たっているGKがぎりぎりで掻き出しました。
最後までシュートを打ち続けたリヴァプールは、最後まで決められずにタイムアップを迎えました。ラストパスやフィニッシュの精度もさることながら、マティプなどゴール前に走り込んだ選手をおとりにもターゲットにも使わない狙いなきクロスが気になりました。後半、前線の選手の動きが鈍っていたことを考えれば、ソランケとチェンバレンの投入はもう10分早くてもよく、攻撃センスがあるワイナルドゥムを加えるという手もあったと思います。守備に問題があったのは確かですが、1ゴールしか奪えなければドローもやむなしです。リヴァプールは、チャンピオンズリーグの直後のプレミアリーグをどう戦うかをしばらく悩み続けるかもしれません。
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勝てなかったのか、負けなかったのか。スタッツを見れば前者ですが、昨季までのリヴァプールからすれば後者だと思います。後半に連続で与えたCKから、どちらか一方でも決められていたら負けていました。
交代のタイミングが遅かった事は同感です。ただ、あの流れの中ではミドルシュートでゴールに迫りたい気持ちがあったのではないか、とも思います。とりわけ、コウチーニョはドリブルでマーカーを剥がすところまでは良く、シュートだけが浮いてしまっていました。「あと1本だけ待ちたい」という気持ちだったのではないか、だからこそ、その1本が外れたのを見届けてから交代に踏み切ったのではないか、と邪推しています。
クロスについては仰る通り、狙いが不明瞭でした。PA内に侵入してからの、いわゆる折り返しのクロスに関しては何らかの意図を感じましたが、得点には結び付かず終い。そもそも狙いたい場所に選手がいない or マーカーを振り切る動きが少ない事も原因だったと思います。
GKを含めたバーンリーの守備が見事だったのは事実ですが、それをこじ開けない事には勝てる試合も勝てない。シティ戦との因果関係は無いと思いたいですが、何か不穏な空気は感じます。とにかく、何にも勝る特効薬である勝ち点3を手にしたいところです。
確かに僕もあと10〜15分早く交代していいんじゃないかと思いましたが、某サッカー通実況がごちゃごちゃ言いだして、音声をオフにしました(笑)。実況だけしてろと。スポナビも副音声がほしいです。
明らかな不調な選手がいる場合は別として、選手交代はギャンブル的な要素があるわけで、指揮官を信じるしかないですよね。代えるも采配、代えないも采配ですね。
フィニッシュまでの流れは魅力的なサッカーを展開してくれましたし、35本のシュートで1ゴールは選手の責任が大きいでしょう。マンシティなら何ゴール決めていたか。冷静にいくところと思い切りよくいくべき場面などの判断力が欲しいですね。勿論、守備も含め最近の戦績はボスとフロントの責任です。ただマネとヘンド不在でも魅力的なサッカーができるチームを作ったボスに不満は無いですね。
とにかく選手交代が遅いのは皆んな思ってるし、観戦者各人が感じればいいのであって実況、解説がうだうだ言って試合にネガティヴ感を漂わすなと。「ゲット〜」だけ言っといてくれ、と思いました。
更新ご苦労様です。
チェルシーに勝ちスパーズとのドローはまぐれではない事がこのゲームでも証明されたと思います。GKポープが素晴らしかったですね。こういうゲーム展開はGKの奮闘が光りますね。
ドロー痛いんですが、マネやヘンダーソン不在時のゲーム展開については光明が見えた気がしますし、コウチーニョは奮闘していたと思います。ピッチでどんどん結果を出して欲しいと思います。選手の交代は前線にいるコーチが一番分かっているのでしょうから何も言えませんが、サポーターとしてはヤキモキしてしまいますね(苦笑)ポジティブに考えれば、昨シーズンの同じ時期を比較しても実はそれほど差はなく次節レスター戦勝利すれば、同時期の成績を上回りますので、ここはポジティブに考えます(笑)
Motsuki909さん>
クロスに関しては、中の薄さと狙いのなさという2つの問題があったのではないかと思います。であれば、ソランケを入れてチェンバレン、という策自体は合理的ですね。タイミングについては、いろんな考え方がありますが。
ロマンスのわたひとさん>
何度も繰り返し同じことをいっていたので、試合のなかで起こっていることに特化して実況してくださいと思いながら観てました。終盤は前半ほどサイドから崩せなくなっていたので、まずはソランケを入れて中があったまったところでチェンバレンといった交代を少し早めに仕掛けてもよかったのでは?と思いました。
Mackiさん>
エムレ・ジャンがずいぶんよくなってますよね。こういう試合を見ると、ララナは大事な選手だなと思います。