【Chelsea×Arsenal】素晴らしきダービー!チェルシーとアーセナルは両者譲らず互角のドロー!
対するアーセナルは、チェフの前にモンレアル、コシールニー、ムスタフィの3バック。ベジェリンとコラシナツがWBに入り、セントラルにジャカとラムジー、前線にはイオビ、ラカゼット、ウェルベックです。昨季プレミアリーグで24ゴールのアレクシス・サンチェスはベンチスタート、メスト・エジルは不在。ガナーズの布陣とスタメンはこれでいいのかという不安のなか、ランチタイムキックオフのゲームが始まります。FAカップとコミュニティシールドでチェルシーに連勝したガナーズは、開始直後から厳しいプレスに押されています。インターセプトからの直線的なアタックでペドロにシュートを許すも、チェフが落ち着いてキャッチ。5分にセスクが右サイドを崩しますが、ニアへのグラウンダーはモラタに通りません。
11分、今季プレミアリーグで既に2ゴールを決めているアスピリクエタとモラタのホットラインが開通。クロスに反応したストライカーが首を振って左隅を狙うと、ラインの裏に入るのが早いとラインズマンがたしなめます。16分、アーセナルに決定機到来。ラカゼットの落としを受けたベジェリンがイオビとのワンツーで右サイドを崩すと、クロスはウェルバックにぴったりでしたが、ヘディングシュートは惜しくも左にアウト。1分後にもラムジーのスルーパスでベジェリンが右から抜け出しますが、ニアに走り込んだラカゼットの一撃はクルトワがセーブします。20分、コラシナツのミドルはクルトワが何とか前に弾き、ラカゼットとラムジーはリバウンドを拾えません。
21分、今度はチェルシーが決定的なチャンスをつかみます。セスクが左足で出した前線へのフィードで、ペドロがチェフと1対1。この勝負は、足元を抜こうとした一撃に動かず、膝に当てたチェフの勝ちでした。31分、やや右から放ったジャカの無回転シュートは逆にブレて、右のポストすれすれで逃げてしまいました。41分、イオビのパスを左で受けたラムジーが、3人に囲まれながらゴール前まで持ち込むと、クルトワの目前で打ったシュートは右のポストを直撃。リバウンドに反応したラカゼットは、ボレーをコントロールできずに右に外してしまいます。前半は、アーセナルのペース。サイドでのマッチアップで負けていないベジェリンとコラシナツに加えて、出足もポジショニングもいいラムジーの積極的なプレイが目立ちます。
ハーフタイムのコンテ監督は、足を痛めたペドロをバカヨコにチェンジ。新しい布陣は3-5-1-1でしょうか。46分に右から放ったウィリアンのシュートはチェフがキャッチ。バカヨコ投入で、チェルシーの中盤に厚みと推進力が生まれました。アーセナルは、前半よりもイオビとウェルベックがサイドに張り、カンテとバカヨコによって厚くなる両サイドをケアしています。モラタはムスタフィにプレミアリーグの洗礼を受け、出しどころがなかった60分のウィリアンのミドルは大きくアウト。66分、ヴェンゲル監督はラカゼットをアレクシス・サンチェスにスイッチします。コンテ監督も負けじとウィリアンをアザール。0-0のまま、残り時間は20分です。
73分、内転筋を痛めたウェルベックに代わってオリヴィエ・ジルー。79分、左に流れたアザールが巧みなステップから中に入って右足で決定的なシュートを放つと、チェフが素晴らしい反応でキャッチしました。残り10分、イオビが下がってエルネニー登場。86分にCKのこぼれ球を叩いたヴィクター・モーゼスは、ゴール前の渋滞につかまりました。その1分後、アレクシス・サンチェスの執拗なチェイスに行き場を失ったダヴィド・ルイスは、獲りにきたコラシナツの足首を削り、一発レッドを喰らいます。モラタをクリステンセンに代えざるをえなかったホームチームは、ドローという結果を甘受するしかなくなりました。
素晴らしい0-0。ミスがなかったクルトワ、ビッグセーブを連発したチェフ、諦めずに追って相手の決定機を阻んだコシールニー、流れを変えたバカヨコ、チェルシーの3バックの背後を再三突いたラムジーなど、MVPを選ぶのが難しい一戦でした。私たちは、3-4-3の発展形となる今季プレミアリーグのトレンドを垣間見たのかもしれません。試合前のスタメン発表では両者とも3-4-3というアナウンスでしたが、前半のラカゼットとウェルベック、モラタとペドロは2トップに近く、ペップやポチェッティーノ監督が披露した「トップ下を置かない”Wプレーメイカーの3-5-2”」をトレースしたような戦い方でした。ズラタンの復帰、ラカゼットとアレクシス・サンチェスやジルーの共存、相棒がいたほうが輝きそうなモラタ、ジョレンテの加入…唯我独尊のクロップ監督以外は、2トップをオプションにする動機が充分にあります。後ろの枚数だけでなく、前の布陣も今季のプレミアリーグの見どころとなる予感がします。
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更新お疲れ様です。
まぁこの内容ならお互い勝ち点1は妥当ですかね。セスクを始めとする中盤からの攻撃の芽を摘み、プレミア慣れしていないモラタにはプレミア仕込みのハイプレスで機能を停止させたヴェンゲルが一枚上手でしたね。バカヨコの投入により中盤戦も制するようになり、停滞していた縦への動きが生まれたのはチェルシーにとってのいい収穫だと思います。
そして長らくキャプテンとして頑張ってくれていたケーヒルにこんな事は言いたくはないですが、彼が今のチェルシーの最大のウィークポイントですね。アロンソへのフォローが遅いせいで左サイドにはスペースが空きまくり、パスを貰ってもクルトワに返すばかり…。アーセナル側がケーヒルがボール持った時を狙っていたのは明白ですし、後半チェルシー側がケーヒルにボールを出し渋っていたのも印象深いです。せっかくアロンソのスペースをカバー出来てかつビルドアップも出来るリュディガーという素晴らしい選手がいるのに、何故起用しないのかが謎です…。
それと、コンテが就任してからアーセナル戦で良い記憶が無いのは気のせいでしょうか(笑)。毎回毎回「チェルシーが有利」とか言われていますが、実はコンテはアーセナルと相性が悪かったり…。…考えたくもないですね
いやー、レベルの高いゲームで、久しぶりにビックロンドンダービーをわくわく、ゾクゾクしながら観戦しました。MOMは攻撃の芽を瞬時に潰し続けたコシールニーとダビドルイスにと思ってましたが、最後の一発レッドでコッシーにあげたいです。おっしゃるように、守備のレベルがお互い高く、それをこじ開けようとする攻撃も見ごたえがありました。
エジル、サンチェスがスタメンにいないなか、攻撃のキーになっていたイウォビとラカゼット、それに走りまくってチャンスメイクしたラムジーにも拍手を贈りたいです。それにしても、セスクは今シーズンキレキレですね!バカヨコの怪物ぶりも脅威になりそうですね!
アーセナルとしては、スタメンの11人のバランスが良かっただけに、一点でもいいから取りたかったですね。リスクを追ってサンチェス、ジルーを投入したものの、バランスは崩れてしまいました。
スタメンでは何か物足りなかったものの、エジル、サンチェスではバランスが崩れそうというジレンマです。ただ、イオビがケーヒルへのマークに追われ、攻撃は消えていただけにラカゼットではなくイオビに代えてサンチェスだと面白かったかな。
ウェルベックも離脱しそうですし、いよいよラカゼット、サンチェス、エジルの3トップ導入ですかね。今日のジャカとワイド、3バックの意識があれば面白い布陣になります。
更新お疲れ様です。アーセナルはコシエルニーの復帰で形ができましたね。やはり欠かせない選手です。
プレミアのシステム.タクティクス面で時計の針が一気に進みつつあります。この2チームも今シーズン中にマイナーチェンジをもう少し加えつつ、これまでとは少し違った、配置や組み立てのオプションを活かす駆け引きのあるダービーが見られそうです!
久々に胸が熱くなる試合でした。引き分けでしたが今期アーセナルにとってのベストゲームでした。ファンが観たいのはこういう気持ちの感じられる試合ではないでしょうか。
惜しむらくはベジェリンに自由があった前半に点が決まらなかった事でしょうか。
試合に入る際の戦術はベンゲルに軍配が上がり、試合途中での采配はコンテが上手だったように思えました。
決定的に違ったのが、選手交代の明確さですね。アクシデントとは言え、ウェルベックに代わったジルーに何をさせたかったのかが見ていて不透明でした。
しかし、お互いに緊迫感を持った良いゲームだったと思います。
Djdjさん>
アーセナルが戦術的に上でしたが、交代策が機能せず、攻めきれなかったという印象です。私も、リュディガー、デイブ、ルイスがいいのでは?と思いました。
ヤンガナ大好き!さん>
コシールニーとラムジーがよかったですね。中盤の寄せが早くてチェルシーの前線を苦しめており、サイドでも優位に立てていたので勝ちたい試合だったと思います。
新参さん>
エジルは、普通にプレイできればそれだけで脅威です。ラカゼットと息が合うようになればアーセナルは相当強くなるのではないかと思います。
グッチさん>
エミレーツでの再戦が楽しみです。ラカゼットとジルーが共存できるオプションを手に入れられれば、ドローで終わりそうなゲームを勝ち点3にする頻度が上がるのではないでしょうか。
Davinciさん>
同感です。いい試合でした。前半、決めたかったですね。
プレミアリーグ大好き!さん>
バカヨコ投入はさすがでしたね。チェフがあそこまでよくなければチェルシー勝利もあった試合でした。長いボールをジルーに集めたかったのだと思われますが、選手にその意識はなかったように見えました。
確かにおもしろい試合でした。あまり引き分けを評価しない私ですが、直接的なリーグ戦のライバルに敵地であの内容であれば文句はありません。
この試合を見た後で、偏プレ的ガナーズ3バック論を改めて聞かせていただきたいです。
各所で4バックにすべきである、という論調がありますが、ムスタフィ、コシエルニー、コラシナツがいればしっかり機能する、むしろ昨季終盤の戦い方ができると踏んでいます。
今日の試合も開始直後はチェルシーの攻撃にさらされており、これがリバプール戦のメンバーであれば、それこそあの試合と同じ展開になっていたと思います。相手に押し込まれる時間をしのぐ力を個々の選手が持っているかどうか。
ジャカと両サイドバックの守備負担を軽減し、ラムジーに自由を、前の3人にスペースを与えるこの形。守備力のあるMFがいないアーセナルには理にかなったフォーメーションではないでしょうか。
ここまでの低調な成績の要因は3バックにあったのではなく、単純にそこに配置された選手の質と適正だったと思っています。
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更新ありがとうございます。
ずっと思っている事なんですが、ダービーのアーセナルは本当に一味違いますね。凄くソリッドで厄介な攻めを何回も仕掛けてきましたね。
ルイスは故意ではないにしろやってしまいました。一番換えがきかないので、どうなるのか。とてもタフなゲームだったので、しっかり休んで次に備えて欲しいですね。
ケーヒルアロンソが同じサイドにいると明確な弱点となるのが再認識できたのでやはりリュディガーの方がいいなと思ってしまいました。マンチェスター勢の事を考えると痛み分けですが両チーム共に収獲のある試合だったと思います。バカヨコの躍動がもっと見たいところです(*´-`)
Djdjさん>
アーセナルが戦術的に上でしたが、交代策が機能せず、攻めきれなかったという印象です。私も、リュディガー、デイブ、ルイスがいいのでは?と思いました。
ヤンガナ大好き!さん>
コシールニーとラムジーがよかったですね。中盤の寄せが早くてチェルシーの前線を苦しめており、サイドでも優位に立てていたので勝ちたい試合だったと思います。
新参さん>
エジルは、普通にプレイできればそれだけで脅威です。ラカゼットと息が合うようになればアーセナルは相当強くなるのではないかと思います。
グッチさん>
エミレーツでの再戦が楽しみです。ラカゼットとジルーが共存できるオプションを手に入れられれば、ドローで終わりそうなゲームを勝ち点3にする頻度が上がるのではないでしょうか。
Davinciさん>
同感です。いい試合でした。前半、決めたかったですね。
プレミアリーグ大好き!さん>
バカヨコ投入はさすがでしたね。チェフがあそこまでよくなければチェルシー勝利もあった試合でした。長いボールをジルーに集めたかったのだと思われますが、選手にその意識はなかったように見えました。
トマシュさん>
私が最近いっていたのは、「アーセナルは3バックより4バックのほうがいい」といったシステム論ではなく、「今の3バックのクオリティとメンバーなら、4バックに戻した方が戦えるのでは?」「適材適所を重視した方がいいのでは?」ということです。その意味では、「ここまでの低調な成績の要因は適材適所ではなかった3バックにあった」ともいえると思います。ベジェリンを右、コラシナツを左に配して、これまでの課題が修正された昨日の3バックは、今後も戦い方の軸になるのでしょう。ただし、3バックをフルシーズン通せるメンバー構成ではないとも思ってますので、冬に補強しつつ、負傷者が出たりした際にはこの形にこだわらずに4バックを選ぶ柔軟性もあったほうがよいと思います。いずれにしても、コシールニーとムスタフィがいないととたんに厳しくなるな…と思いながら見ていました。
雨好さん>
最近のチェルシー戦におけるアーセナルは、毎回素晴らしいですね。この日も、最後までどちらが勝つかわからない展開でのめり込みました。
ちぇるちぇるさん>
あそこはリュディガーでしたね。バカヨコのエンジンは脅威です。ポグバと代表でポジションを争うことになりそうです。
今のアーセナル3バックの決定的な違いは、
コシェルニーは真ん中ではないことではないでしょうか。
コシェルニーは3バックでは中央ではなくその脇が適しているかと思います。
中央はムスタフィかメルテザッカーですね。
ここを入れ替えてから劇的に良くなったかと。
名無しさん>
そうですね。一方で、私が気になっているのは、プレミアリーグ5試合で既に3回もノーゴールのゲームがあることです。昨季は、4バックで戦った30試合でノーゴールは3回のみ。4-2-3-1あるいはゼロトップで戦ったTOP7とのゲームでは、クリーンシートの敗戦はひとつもありません。アタックのほうの問題も同時に解決しなければ、3バックがうまくいっているとはいえないと思います。「どうなるか見てみよう」ですね。
アーセナルの3バックは理解不能です
ポゼッションサッカーだと「どうぞカウンターしてください」と相手に言っているようなもので、チェルシーに決定力があれば、リバプール戦の再来でした
加えて3バックだと、ムスタフィかコシェルニーどちらかが外に配置されるため、良さが死に、スイッチを入れる縦パスを入れられず、攻守ともにスペックダウン
さらに、不可解なウェルベックの寵愛っぷり、チャンスは作ってもゴールセンスは皆無。正直、岡崎慎司の方が確実に上でしょう
あと、エジルは要らないと判断できる一戦だったと思います。チャンスメーカーとしては実績はありますが、試合を通して『数回のチャンスメーク時以外』は完全に穴だったので、居なくて良かったかと(苦笑)
正直、エジルとハメスロドリゲスをトレードして貰った方がwin-win ではないでしょうか