【Chelsea×MAN.CITY】圧巻ペップ!高速縦パスを浴びせ続けたマン・シティがチェルシーに完勝!
2分、右サイドでフリーになったカンテのクロスを、ニアに入ったモラタがヘッドで狙いますが、当たりが薄くポストの左。10分を過ぎても、マンチェスター・シティは得意のサイドアタックを仕掛けられません。12分、カイル・ウォーカーが中に斬り込んでボックス手前まで進出すると、左でパスをもらったダヴィド・シルヴァがミドルシュート。ミートできなかった一撃は右に外れてしまいましたが、今季プレミアリーグの首位チームはようやく落ち着いたようです。19分、スターリングのクロスのクリアを、デルフが思い切ってボレー。強さは充分でしたが、コースに入ったリュディガーが体を張ってCKに逃れます。
26分からの攻防は、見応えがありました。リュディガーのクロスがはね返され、リバウンドをアスピリクエタが左足で狙うと、エデルソンがセーブ。このこぼれ球を折り返したバカヨコは、DFに当ててしまいます。CKをキャッチしたエデルソンがすぐに右に展開すると、ドリブルで上がったデブライネがスターリングに絶品スルーパス。しかし完全にボックス右を崩したアタッカーのクロスは速すぎ、中にいた2人に触らせることができませんでした。左のサネにパスを入れ、リターンをもらったダヴィド・シルヴァがニアに打ったシュートは、クルトワがセーブ。マンチェスター・シティペースのなか、34分にモラタがハムストリングを痛めて無念のリタイアです。コンテ監督がウィリアンを入れたのは、アザールのゼロトップという狙いでしょうか。45分にデブライネのCKをニアで叩いたフェルナンジーニョのヘッドは、クルトワが正面でセーブします。0-0で終わった前半は、マンチェスター・シティの時間でした。
セカンドハーフに入ると、アウェイチームがさらに攻勢を強めます。右にまわったダヴィド・シルヴァがタクトを取り、サネやガブリエウ・ジェズスがボックス内で仕掛けるマン・シティに対して、チェルシーはアザール頼み。54分のマン・シティのCKは、ファーに流れてきたボールを思い切って打ったスターリングの一撃がバーを越えていきます。チェルシーの反撃は61分。ボックス手前からのFKは、セスクが左のアザールを使い、10番は左足シュートをエデルソンにストップされましたが、ウィリアンが直接狙ったほうがおもしろかったのではないでしょうか。
65分、カイル・ウォーカーが自陣からスターリングに通した長いスルーパスは秀逸でした。ボックスの入り口で7番がニアに落とすと、ダイレクトで打ったのはダヴィド・シルヴァ。左足で打ちたかったであろうプレーメイカーは、ニアサイドを狙った右足シュートをDFにぶつけてしまいます。カイル・ウォーカーは1分後にも前で空いていたダヴィド・シルヴァに縦パスを通し、ダイレクトでスターリングにはたいた21番はそのままゴール前に侵入します。ニアでガブリエウ・ジェズスが触らなければ、ダヴィド・シルヴァはボレーを決められたでしょうか。ボールはフリーだったフィニッシャーの後方に流れてしまい、アウェイチームの先制はお預けとなります。
しかし67分、マン・シティは自分たちに向いていた流れを確実にゴールにつなげました。オタメンディからのパスを受けたデブライネは、ガブリエウ・ジェズスをポストに使ってボックス手前に侵入。左足で右隅を狙った完璧なシュートにクルトワは反応できませんでした。デブライネは、意外なことに今季プレミアリーグ初ゴールです。チェルシーの中盤の守備が、ここまで簡単に縦パスを許すのを見たことがありません。
73分、コンテ監督が2枚代えを敢行。バカヨコとアザールを諦め、バチュアイとペドロを投入します。これを見たペップは、ダヴィド・シルヴァをベルナルド・シウヴァ。78分、ケーヒルのサイドチェンジを右サイドのアスピリクエタがダイレクトで折り返しますが、角度をつけられずエデルソンにキャッチされてしまいます。敵陣でのインターセプトが目立つマン・シティは、83分にもカットしたボールをそのまま右から持ち込んだフェルナンジーニョがシュート。ギュンドアンがサネに代わった後の84分、右サイドを突破したスターリングがファーにいたガブリエウ・ジェズスに浮かすと、狙い澄ましたボレーはリュディガーにヒットしてゴールラインを越えていきます。
チェルシーのチャンスは、90分にウィリアンのFKをクリステンセンがヘッドで合わせたシーンぐらいでした。ペップはデブライネをダニーロに代えて時間を遣います。最後まで攻め続けたマンチェスター・シティの選手たちは、0-1のままタイムアップに持ち込みました。シュート数は4対17、ポゼッションは38対62。チェルシー戦で初勝利を飾ったペップ・グアルディオラの完勝でした。
両者の差が顕著だったのは、後方からのフィードの質だったように思います。カイル・ウォーカーやオタメンディから高速の縦パスがおもしろいように通り、しかもデブライネやダヴィド・シルヴァがダイレクトではたいて前線を動かすとなると、守っているほうはたった2~3秒で一気にピンチに追い込まれます。アトレティコ・マドリードをアウェイで叩いたチームが、スタンフォード・ブリッジでここまで一方的に押し込まれるとは思いませんでした。プレミアリーグ首位のマンチェスター・シティが強かった。昨季の王者より一段上だった。チャンピオンズリーグにおける相手の強さと試合までの間隔が、アウェイチームに有利だったのは確かですが、それ以上の差が感じられたゲームでした。攻撃は最大の防御とばかりに敵陣で過ごしながら勝ち続けるマンチェスター・シティに対して、直近7試合でゴールを記録したのは、リーグカップで同点にしたWBAのヤコブだけです。
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シティの完勝でしたね
チェルシーのカウンターを上手く防いでいました
シティは前線の選手も守備意識が高くDFもビルドアップで攻撃に貢献と良く組織されてますね
どこまで好調が続くのか楽しみです
プレミアリーグ大好き!さん>
おっしゃるとおり、前線の守備力と最終ラインの攻撃への貢献度が抜群に高いですね。怖いのは主力の負傷だけではないでしょうか。
更新ありがとうございます。
奪った後の出先を潰されながらポゼッションをされじわじわと嬲り殺しにされた試合だったと思います。完敗でしたね。次どう打開するかはコンテに期待して、モラタの負傷がとにかく気になります。大事でなければ良いのですが…。
チェルシーはルイス不在とアスピを3バックから外したことが裏目に出たって感じですかね。
この2人がいればラインの押し上げと中盤へのフォローがあるので、もう少しコンパクトにしてカンテ・バカヨコのプレスももうちょっと効いたのでしょうが距離遠すぎ後ろ空きすぎ…、カウンターもルイスがいない為にすぐ後ろで詰まってしまいと全然でしたね。
普通のCBタイプを3人並べるってのはチェルシーの3バックじゃあないなと痛感。
お互いに集中力とインテンシティが高く素晴らしい試合でしたし、そのような試合を勝つことができたのはとても大きいと思います。
シティは攻撃する時間は長かったのですが、チェルシーの守備は固く統制が取れていて、こじ開けるのがとても難しい展開でした。
最終的にデブライネのスーパーゴールに助けられる形になりましたが、11人全員が守備にも攻撃にも積極的に参加していたのでピッチに出てた全員に合格点をあげたいですね。
この試合のMOM自体はデブライネかもしれませんが私はメンディが今季絶望になった今左SBでデルフがこの穴を埋めていることを評価したいです
チェルシー戦ということでデルフが守備で穴になるかと思ったらそんなことなく普通に活躍していたのは驚きました、間違いなく今のシティの救世主です
左SBとしてダニーロより序列が上なのは驚きですがレフティで中盤の選手であるがゆえにボールもある程度捌けるのでペップの求める左SBとしては右利きのダニーロよりマッチしていたのかもしれません
今季、昨シーズンに比べてフェルナンジーニョのパフォーマンスが上がっているのもSBのカバー能力が向上しているおかげで相乗効果が起きてるような気がします
お互いに集中力とインテンシティが高く素晴らしい試合でしたし、そのような試合を勝つことができたのはとても大きいと思います。
シティは攻撃する時間は長かったのですが、チェルシーの守備は固く統制が取れていて、こじ開けるのがとても難しい展開でした。
最終的にデブライネのスーパーゴールに助けられる形になりましたが、11人全員が守備にも攻撃にも積極的に参加していたのでピッチに出てた全員に合格点をあげたいですね。
管理人さんごめんなさい、米7は誤爆なので消していただけますでしょうか
雨好さん>
モラタ離脱はきついですね。バチュアイが結果を出し始めているので、彼とアザールに期待したいところです。
パチさん>
そうですね。2人のレギュラーCBが普段果たしている役割の大きさを感じました。
Man.Blueさん>
ご丁寧にありがとうございます。おっしゃるとおり、攻守ともに連携が素晴らしかったのですが、とりわけ後ろの選手に拍手を送りたいです。
シャーザーさん>
私もデルフにびっくりしました。こういう起用をできるところがペップの凄さですね。