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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Liverpool×MAN.UTD】一方的に攻めたレッズは、マン・ユナイテッドの中央を崩せずドロー決着!

ポール・インス、ジェイミー・レドナップ、アラン・シアラー…「攻撃陣が決められない」「守備が脆弱」と批判の声を強める評論家たちを、クロップ監督は黙らせることができるでしょうか。プレミアリーグ8節、アンフィールドで開催されるノースウェストダービーは、ホームチームによりプレッシャーがかかっている一戦ではないでしょうか。多くのレッズサポーターが、マネを欠いたリヴァプールのスタメンを当てたのではないかと思われます。フィルミーノ、サラー、コウチーニョが前線に入り、中盤にはワイナルドゥム、ヘンダーソン、エムレ・ジャン。ジョー・ゴメス、マティプ、デヤン・ロブレン、アルベルト・モレノの4枚の後ろにミニョレです。

今季プレミアリーグで初めての上位対決を迎えるマンチェスター・ユナイテッドは、2列めにマルシアル、ムヒタリアン、アシュリー・ヤングを並べてきました。プレミアリーグの得点王争いでトップを走るロメウ・ルカクと絶対的守護神ダヴィド・デ・ヘアはアンタッチャブル。セントラルは予想通りのマティッチ&エレーラ、最終ラインはバレンシア、フィル・ジョーンズ、スモーリング、ダルミアンです。ケニー・ダルグリッシュスタンドがお披露目となる一戦。往年のエースが笑顔でピッチに顔を見せてくれました。いつもより、ひと際響く「You’ll never Walk Alone」。キックオフからしばらくは、両者とも気迫が空回り気味で、ボールが落ち着かない時間が続きます。

7分、速攻から左のコウチーニョにボールが渡ると、グラウンダーに飛び込んだワイナルドゥムのボレーはうまくヒットせず。いつもよりスローなレッズのアタックに対して、アウェイチームの守備陣は縦パスをしっかりつぶしています。10分、自らボックス手前まで持ち込んだマティプのミドルはバーの上。マルシアルはドリブルから1本シュートを放ちましたが、サラーはダルミアンがよくケアしています。14分、中央で2人かわしたサラーが右のワイナルドゥムに預けると、切り返して打った左足のシュートはデ・ヘアの正面です。

圧倒的なレッズペースながら、ゴール前に6~7人で壁を作るマンチェスター・ユナイテッドの守備陣は、ラストパスだけは冷静にカットしています。20分、左からのクロスが流れたところを拾ったフィルミーノがニアのサラーに速いボールを入れますが、11番がうまく合わせられません。20分、マティッチのロングフィードがようやく右に流れたルカクに通るも、デヤン・ロブレンをかわした後のクロスが中に合わず。30分には、ムヒタリアンの浮き球でアシュリー・ヤングが右から抜け出すと、クロスのクリアをムヒタリアンが胸で落とし、マティッチがダイレクトでシュート。ボールはクロスバーすれすれを越えてしまいますが、徐々にアウェイチームが押し返し始めています。

35分、CKからの流れでオフサイドをかいくぐったのはコウチーニョ。左からのグラウンダーはマティプにぴったり。ボレーが決まったかと思った瞬間、デ・ヘアが左足を出す驚愕のビッグセーブを見せ、リバウンドを叩いたサラーのシュートは左にアウト。コウチーニョの再三のスルーパスが左サイドを破るも、アルベルト・モレノやワイナルドゥムの折り返しは堅い壁がクリア。42分にマルシアル、ムヒタリアン、ルカクがテンポよくつないだ中央突破は、左に持地込んで放ったルカクの決定的なシュートをミニョレが左に弾いて事なきをえます。前半は0-0ながら、オンターゲットは5対1で、ポゼッションは63:37。守勢だったマンチェスター・ユナイテッドにとって、危険な10番を止めることが喫緊の課題です。

47分、フィル・ジョーンズが自陣でパスミスを犯し、左のコウチーニョにボールが渡りますが、ニアに入れたラストパスはフィルミーノがオフサイド。直後、やはり左からのアタックで、ワイナルドゥムが落としたボールを叩いたフィルミーノのシュートはDFに当たってCK。プレミアリーグ2位のチームが耐える時間が続きます。55分、コウチーニョのシュートが跳ねると、最前線で落ち際を合わせたワイナルドゥムのシュートは上にアウト。1分後、ジョー・ゴメスのアーリークロスで走り込んだエムレ・ジャンはフリーでしたが、左足のボレーを枠に収めることができませんでした。下がり目の中央にいる時間が増えたコウチーニョを止めなければ、一発で決定的なシーンを創られてしまいます。

63分、モウリーニョ監督は機能していなかったムヒタリアンを下げ、リンガードを投入。さらに2分後にはマルシアルに代えてラシュフォードです。66分にヘンダーソンの縦パスを中で受けたサラーは、コントロールショットを左に外してしまいました。72分、コウチーニョの絶妙な浮き球がボックス左に入ったフィルミーノに通りますが、ファーを狙ったボールはサラーの頭上。78分、クロップ監督はサラーとコウチーニョを下げて、チェンバレンとスタリッジで勝負です。さらに87分にはフィルミーノに代えてソランケ投入。決定的なシーンがないまま90分が過ぎ、最後にマン・ユナイテッドの指揮官がアシュリー・ヤングをリンデロフに代えたのは、勝ち点1をキープするために時間を遣いたかったのでしょう。再三のCKは、デヤン・ロブレンとマティプがヘッドを打ち上げ、やがてタイムアップの笛が鳴り響きました。

デヤン・ロブレンはルカクを完封し、ダルミアンはサラーに決定的な仕事をさせませんでした。一方的に押されていたチームのサポーターとしては、攻撃時のパスの精度が低くストレスが溜まる展開でしたが、ボックスの中からのシュートをコースを切って外させた守備陣に敬意を表し、勝ち点1という結果に満足しなければならないでしょう。レッズはコウチーニョとワイナルドゥム、マンチェスター・ユナイテッドではデ・ヘアがMVP候補だと思います。コウチーニョとフィルミーノのコンビネーションはやはり脅威で、出足がよかったヘンダーソンやエムレ・ジャンにカウンターの芽はほとんど摘み取られました。相手に退場者が出たとはいえ、このチームを5-0で粉砕したマンチェスター・シティが今季プレミアリーグの優勝候補の最右翼であることは間違いありません。

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“【Liverpool×MAN.UTD】一方的に攻めたレッズは、マン・ユナイテッドの中央を崩せずドロー決着!” への22件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    シティ戦のレッズとは明らかにテンションが違うので、わざわざ話の締めにシティがうんぬん出す必要もないと思いました
    難しい相手にアゥエイで勝ち点1、悪くないと思います

  2. どーん より:

    正直昨シーズンと大してユナイテッドの戦い方が変わっていなくて残念でした。
    ポグバ、フェライニ、バイリーを欠いていたとはいえ、ヤングのところにマタを入れればもう少しまともな攻撃ができたのではないでしょうか…
    CLの決勝トーナメントのアウェイ戦でこの戦い方なら分かるのですが、リーグ戦でシティを追っている中でのドロー狙いは…
    今日のMVPはダルミアンかデヘアですね。
    1番残念だったのはエレーラです。

  3. NA23 より:

    お互い守備陣が輝いていましたね。ユナイテッドのバイタルエリアの封鎖、リバプールのルカクへの徹底マーク。お互いの長所を上手く消しあった結果が0-0というスコアに如実に現れてますね。
    やはりリバプールにはバイタルエリアの支配者が欲しいのでしょうね、コウチーニョはもっと前目の選手へと成長しましたし、ナビケイタの加入まで苦しみそうです。
    ユナイテッドは、ある程度不満はあれどモウリーニョの思い通りの試合になったと思います。強豪アウェイ相手ではいつもより堅実な采配ですし。

  4. nyonsuke より:

    更新お疲れ様です。

    好調とはいえアウェーのアンフィールドですから、堅守速攻でくるとは思いましたが、マタをベンチに置き、試合開始からバスを停めてくるとは思いませんでした。
    試合開始前のコメントの真逆、1人のFWと9人のDFを並べるとは…、この試合でリヴァプールもよく守ったとは言えないと思います。
    これまでのように堅守からの鋭い攻めで得点を量産するマン・ユナイテッドにボロ負けするなら、清々しく負けを認められましたが、今のレッズ相手にここまで守備的にする必要があったでしょうか?
    ルカク、ムヒ、マタ、そしてラッシュフォードに仕事をさせれば、アンフィールドであっても、今のユナイテッドであれば勝てたのではないでしょうか?
    結局レッズは9月のトンネルを抜けるきっかけを逃し、モウリーニョの策略通りライバルの浮上を潰す負けに等しいドローだったと思います。

    しかし、タイトルを狙うチームがこれでよいのでしょうか?
    管理人様のシティ戦の引用はとても理解でき、ライバルに真っ向から勝利したペップと、最初から勝負をしないモウリーニョは勝負に勝っても魅力では勝てないと思います。
    モウリーニョファンの方には申し訳ないですが、私はレッズファンでありながら、ルカク、ムヒ、ラッシュフォードの得点により3‐0で負けたほうがよかったと思える、非常に残念な試合でした。

    長文失礼しました。

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    自分のサポートチームを貶めてまでモウリーニョを批判するとは…
    よほど嫌いなんだね

  6. 不知火 より:

    バイリーがおらず、フェライニがおらず、ポグパがいない。
    そりゃボールも収まらないし、前にパスも出せないですよね。
    でも、せっかくのダービー。
    勝ちに行って欲しかったです。

  7. nyonsuke より:

    連投失礼します。

    レッズサポーターなればこそです。
    私は最強のマン・ユナイテッドと最高の試合を見たかっただけです。
    モウリーニョ監督はリスペクトしていますが、リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドの試合であることが悔しいのです。
    すいません、私の頭の中がお花畑なのかもしれません。
    ちょっと試合内容が残念すぎて言葉がすぎました。
    モウリーニョファン、マン・ユナイテッドファン方々、申し訳ありませんでした。

  8. ばびぶ より:

    戦術についての好き嫌いはどうしようもないですからね。まあ、自分としてはこういう堅実な戦いできないからリバプールは何年間もタイトル無いのではないかとも思いますが。勝ち点1は悪くないでしょう。ユナイテッドもホームでは違った戦いするでしょうしね。あと確かにシティとの比較は何の参考にもならんのでどーでもいいですね。「~とはいえ」という形で大事なことを軽くみるのはちょっとね。

  9. のこ より:

    しかしデ・ヘアはよくあんなボールに足で反応できますね。もはや反射で体が動く感じなんでしょうか…。

  10. 名無し より:

    更新お疲れ様です。

    レッズサポとしてはデヘアさんほんと勘弁して下さいというような試合でしたね笑
    まあ、ユナイテッドクラスの選手であれだけ守備に重きを置かれたら崩すのが難しくなるのは当然で、尚且つデヘア神の降臨となれば無得点も止むなしかと。
    守備も最近のお約束のカウンター一発を食らわなかったのは良かったです。やはり空中戦でルカクを完封出来たのが大きかったですね。

    まあしかし、どこに行ってもシティ戦の0-5がネタにされるので早くシティともう一度やりたいです。マネが退場するまではわりと良かったんですよ!笑

  11. プレミアリーグ大好き! より:

    ユナイテッドの強さはクリーンシート7回を誇る守備ですからね
    あれだけ攻め込まれても完全に崩されることは多くなっかったはず
    シティの攻撃を見てユナイテッドの攻撃に不満を持つ気持ちもわかります
    リーグ優勝するチームは失点の少ないチームで
    今は首位と勝ち点差2ですから怪我人が帰って来ればなんとかなるでしょう

  12. グッチ より:

    モウリーニョが怪我人等々の心配がなく、いつも通りのスタメンとプランで試合に臨めば確かに0-3でユナイテッドが勝っても不思議はなかったかもしれません。一定以上のチームを相手に、増してアウェイでという事でガッツリ守備だけにリソースを割いた結果ですから0-0は妥当かなぁと思います。
    ただ、「正面から3点取ってユナイテッドに勝って欲しかった。」という言葉が出るカードであればナショナルダービーとは呼ばれません。そして、「まあ引き分けも仕方ないかな。」という空気に(私自身も内心どこかで)なってしまうのはちょっと寂しいです。血眼になって勝利を奪い合い、この試合の勝者がリーグを制する!という関係になってくれれば個人的には幸せですし、この2チームにはそれを望みます。

  13. プレミアリーグ大好き! より:

    攻撃的なスタメンで行ってればユナイテッドは勝てたというコメントがありますが私はそうは思いません。

    下位には勝ち点を落としますがビッグゲームに強いレッズのホームで勝つのは難しいことですし、勝ちに行くのではなく負けないことを選んだモウリーニョはさすがだと思います。

    シティの攻撃は確かにすごいですが昨日のストーク戦を見る限りメンディが抜けた穴は埋められておらず、守備陣は確実にユナイテッドのほうが上だと思うのでまだまだリーグがどうなるかはわかりませんね。

  14. runrun より:

    レッズは冬にコウチーニョが抜けるという噂がありますがどうなるでしょうか。

    レッズは本当にコウチーニョとマネ頼みのチームになってしまいましたね。
    サラーは決定力が無さすぎるしフィルミーノも1人で打開できるタイプの選手じゃない。
    チェンバレンなんかを50億でとるならもっといい選手がいたと思いますが。

    圧倒的にレッズが攻めたと各メディアは報じてますが実際は持たされただけでした。
    デヘアのビッグセーブ以外のシーンはユナイテッドの守備陣にシュートコースを限定されてキーパーの正面ばかり。
    今年のレッズはたぶん4位以内は無理ですね。

  15. プレミアリーグ大好き! より:

    レッズは試合ごとに大分テンションが違うように見え、それが内容・結果にもろに出るチームのように思います。(個人的にはそれがこのチームの対上位・対下位の戦績のギャップに関わってると思ってます。)
    もしこの下向きのタイミングでダービーにレッズが勝ったら、恐らく相当テンション上がって、しばらくの間調子が上向くことが予想できるように思います。
    そういうことを考えると、ライバルを調子付かせないためにも、負けない試合をしっかりするというプランがモウリーニョにはあったのかもしれませんね。

  16. プレミアリーグ大好き! より:

    モウリーニョはいいですね、得点出来なくて何も出来なくてもドローで褒めらて
    勝手にリバプールが決定機外しただけで他のプレミアのチームと昨日とユナイテッドは大して変わらない
    いや、むしろ他のチームのほうがずっとリバプールに脅威だった感じがしますがね
    昨日の試合に関して言えばいつものリーグ戦同様リバプールが決め切れず、ユナイテッドはリバプール守備陣相手に何も出来なかったが公平な見方ではないでしょうか??
    作戦でバスを止めた?そんなのどこのプレミアのチームでもやってきますし、改めて言うことでもないでしょうに

  17. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    またしてもデ・ヘアの壁は高くゴール前に立ちはだかりましたね。レッズが安易にシュートを打つ度に、このシュートではデ・ヘアを抜くことは出来ないと思いました。ポジティブな点はクリーンシート達成とルカクを抑え込んだ事でしょうか。
    モウリーニョと対戦するときは今後もこの形だと思うので、レッズとしてはこれを崩す事ができる攻撃の形を複数持つしかないかもですね。でも面白いゲームでした。

  18. プレミアリーグ大好き! より:

    重心を低くして戦ったらアホみたいにバスバス言うのやめませんか?スペースを消したら停滞してくれる相手にとる当然の戦術だと思いますが。

    この試合はポグバ不在、足元小学生レベルのCBコンビ、左足しか使えないマティッチ、問題外のエレーラ等の理由でまったく前に運べなかったのでリバプールサポーターの方からしたら確かに印象悪い試合でしたが。バスを停める戦術なら5バックに近い戦術をモウリーニョ監督はチョイスしてたと思います。リバプールの中盤が素晴らしかったのでユナイテッドは何もできなかったで良くないですか?

    ただこの程度の相手に得点の匂いがしない試合を見てるのはきつかったですね。CSKA戦のようなポゼッションスタイルの3バックでのぞんでも良かったのではないかなと結果論的に思います

  19. Motsuki909 より:

    皆さんが言うほど、つまらない試合には感じませんでした。拮抗した感じも含め、緊張感があって楽しめました。

    ジャンの推進力あるドリブルは良いですね。マティプも同じようなドリブルを見せていましたが、意外と細々としたプレーより、ああいうシンプルで思い切りの良いプレーの方が打開策になりうるのでは、と感じました。コウチーニョはポジション取りが低過ぎた気もします。フィルミーノが潰れ役も買って出てくれる選手なので、終始前めの位置取りで良かったと思います。サラーは1点でも取ってくれればいい。シュート精度の問題です。焦りが先行していたように見えました。

    DF陣は頑張っていした。ゴメスは攻め上がりつつ、マルシャルとラッシュフォードを抑えていたし、モレノもギリギリとはいえ全力で守っていたのは好感触。マティプとロヴレンも良く、注文を付けるならCKで決めて欲しかった事ぐいです。

    0-0自体は悪くありません。ただ、アンフィールドという事を考えると、良くもありません。今の順位も満足できません。次はスパーズ。攻めてくる相手には強いなら、絶対に勝ちたいゲームです。

  20. voo より:

    荒れ気味ですがわりとそれぞれの意見はわかるところがあります。
    私はリバプールはデヘアのビッグセーブ、ユナイテッドはルカクのシュートと本当の決定機は一回ずつで、攻められてるようでユナイテッドはかなり計算通りに守れてると思いました。やけくそミドルがゴラッソになってしまったらそれは仕方ないですから。

    参考になるのはモウリーニョの会見でモウリーニョは守りながらクロップが勝ちにきて中盤の3枚をやフォーメーションを代えることを待っていた、と。代えたリンガードとラッシュフォードにも相手の中盤が代わったときの作戦を伝えていたそうです。しかしクロップはおそらくそれをわかって中盤の堅さは崩さなかった。モウリーニョの勝ちにいくための扉を閉ざす交代をしてのドロー、モウリーニョは後半をチェスの試合のようだったと総括します。私はこの試合は裏で高度な戦術の読みあいせめぎあいのあったいい試合だったと思います。

  21. makoto より:

    みなさま>
    たくさんのご意見、ありがとうございました。まずはじめに…なのですが、それぞれのチームや選手について、批判的なことを語らざるをえないのがスポーツですので熱くなるのは理解しますが、コメントを書いていただいている方に向けての誹謗中傷は絶対にやめてください。意見が違うときは、冷静・フラットに「こうではないか」といえばいいだけですので。

    ましてやデフォルトの「プレミアリーグ大好き!」のままで誹謗中傷、批判的なことを書くのは、言いっぱなしで反論は受け付けないというヒット・アンド・アウェイというご意向かと思われますので、今後は予告なく消させていただくこともあるのをご了承ください。何とか時間を遣ってコメントにもお返事したいと思いつつ、充分にできてなくてみなさんには申し訳ないのですが、ネガティブなお話への対応が増えると、記事自体を書く時間の確保も難しくなります。本欄は、記事に対するご意見をいただいたり、建設的なコミュニケーションができるようにという趣旨で私が借りている場所ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

    試合については、モウリーニョさんが守備的な戦術を取ったこと自体には納得しつつ、あそこまで攻められなかったことに愕然としました。マタではなくアシュリー・ヤングを入れたのは、コウチーニョの存在を気にしての用兵だと思われますが、マルシアル(ラシュフォード)、ムヒタリアン、ルカクでもっとチャンスが創れるのではないかと期待していたのです。モウリーニョさんは、いわゆる「バスを停めた」わけではなく、「守備を重視しつつ速攻でゴールを奪って勝ちたかったけど攻められなかった」のだと思います。最初の2枚は、守備ばかりを重視した交代ではなかったわけで。

    ポグバ、フェライニが戻ってくれば変わるというご意見に頷きつつも、もっと攻撃時の連携のクオリティが上がらないと優勝は難しそうだなというのが率直な感想です。同時に、あそこまで一方的な試合に持ち込んだリヴァプールのCBと中盤の3人には拍手です。マンチェスター・ユナイテッドは攻守とも昨季より格段によくなりましたが、リヴァプールもやはり素晴らしいチームだなと再認識しました。何人かの方がおっしゃっているように、攻守が入れ替わるスリリングな展開になればそのほうがおもしろかったのは確かですが、ポグバとフェライニを失った時点で、それは諦めていました。昨日までの記事で書いたように、「とにかく守ってカウンター」を予想しており攻撃への期待値が高くなかった者としては、その前提で愉しめる試合ではありました。

    できるだけポジティブで密度の濃いレポートをお届けするべく、日々精進いたしますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

  22. makoto より:

    vooさん>
    入れ違いで記者会見の情報をいただき、ありがとうございます。サポーターとしては、モウリーニョさんの会見のほうがチェルシーやマン・シティ、アーセナル、トッテナムを追いかけることよりも優先すべきなのかもしれませんが、キャラが立ったトップチームにはみんな興味があり、ブログ書きたいのでそちらを見ていたため、そのおもしろいお話をキャッチアップしていませんでした。知らずにコメントを書いていたなかで、私の見方はそんなに芯を外していなかったのだなとほっとしました。確かに、クロップ監督は前の3枚だけを代えましたね。おもしろい。数年前よりも戦術的に高度でおもしろいリーグになりましたね。来週以降も楽しみ…いや、今日も3つあります。どこまで追いかけようか思案中です。

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