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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Burnley】Wプレーメイカーが圧巻のキラーパス連発!マン・シティは公式戦11連勝!

チャンピオンズリーグのナポリ戦を2-1で競り勝ったマンチェスター・シティ。左サイドを崩したダヴィド・シルヴァの折り返しをカイル・ウォーカーがプッシュしてDFに当てると、スターリングがリバウンドを左足で流し込んで先制。ガブリエウ・ジェズスの2点めは、デブライネのグラウンダーのコースはあそこしかなかったと断言できる超絶アシストでした。13分までに2点リードしたプレミアリーグ首位クラブが、クロスバーに当てたデブライネのミドル(多いです、この人)や、ゴールライン上でクリバリにカットされたガブリエウ・ジェズスのシュートなどの決定機を活かしていれば、大量得点コースだったと思います。公式戦12試合39ゴール、プレミアリーグ8試合29ゴールと猛攻を続けるタレント集団を、8位につけている好調バーンリーは止められるでしょうか。ガブリエウ・ジェズスはベンチスタートで最前線にアグエロ、右サイドにはベルナルド・シウヴァ、左SBにデルフが起用されている以外はいつものメンバーです。

ペップがデルフに求めているのは、サネのサポートに加えて中に絞って中盤の組み立てに加勢することでしょう。ビルドアップ時のポジショニングは、セントラルMFのようです。解説で知ったのですが、バーンリーは欧州5大リーグのなかで打たれたシュート数が最多でポゼッション33.9%は最低、パス本数はワースト2とのこと。それだけ攻められながらも、プレミアリーグ8試合6失点という堅守は脅威的です。デブライネやデルフのミドルは枠に飛ばなかったものの、一方的に攻めていたマンチェスター・シティは、15分にロングフィード一発からピンチを招きます。前線に飛び出したクリス・ウッドがひとりかわしてボックスに侵入。エデルソンの速い飛び出しがなければ、プレミアリーグ首位チームはリードを許していたでしょう。ああ、昨季チャンピオンシップ得点王のクリス・ウッドはGKとの接触で足を痛めてしまいました。代役はバーンズ。守護神ヒートンを失っていたバーンリーは、最前線の大黒柱も不在で戦わなければなりません。

23分、ようやくマン・シティに決定機。ダヴィド・シルヴァの縦パスでサネがゴールラインまでえぐり、折り返したボールをベルナルド・シウヴァが左足で合わせますがGKポープがセーブ。28分には、ダヴィド・シルヴァが素晴らしいロングスルーパスを前線に出たデブライネに通し、GKと1対1になった17番が右隅にプッシュすると飛び出したポープがブロックします。このリバウンドを拾ったベルナルド・シウヴァがGKをかわそうとした瞬間、ポープのグローブが足にかかって転倒。PKはアグエロが冷静に決めて、マン・シティが先制です。終盤までイーブンでいきたかったバーンリーは、攻めなければならなくなりました。

38分、カットされたボールをすぐに奪い返したマン・シティは、右にまわり込んだアグエロがクロスに打つもポストの外。42分にエデルソンのパスを戻そうとして相手にプレゼントしたデブライネは、アーフィールドのシュートを足に当てて責任を取ります。1分後、デブライネの縦パスをボックス右で受けたアグエロのシュートは、ポープが足でブロック。45分にはハイボールに対応したタルコフスキーがヘッドを逸らしてしまい、左からアグエロが強烈なシュートを放ちますが、またしてもポープが足に当てます。こぼれ球に先着したベルナルド・シウヴァが左足で狙うと、今度はタルコフスキーが顔面ブロックでミスを帳消しにしました。ハーフタイムで1-0なら、バーンリーにも希望は残されています。

後半も当たり前のようにマン・シティペース。しかし51分、ポープが自陣から蹴ったFKをバーンズがヘッドでラインの裏に送ると、デルフがクリアを自分の手に当てますが、レフェリーは吹いてくれません。抗議したジャック・コークにイエローカード。理不尽に見えるこんな光景も、フットボールの一部です。56分のダヴィド・シルヴァのミドルは左にアウト。リードした試合の弛緩した空気は、アンフィールドとは確実に違うエティハドならではの味わいです。ワンチャンスを活かしたいバーンリーは、守備における集中力の高さだけを証明し続けています。

サイドからボックス脇に通すマン・シティ名物の斜めのパスは、バーンリー守備陣がよく対応しています。プレミアリーグに慣れたベルナルド・シウヴァは、スターリングやガブリエウ・ジェズスの不在を感じさせません。サネのグラウンダーのこぼれ球をダヴィド・シルヴァが左足でプッシュした後、73分のCKでバーンリーの希望は潰えました。左からのボールをベン・ミーにのしかかりながらヘッドで叩いたのはオタメンディ。ベン・ミーが背後のCBの存在を感じていれば、これほど強いシュートを打たせずに済んだかもしれません。

とどめは2分後、カウンターからのデブライネのスルーパス。一発でフリーになったサネが左足のシュートを右隅に突き刺し、バーンリーの選手たちのモチベーションを奪いました。アグエロ、フェルナンジーニョ、デブライネの順に下がり、ガブリエウ・ジェズス、ヤヤ・トゥレ、ギュンドアン。カラバオカップ4回戦のウルブス戦で起用するであろうメンバーの足慣らしを済ませたペップは、今季プレミアリーグで6度めのクリーンシート勝利の瞬間を笑顔で迎えました。

ナポリ戦でPKを止めたエデルソンは今日も出足のよさを見せてくれました。カイル・ウォーカーは自分の持ち場を破られることなく、いつも通りの多彩なプレイで右サイドを攻略。ダヴィド・シルヴァとデブライネは深い位置からでもキラーパスを通し、ベルナルド・シウヴァはボックスの中に入るシーンが格段に増えました。ポープとDF陣が奮闘していたバーンリーでなければ、5発は叩き込んでいたでしょう。プレミアリーグ2節のエヴァートン戦以外は全勝、クラブレコードの公式戦11連勝を決めたマンチェスター・シティに死角は見当たりません。

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“【MAN.CITY×Burnley】Wプレーメイカーが圧巻のキラーパス連発!マン・シティは公式戦11連勝!” への3件のフィードバック

  1. 高 たかし より:

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  2. シティふぁん より:

    ベルナルドがフル出場にアグエロは怪我からの慣らして運転スターリングは完全休養と勝利以外にもポジティブになれる要素がありました
    攻撃陣は途中交代させたりターンオーバーできてますがDFはほとんどフル出場が続いていてさらにDFに怪我人が出てしまうことが不安です
    カップ戦ではDFを全て休ませても良いのかもしれません

  3. makoto より:

    シティふぁんさん>
    今のところはうまくまわってますよね。おっしゃるとおり、年末に向けてDFを休ませるタイミングをどう作るかは、考えどころですね。

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