【Tottenham×Liverpool】どうしたデヤン・ロブレン…トッテナムがリヴァプールに4-1圧勝!
4分、あっさり先制したのはトッテナム。トリッピアーの浮き球でハリー・ケインがラインの裏に出ると、デヤン・ロブレンはオフサイドとセルフジャッジしたのか、追うのをやめてしまいます。中に斬り込んだハリー・ケインは飛び出したミニョレをかわし、無人のゴールに左足で流し込みました。さらに12分、スパーズの2点めもデヤン・ロブレンのイージーなミスからです。クロスをキャッチしたロリスが、ハーフライン付近にいたハリー・ケインにスローイング。これをインターセプトしようとしたロブレンが見事にかぶってしまい、昨季プレミアリーグ得点王は右サイドを独走します。グラウンダーがソン・フンミンの足元に届き、落ち着いて合わせた左足ボレーがミニョレの脇を抜けて2-0。ソン・フンミンは16分にもエリクセンの素晴らしいキラーパスでゴール前に走り込み、右足で強いシュートを放ちますが、これは惜しくもクロスバーにヒットして3点めはなりません。
スパーズの速攻がおもしろいように決まる展開。レッズは自分たちのサッカーを思い出さなければなりません。24分、今度はレッズがカウンターから1点を返しました。ハーフライン付近でハリー・ケインから奪ったのはコウチーニョです。ヘンダーソンがすかさずサラーに長いスルーパスを通すと、11番はセルジュ・オーリエとフェルトンゲンをスプリントで抜き去り、ロリスの目の前に出てインサイドでフィニッシュ。ボールはファーポストの内側に当たり、ゴールの中に転がりました。29分、またもデヤン・ロブレンが裏のスペースを狙われます。デル・アリのスルーパスでソン・フンミンがミニョレと1対1。GKがこれを止め、レッズは何とか1点ビハインドをキープします。
31分、クロップ監督はさすがに穴を看過できず、デヤン・ロブレンをチェンバレンにスイッチ。マティプとジョー・ゴメスがCBで、ミルナーが右SBにまわるのでしょうか。サラーがオーリエをぶっちぎり、右から速いグラウンダーを入れたチャンスはロリスがキャッチ。39分にミルナーが上げたロングクロスは、トリッピアーに寄せられたフィルミーノがヘデイングをコントロールできません。43分のCKは、ボックスの外からヘンダーソンがボレーで狙うもフェルトンゲンがヘッドでクリア。47分、エリクセンのFKをマティプがクリアすると、落下点に入ったデル・アリがボレーで叩き込み、トッテナムは再び2点差に戻しました。30分過ぎからは優位に立っていたリヴァプールは、激痛の失点を喫して3-1で折り返すことになりました。
後半もオープンな展開となりそうです。レッズがボールを支配し、スパーズは速攻狙い。55分、右サイドのエリクセンのFKからホームチームが決定的な4点めを奪います。ファーに上がったボールに飛び出したミニョレのパンチは中途半端。フェルトンゲンのシュートは枠の中にいたフィルミーノが体に当てますが、ハリー・ケインにリバウンドを拾われては万事休す。今季もプレミアリーグ8戦6発と好調のストライカーは、体を倒して放ったボレーをゴール右に叩き込みました。
65分のスパーズのカウンターは、エリクセンが右に流れて創ったスペースにハリー・ケインがドリブルで入り込み、ハットトリックかと思わせるシュートを放つもDFにヒット。67分にコウチーニョが左足で打った素晴らしいミドルシュートは、プレミアリーグ屈指の守護神ロリスが左手で弾き出すビッグセーブで2点めを許しません。ポチェッティーノ監督は69分にソン・フンミンをシソコに代え、ハリー・ケインとエリクセンに前線でチェイスさせています。72分、サラーとのパス交換で右から上がったミルナーのシュートは、またもロリスがセーブ。77分、クロップ監督はフィルミーノを諦めてスタリッジを起用します。
78分、敵陣のゴールライン際で相手ボールを奪ったチェンバレンがニアのサラーに打たせると、ロリスが足でブロック。エリック・ダイアーと代わったエリクセンには、ウェンブリーのスタンドから盛大な拍手が鳴り響いています。エムレ・ジャンをグルイッチは、この試合を何とかしようという交代ではないでしょう。88分、左の腿の裏を押さえたハリー・ケインはジョレンテにポジションを託します。最後まで集中を切らさなかったトッテナムがリヴァプールに4-1で圧勝し、2位マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点で並びました。
素晴らしいCBが3人いたのに、さらにヴィマーを放出してダヴィンソン・サンチェスを加えたチームと、前線は強くしながらも弱点だった後ろに手を入れなかったチームの差でしょうか。最初のミスで心が折れてしまったのか、デヤン・ロブレンの出来があまりにも悪く、レッズはたった12分で堅守のチームに対しては致命的ともいえるギャップを抱えることになりました。ジョレンテの高さとポストプレーより、ソン・フンミンのスピードを取ったポチェッティーノ采配は的確。レッズの攻撃陣で健闘したのはサラーだけで、フィルミーノはシュートを打てず、コウチーニョの好プレーも単発に終わりました。トッテナムは、おそらく今季も優勝争い。首位のマン・シティに12勝ち点差をつけられたリヴァプールは、プレミアリーグ4位以内とCLでの上位進出をめざして戦うことになりそうです。
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更新ご苦労様です。
もっとタイトなゲーム展開を期待しておりましたが、あっさりと2失点で色々と展開が変わりましたね。しかし、このゲームはスパーズの練度&完成度の高さ素晴らしいと讃えたいです。またロブレンの大きなミス連発は痛恨でしたが、満身創痍の彼を使わざるおえないCB事情が辛いですね。色々辛い状況ではありますが、こんな時こそ愛するチームを支えたいですね。
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胃が痛いです。
リバプールはプレミアリーグに置ける自分たちの実力、ライバルたちの成熟や完成を読み間違えてたのかも知れません。自分達のモロさ、マンシティやトッテナムの強さは想定以上かと。移籍市場の立ち回りとチーム作りは反省無しには語れません。この経験を糧に更に強いリバプール戻って欲しいです。
望外の快勝になりました
ケイン、アリ、ソンの絶好調だった攻撃陣に目を引かれがちですが、
3ボランチの真ん中をそつなく務めたウィンクスと、
高額な移籍金も安い対価だったと思わせてくれるDサンチェスにも賛辞を送りたいです
次節のユナイテッド戦は、シティを追撃する権利はどちらにあるか、と言う試合になると思いますから
何卒よろしくお願いします(笑)
完敗としか言い様がありません。ロヴレンのミスはCBとして、絶対にしてはならない類のものでした。とは言え、暫く前から痛み止めを用いながら出場していた事を考えると、本当に恨むべきは選手層の薄さでしょう。
選手のプライドを守る事も大切ですが、前半で交代カードを切った事は英断でした。ただ、センターラインで推進力あるドリブルが出来るジャンではなく、ガナーズ時代に適性を見せていたチェンバレンがライトバックで良かった気がします。
実のところ、試合の大勢は3点目を奪われるまでは分からなかった気もしています。冒頭と矛盾しますが。サラーが返した後のスピーディなカウンターの応酬は、お互いいにギリギリの鬩ぎ合いだったと思います。その分、あらゆる面で差が浮き彫りになってしまいました。局所的に上回られていたなら救いはありますが、シュートもパスもクロスもドリブルもタックルも全てで負けていました。昨日のリヴァプールが4〜5点のバロメーターだったなら、スパーズは8〜9点のそれでした。
抗弁できる材料が明白だったシティ戦と違い、マネの不在ぐらいしか外的要因の無い中での敗戦は、重く残りそうで不安です。
更新お疲れ様です。
シーズン開幕前から「リヴァプールはどうせ1月くらいに崩れる」と予想していた私としても、驚きを隠せない内容となってしまいました。
今夏にファンダイク一筋!とわがまま言わず、せめて吉田麻也レベルでも補強していれば、これほど早く崩壊するのは避けられたのかなと思います。
1月の移籍市場でCBを補強しなければ、補強しても守備が改善されなければ、シーズン内にも「クロップ解任」という記事が目に入ってくるかもしれません…
更新お疲れ様です。
スパーズが苦手リヴァプールにようやく勝てた試合でした。
スタメン発表時にはエリクセン、アリ、ウィンクスの中盤?リヴァプールのプレスに耐えきれるのかと思いましたが、杞憂でした。
ポチェッティーノがドルトムント戦やレアルマドリー戦のように引いてカウンター狙いの532を駆使するようになるくらいの新たな引き出しを見せる中でクロップがどう対策を練ってくるのかと思いましたがその回答を見ることができないまま終わったような試合でした。
3年目にこの内容なら解任論が湧いてくるのも避けられないのかと思いました。
サポーターとして容認出来ない内容でした。
ロブレンを前半半ばで下げたクロップの決断はMatsuki909さんも言及されてるように英断であり、この試合における最大のポジティブ要素でした。
思うに、ロブレンはマンU戦の対ルカク仕様のプレイに走っちゃったのかなーと試合観ながら感じましたね。
スパーズの多彩なアタッキングスタイルに対してマンツーではなくよりエリアをカバーし合うコレクティブなディフェンスで臨むところで中盤含めた意思統一の蚊帳の外にいる感じで。
しかし、スパーズ強し。レアルとのアウェー戦をドローで凌いだという自信そのままにやりたい放題でしたね。
現時点での戦力差をまざまざと見せつけられた一戦でした。
来季がんばろー!
中立的な視点で見ると、やはりリバプールのCBは量的にも質的にも彼らが居て然るべきレベルを考えるとかなり脆弱だと感じました。
さてスパーズに関してですが、今季は今日のように"ホームでも勇気を持って引いてカウンター一閃"という戦いができ、戦術の柔軟性、幅を堪能しています。
今のチームはひとえにポチェ監督の戦術と、監督の意を汲んでポリバレントなプレーヤーを揃えたスカウト、会長の最高級の合作だと思います。
サポーターとして容認出来ない内容でした。
ロブレンを前半半ばで下げたクロップの決断はMatsuki909さんも言及されてるように英断であり、この試合における最大のポジティブ要素でした。
思うに、ロブレンはマンU戦の対ルカク仕様のプレイに走っちゃったのかなーと試合観ながら感じましたね。
スパーズの多彩なアタッキングスタイルに対してマンツーではなくよりエリアをカバーし合うコレクティブなディフェンスで臨むところで中盤含めた意思統一の蚊帳の外にいる感じで。
しかし、スパーズ強し。レアルとのアウェー戦をドローで凌いだという自信そのままにやりたい放題でしたね。
現時点での戦力差をまざまざと見せつけられた一戦でした。
来季がんばろー!
Mackiさん>
スパーズは自信たっぷりでしたね。批判が集まっているデヤン・ロブレンは、あんなミスを連発するような選手ではないので、心配です。
プレミアリーグ大好き!さん>
ファン・ダイククラスのCBと、来季合流のナビ・ケイタで強くなるのではないかと思っているので、何とか今季の結果をポジティブなレベルでまとめていただきたいです。
スパーズ推しさん>
ウィンクスとダヴィンソン・サンチェス、よかったですね。
Motsuki909さん>
2-2としていれば、踏ん張れたかもしれませんね。1ゴールしか返せなかったのがいちばん気になったポイントです。
Djdjさん>
何とか4位近辺で前半戦を終えたいですね。私は、ゴールの数が少ないほうが気になっています。
プレミアリーグ大好き!さん>
リヴァプールは上位対決の負け方が悪いですね。次はマン・ユナイテッドに勝ったハダースフィールドですが、気持ちを切り替えて戦えるかどうかです。
タムコップさん>
確かに、ひとりだけ別なチームの選手のような雰囲気でしたね。クロップ監督がここからどう立て直すか、注視していきたいと思います。
ホタさん>
セインツ時代のデヤン・ロブレンが忘れられない者としては、ナサニエル・クライン、マティプ、ロブレン、ロバートソンならそれなりにやれるのではないかと期待していたのですが…。スパーズは、おっしゃるとおりクラブ全体で推進した強化の賜物ですね。