【Brighton×Liverpool】コウチーニョが全ゴールに絡む大活躍!リヴァプールはアウェイで5発圧勝!
4分、コウチーニョのクロスがDFに当たってこぼれると、いち早く反応したサラーがGKマシュー・ライアンの目前で左足を振り抜きますが、コースがなくCK。コウチーニョのキックを頭で合わせたフィルミーノは、ジャストミートしながらもバーの上に浮かしてしまいました。ワイナルドゥムは、どうやら3バックの左のようです。中盤でのミスが続いたレッズは、徐々にホームチームに押され始めています。17分、左サイドから上がったイジー・ブラウンのグラウンダーが中央のグレン・マレーに届くと、フリーのストライカーがトラップした瞬間にワイナルドゥムがスライディングをかまし、シュートを足に当てて左に外させます。
徹底的にサイドから攻めようとするブライトンに対して、レッズは縦パスが入らず決定機が創れません。ところが30分、アウェイチームがワンチャンスを活かして先制点を奪います。右からのCKを文句なしのヘディングで叩き込んだのはエムレ・ジャン。CBの今季プレミアリーグ初ゴールで勢いがついたアウェイチームは、2分後のカウンターであっさり追加点をゲットします。中央からドリブルで進んだサラーが左のコウチーニョを使うと、10番のダイレクトのグラウンダーは、フィルミーノの足元にぴったりでした。イージーなボレーがネットに刺さり、0-2。TOP6とのゲームでノーゴールのブライトンにとっては、厳しい展開となりました。
42分、ドライブをかけたコウチーニョのミドルはマシュー・ライアンの正面。フィルミーノが敵陣で奪ったショートカウンターは、コウチーニョのパスで中に入ってきたサラーがファーストタッチをカットされて3点めはなりません。前半は0-2のまま終了。後半開始間もない48分、イジー・ブラウンがアーノルドをかわして正確なクロスを送ると、ノーマークだったグレン・マレーのボレーはミニョレが足で止めるビッグセーブ。このボールがコウチーニョ、サラーとつながると、中央から仕掛けた快足アタッカーが右に優しいラストパスを転がし、走り込んだフィルミーノが難なく左隅に突き刺します。アウェイチームの圧勝かと思われた51分、CKの際にダフィーを後ろから押したヘンダーソンは軽率でした。マレーがPKを落ち着いて右に決め、1-3。CLでセヴィージャに3点差から追いつかれたレッズは、下がりすぎてはいけません。
ボックスの左脇からコウチーニョが蹴った62分のFKは、珍しく枠の上に大きく外してしまいます。3分後、ミスパスをインターセプトしたフィルミーノが右のサラーに打たせますが、切り返しから放ったおとなしいシュートはマシュー・ライアンが余裕でキャッチ。コウチーニョが得意のポジションから狙った強烈なミドルは、DFにヒットして枠に届きません。70分、クリス・ヒュートン監督が両サイドをチェンジ。イジー・ブラウンとクノッカールが下がり、イスキエルドとマーチで勝負です。73分、ハーフライン付近から上がったFKをダフィーが競り勝ってヘッドで落とすと、グレン・マレーの決定的なボレーはわずかに左に外れてしまいました。
何とか追いつきたいヒュートン監督は、77分にブルーノに代えてスケロットを投入。79分になってから初めて動いたクロップ監督は、プレミアリーグ12ゴールのサラーを休ませチェンバレンに右サイドをまかせます。84分、グロスとのワンツーでGKの前に躍り出たイスキエルドは、シュートをカットされて2点差を詰められません。すると87分、ダメ押しはコウチーニョ。壁がジャンプすると読んでその下を抜いたクレバーなFKに、マシュー・ライアンは1歩も動けませんでした。さらに89分、ドリブルで上がったコウチーニョが右隅を狙うと、クリアしようとしたダンクがヘディングでオウンゴール。最後はソランケとグルイッチがピッチの感触を確かめ、リヴァプールが1-5で圧勝しました。
アーノルドがイジー・ブラウンに再三抜かれ、急造3バックはグレン・マレーを捕まえ切れていなかっただけに、立て続けに決めた前半の2ゴールは貴重でした。今日のMVPは、ブラジルコンビでしょう。フィルミーノは2ゴールを決めただけでなく、カウンターの起点となるインターセプトも秀逸。1ゴール2アシストのコウチーニョは全ゴールに絡む大活躍でした。この勢いをCLに持ち込みグループステージ首位通過を決め。返す刀でマージーサイドダービーを完勝できたら最高です。やはりレッズは攻め勝つべしとあらためて感じた圧勝劇。水曜日は、休養充分のサディオ・マネの爆発に期待したいと思います。
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更新ご苦労様です。
今のレッズは3点差でも安心できないチームなので、マレーのPKからは案の定バタつきましたね(苦笑)
久々出場のロボは個人的にはよくやっていたと思います。これから過密日程目白押しなのでクロップには働ける戦力として見えたのではないでしょうか。取りこぼしなく上位に追走しているのでゲーム結果には満足です。
格下相手に勝ち切れない、という悪癖が解消されつつあるのは明るい要素です。特に引かれた際にセットプレーから得点が奪えたのが大きい。ブライトンが立て直しを図る前に、カウンターで追加点を奪った前半は完璧。後半早々に0-3としたままで推移していれば、もっと早くに交代カードを切っていたと思います。
サラー、コウチーニョ、フィルミーノの3人で殆どのゴールチャンスを演出していたので、ここにマネやララーナが加われば、より強力なオフェンスになるはずです。
数点気になった点をは、コウチーニョがロバートソンにボールを預けるシーンが少なかった事とワイナルドゥムのDF起用。前者については、モレノとコウチーニョの方が感覚が合うのだろう、と思います。クロスの精度はやはり悪くないし、攻撃に絡もうとする意思も強いので、引き続きチャンスを与えてほしいところ。後者に関しては、中盤で起用された時にバックパスが目立つ選手なので、思い切った起用ではありましたが、意外とアリなのかもしれません。あとはPK献上のシーン。タイミングが悪かったとはいえ、やや不可解な判定にも映りました。
チェルシー戦で逃げ切れていたら3位だったのに、という後悔はさて置き、悪くない順位で上を目指していきたいです。
Mackiさん>
そうはいっても国内のここ6試合は3失点なんですよね。改善しつつあると思います。
Motsuki909さん>
ワイナルドゥムはびっくりしました。器用な選手なので、自信と慣れが伴えばこなしてしまいそうですが。ロバートソンはいい選手だと思います。自身も連携も徐々によくなっていくのではないでしょうか。