【Tottenham×Huddersfield】ソン・フンミンが完璧な2発!楽勝スパーズは満を持して決戦へ!
17分のエリック・ダイアーのミドルは左にアウト。直後、ソン・フンミンのアーリークロスをニアに走り込んでタッチしたハリー・ケインは、レッスルにぶつけてしまいます。3分後、左から狙ったエリクセンの直接FKは壁に入っていたクヴァナーがジャンプして頭に当て、レッスルは逆を取られますが、ボールはポストの外側を叩いてゴールならず。26分にオーリエのパスを受けて右から突破したエリクセンは、GKの正面に蹴ってしまいました。一方的に押していたスパーズが先制したのはその1分後。自陣からの楔のパスをハリー・ケインがデル・アリに落とすと、完璧なスルーパスが左に通り、ソン・フンミンはレッスルと1対1。悠々とGKを抜き去ったアタッカーが左足でクロスに決め、ハダースフィールドは前に出ることを余儀なくされます。
35分、ファン・ラ・パラが左から中に斬り込んでニアを狙うも、うまくミートせずロリスが余裕をもってキャッチ。中央突破が目立つスパーズは、シュートコースが甘く追加点の予感はありません。前半は1-0。勝負はまだまだわかりませんが、今のハダースフィールドが堅守のプレミアリーグ4位チームに追いつく姿は想像できません。クヴァナーと古巣対決のプリチャードが前半で傷んだアウェイチームは、使えるカードが1枚しかありません。
後半に入ってもスパーズペース。48分にエリック・ダイアーがアーリークロスをニアに入れると、ハリー・ケインのボレーは枠の外。51分、DFのクリアを拾ったベン・デイヴィスが中央で空いていたソン・フンミンに速いパスを通しますが、フェイントをかけてコースを空けようとした韓国代表FWは囲まれてつぶされました。ここからカウンターを仕掛けたハダースフィールド。縦パスを単独で持ち込んだトム・インスが左足で強烈なシュート。ロリスがセーブしたシーンが、アウェイチームが最も同点に近づいた瞬間でした。53分、ハーフライン付近で相手のミスパスをカットしたハリー・ケインが右から上がり、チーム全体が多用していたアーリークロスをゴール前に送ると、走り込んだソン・フンミンがヘッドでプッシュ。レッスルは反応できず2-0となり、勝負は決しました。
66分にファン・ラ・パラの縦パスを追ってボックスに入ったダニー・ウィリアムズは、シュートを放つ寸前でベン・デイヴィスに止められます。エリクセンが右から蹴った79分のCKは、フリーで叩いたハリー・ケインのボレーが右にアウト。プレミアリーグ25ゴールめを決められなかったストライカーは頭を抱えています。ラメラ、シソコ、ルーカス・モウラを次々と入れたスパーズは、最後まで速攻を繰り返したものの、エースのシュートはことごとくレッスルの守備範囲に飛び、クロスはニアに入ったDFにストップされました。
やがてタイムアップのホイッスル、スパーズは2-0楽勝。終始ゲームをコントロールして押し切った90分は、ユーヴェ戦直前の試合としては理想的でした。素晴らしいラストパスを連発していたデル・アリ、チャンスを決めきったソン・フンミン、正確なプレースキックを蹴り続けていたエリクセンは、満を持してイタリア王者との決戦に臨めそうです。本日のマンチェスター・シティVSチェルシーで首位チームが勝てば、スパーズは4位以内というミッション達成に近づきます。チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップ…いい状態で春を迎えたポチェッティーノ監督の若いチームに、近年最高のシーズンだったといえるような躍進を期待しています。
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まさに今日がそうでしたけど、スパーズはカウンター時も遅攻時もアタッカーが必ずユニットで動くのが素晴らしいですね。ケイン、アリ、ソンは3人ともフィニッシャーにもパサーにもなれますし、何よりフリーランを怠らない。今日のケースではソンがフィニッシャーにでしたが、それがケイン、アリのパターンも多いのがスパーズの多彩なアタックの原因ですね。更にその3人を操る天才司令塔がいる訳ですから、そりゃ強い訳です笑
アリは確かに過去2シーズンと比べると落ちるかもしれないですが、今シーズンはチャンスメイクに磨きがかかっている印象です。シーズン終了後にケインと共に契約延長すると言った話もちらほら聞こえて来て嬉しい限りです