【WBA×Liverpool】2点リードを守れず…低調リヴァプールが最下位WBAにドロー決着!
左サイドでマネがジェイ・ロドリゲスを抜き去り、左足で正確なグラウンダーを通します。ワイナルドゥムの落としに左足を振り抜いたのは、2度の重傷を克服したダニー・イングス。ストライカーらしい身のこなしでフォスターの脇を抜いた一撃は、今季プレミアリーグ初ゴールです。11分、ジョー・ゴメスのパスをボックス入り口で受けたサラーが、ヘガシーを簡単に抜いて右足で狙うと、リヴァモアの足に当たってCK。マット・フィリップスと対峙するアルベルト・モレノが心配ですが、CBコンビとジョー・ゴメスはクロスに対して落ち着いており、危険なシュートを打たれるシーンはありません。
22分、ブラントが右サイドの奥に通したサイドチェンジをジェイ・ロドリゲスが後ろに戻すと、切り返しから左足で放ったマット・フィリップスのシュートは、ロリス・カリウスがキャッチ。24分にミルナーのアーリークロスに飛び込んだダニー・イングスは、ヘディングを浮かしてしまいました。2分後、サラーが右に曲げた直接FKはバーの上。30分過ぎからホームチームが攻勢に転じ、4本続いたCKからゴールを狙いますが、レッズの最終ラインは先に触らせずに耐え切りました。
37分、右から上がったリヴァモアがファーのマクレーンにクロスを通すと、折り返しの速いボールに反応したジェイ・ロドリゲスは押し込めず。42分、ジョー・ゴメスがボックス右のサラーを使い、中央でフリーのダニー・イングスにラストパスが出ると、フォスターが体を張ってブロックし、追加点を許しません。前半は0-1。勝てばプレミアリーグ4位以内キープにあと1勝となるレッズは、悪くないスコアで次の45分に向かいます。最初の5分は互角の展開。50分、中央から打とうとしたマット・フィリップスがドリブルを止められ、こぼれ球をマクレーンが直接叩くと、ボールはポストの右に切れていきます。
60分、アルベルト・モレノとクラヴァンをまとめて抜き去ったマット・フィリップスがゴールラインまで抉り、中に入れたボールはファン・ダイクがクリア。プレミアリーグ30ゴールのサラーは抑えられ、62分の強引なミドルもマーカーにぶつけて枠に届きません。65分、クロップ監督はダニー・イングスとマネを下げ、フィルミーノとチェンバレンを投入。71分のマクレーンをジョニー・エヴァンスは、3バックにシフトするということでしょう。
直後、フィルミーノからのパスを受けたチェンバレンが、左のサラーに完璧なラストパスを通しました。エースのダメ押しゴールは、得意のループシュート。絶望的に見えたプレミアリーグ最下位チームは、79分に1点差に戻します。右からのCKをジェイ・ロドリゲスが中に折り返すと、ドーソンのシュートはロリス・カリウスがセーブ。こぼれ球をボレーで押し込んだのは、リヴァモアでした。残り10分、勝負はまだわかりません。
84分にサラーと代わったデヤン・ロブレンは、サロモン・ロンドンへのロングフィードのクリアをミスしますが、ロリス・カリウスのフォローで事なきをえます。しかし88分、ブラントの左からのFKに、ミルナーとデヤン・ロブレンの対応が遅れます。ニアからヘッドを決めたのは、サロモン・ロンドン。クロップ監督の交代策は、裏目に出ました。93分、ミルナーの左足ミドルは枠の上。レッズはドローに終わり、7ポイント差だったチェルシーに付け入る隙を与えてしまいました。
前半から危なっかしかったセットピースで、レッズが失点を重ねてしまいました。WBAの前半のCKはファーサイドに誰もおらず、流れてきたボールを決められなかったのですが、ゴールシーンはファーで競り負けたのが決め手となりました。最下位相手の勝ち点ロストで、下からの追い上げが気になる展開となりましたが、5月6日のチェルシー戦で負けなければ、アンフィールドの2試合を1勝1敗でプレミアリーグ4位以内を確保できます。気持ちを切り替えてローマ戦を制し、いいコンディションでシックスポインターに臨んでいただければと思います。楽しそうにプレイしていた、ダニー・イングスのゴールは収穫。残り3試合で4発決めれば、プレミアリーグのシーズン最多ゴール記録に並ぶサラーにも引き続き注目です。
(ダニー・イングス 写真著作者/PANNATHORN SUKMANONT)
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やはりローマ戦があるので守備が緩かったですね。2点目の場面はずっと気になっているカリウスの触れないパターンでしたね。飛び出したら触らないと。あそこはデヘアなら飛び出さずセーブしてたと思います。
更新ご苦労様です。
バギーズには今シーズン1度も勝てずでしたね。優勝するチームはこの手のゲームも低調ながらモノにしますが、悪い癖のレッズが出てしまいましたね。
CLでは大暴れし強いレッズが帰ってくることを期待してます。
DFラインが万全ならまだしも、基本的にリヴァプールは守り切れるチームではない、という事を改めて露見させてしまった感があります。WBAとの噛み合わせが良くない事もあったでしょうが、采配が裏目に出たのは確かでしょう。そして、噛み合わせが良くないイメージなのはチェルシーも同じ。直接対決で決める、というのはリスキーな気もします。
それでもイングスのゴールには目頭が熱くなりましたし、サラーのゴールも素晴らしかったのは事実です。シーズン終盤、キツい試合が残っていますが、CL制覇と来季もCLを戦う為に、何とか良い締め括りをしてほしいところです。今日のゲームで膿を出し切ったと考えれば、まだ救いがあるので。
ゴール数の最多記録ってシーズンの試合数違うのを比較しても意味なくないですか