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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

4位争いのカギを握るのは昇格クラブ!マン・シティに引き分けたハダースフィールドに注目!

チャンピオンズリーグ出場権争奪バトルのカギを握るのは、プレミアリーグ昇格初年度の3つのクラブになりました。3位リヴァプールの本拠地アンフィールドに乗り込むのは、既に残留を決めているブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン。5位チェルシーは、9日にプレミアリーグ35節の延期試合となるハダースフィールド戦があり、最終節はセント・ジェームズ・パークでニューカッスルと戦います。コンテ監督のチームにとってやっかいなのは、目標がないニューカッスルよりも、残留のために勝ち点1がほしいハダースフィールドでしょう。17位サウサンプトンと18位スウォンジーが双方とも残り2試合で1勝したら、チャンピオンシップに落ちる可能性があるチームは、週末のマンチェスター・シティ戦をドローに持ち込んでいます。プレミアリーグ11節で、マンチェスター・ユナイテッドをクリーンシートで屠っている昇格クラブとの対戦は、スタンフォード・ブリッジといえども油断は禁物です。

さて、日曜日に行われたプレミアリーグ王者とハダースフィールドのゲームを振り返ってみましょう。私は、デヴィッド・ワグナー監督と選手たちに謝らなくてはなりません。4月30日、ウェストハムVSマン・シティの観戦記の終わりを、こんな文章で締めたのです。「来週の『生贄』は、18位セインツの足音がすぐ後ろに迫ってきているハダースフィールドです。エティハドで勝ち点1は、難しいでしょうね…。」。結果は、みなさんご存知のとおり。ダヴィド・シルヴァ、フェルナンジーニョ、デブライネ、サネ、スターリング、ガブリエウ・ジェズスが揃ったチームに、スコアレスドローは快挙というしかありません。

試合後に優勝セレモニーを控えていたマン・シティが、気が抜けていたとは思えません。プレミアリーグ最多となる104ゴールまで2ゴール、勝てば新記録の勝ち点96に到達するペップのチームは、キックオフからハダースフィールドのゴールに襲いかかりました。デブライネがスターリングを走らせた縦のスルーパスは、GKレッスルがキャッチ。6分にワンツーでボックス左を突破したダヴィド・シルヴァは、左足のシュートをレッスルにセーブされましたが、いつもなら中にラストパスを通して先制ゴールを奪っていたでしょう。

ピンチを切り抜けた昇格チームは、10分のアーロン・ムーイのミドルをきっかけに、アグレッシブに戦うようになりました。11分、プリチャードがFKを縦に転がしてハデルジョライに打たせたサインプレーは見事でしたが、フリーのシュートはエデルソンがキャッチ。サネの折り返しを左足で合わせたデブライネは、ポストの外を抜けた弾道を見て顔をしかめます。20分、右のハデルジョライからのパスを受けたプリチャードが、ゴール左隅を襲う素晴らしいシュートを放ちますが、エデルソンのビッグセーブに阻まれました。マン・シティの攻撃陣が再三入れる高速グラウンダーは、微妙に味方に合わず。30分には、クロスのクリアをボックス手前で拾ったムーイが、左で空いていたレヴェに打たせますが、ニアを狙った一撃は枠にいきません。

35分、スターリングの落としをボックスの右コーナーで受けたデブライネが、左足で曲げる強烈なシュートを放つも、レッスルがかろうじてセーブ。圧倒的にボールを支配したマン・シティは、フィニッシュを決められないままハーフタイムを迎えました。サネのCKをレッスルが弾いてゴール前にこぼれた54分のチャンスは、誰も触れずシンドラーがクリア。ペップは57分にデルフをバンジャマン・メンディにスイッチ。67分にはデブライネをベルナルド・シルヴァに代え、73分にジョン・ストーンズをギュンドアンと前がかりの布陣にシフトしました。後半は、サイドを崩せなかったマン・シティ。84分にサネが蹴ったCKも、ボックス手前で叩いたベルナルド・シウヴァのボレーが右に切れていきます。

惜しかったのは、86分のバンジャマン・メンディのミドルシュート。右隅に向かって飛んだボールは、クロスバーすれすれを抜けていきました。91分に途中出場のマローンが敵陣でインターセプトに成功し、ドリブルで持ち込んで放ったシュートはエデルソンの正面。集中して守り切ったハダースフィールドは、ハラハラしながら観ていたサポーターたちに歓喜をもたらしました。プレミアリーグ残留とチャンピオンシップ降格では、入ってくるお金が俄然違います。ハダースフィールドが開いたドアの向こうは、天国か地獄か。チェルシー、アーセナルと厳しい相手を残す小さなクラブの奮闘に注目しましょう。

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“4位争いのカギを握るのは昇格クラブ!マン・シティに引き分けたハダースフィールドに注目!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    ペップファンとしてはいつもの大量得点での圧勝を期待してましたが後がないハダースフィールドが頑張りましたね。試合後のセレモシーを楽しく拝見しました。ブラーボもメダル貰えて良かった!ヤヤも吹っ切れた感じで喜びの輪に入ってました。ケヴィンとダヴィドへの大歓声と拍手が2人のやり遂げたことを如実に表していたと思います。おめでとう㊗️

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