17位でも1億ポンドをゲット!プレミアリーグ2017-18テレビ放映権料ランキング!
テレビ放映権料の基本的な考え方は、「50%は均等分配、25%は放映回数を基に分配、25%は順位で傾斜分配」。プレミアリーグ公式が公表している項目は、5つに分かれています。ベースの均等分配、海外放映権料、コマーシャル、放映回数分配(ファシリティ・フィー)、順位分配(メリット・ペイメント)。今季でいえば、ベースは約3500万ポンド、海外が約4000万ポンド、コマーシャルが約500万ポンドで一律に分配されることになっており、最下位でも8042万ポンド(約120億6000万円)は保証されています。
傾斜分配となるのは、英国内のライブ放映回数が反映されるファシリティ・フィーと、プレミアリーグの順位で分配額を決めるメリット・ペイメントです。ライブ放映回数1回あたりで116~117万ポンドのプラスとなり、順位傾斜のほうは1位違えば約190万ポンドの差となります。2017-18シーズンの「放映権料マンチェスター・ダービー」について、赤いクラブが上位にいる理由をひとことでいえば、「UK LIVE28回のマンチェスター・ユナイテッドが、26回のマン・シティを上回った」ということです。人気が高いリヴァプールとアーセナルも放映回数が28回で、プレミアリーグで4位のレッズは25回放映の3位トッテナムを上回り、アーセナルは26回のチェルシーを逆転しています。
【プレミアリーグ2017-18シーズン テレビ放映権料ランキング】
1位/マンチェスター・ユナイテッド 1億4977万ポンド
2位/マンチェスター・シティ 1億4944万ポンド
3位/リヴァプール 1億4590万ポンド
4位/トッテナム 1億4445万ポンド
5位/アーセナル 1億4204万ポンド
6位/チェルシー 1億4171万ポンド
7位/エヴァートン 1億2801万ポンド
8位/ニューカッスル 1億2301万ポンド
9位/バーンリー 1億1977万ポンド
10位/レスター 1億1817万ポンド
11位/ウェストハム 1億1609万ポンド
12位/クリスタル・パレス 1億1431万ポンド
13位/ボーンマス 1億1125万ポンド
14位/ブライトン 1億0771万ポンド
15位/サウサンプトン 1億0724万ポンド
16位/ワトフォード 1億0625万ポンド
17位/ハダースフィールド 1億0239万ポンド
18位/ストーク 9886万ポンド
19位/スウォンジー 9853万ポンド
20位/WBA 9467万ポンド
最終順位よりも放映権料ランキングが上位なのは、エヴァートン、ニューカッスル、ウェストハム、ブライトン、サウサンプトン。17位のハダースフィールドまでが1億ポンド(約150億円)を超えており、降格クラブは9000万ポンド台となっています。最下位WBAでも、9467万ポンド(約142億円)を受け取れるのが、今のプレミアリーグ。ランキング12位のクリスタル・パレスは、移籍金5600万ポンドといわれるオーバメヤンクラスの選手を放映権料だけで2人ゲットできる計算となります。
夏になれば、「えっ?そんな大物が下位クラブに!?」と驚かされる移籍ニュースが、現地メディアを賑わすでしょう。バトランドやシャキリを擁するストークや、ジョニー・エヴァンス、ギブス、クリホヴィアクといったビッグクラブ経験者がいるWBAが降格してしまうリーグに、若手とサブ中心のメンバーで勝てる試合はひとつもありません。FAカップが終わる頃から移籍ゴシップが増え始め、ワールドカップが始まる前にも、いくつかのビッグニュースが世界を駆け巡るのではないでしょうか。「プレミアリーグのクラブは、上位に限らずお金持ってます」というお話でした。
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