【Wolves×Liverpool】サラー&ファン・ダイク!難敵ウルヴスを沈黙させたレッズが無敗キープ!
10分、自陣からのロングフィードをセンターサークル付近にいたヒメネスが収め、右のアダマ・トラオレへ。ファン・ダイクが着き、クロスへのシュートはポストの外に流れますが、これこそがプレミアリーグ首位に対するウルヴスの狙いのひとつです。13分、ミルナーの右からのCKをファーでトラップしたファン・ダイクの一撃はDFがブロック。1分後、右サイドのドハーティが斜めに出した絶妙なスルーパスでサイスがボックス右を襲い、ファーを狙ったシュートはアリソンがセーブします。カウンターが冴えるウルヴスのペース。レッズの3トップは強引なドリブルを止められるシーンが目立ちます。
しかし18分、先制はリヴァプールです。マネとファビーニョのパス交換で右サイドを崩し、ファビーニョがゴールライン際から折り返したグラウンダーをサラーが左足アウトでプッシュ。エースの今季プレミアリーグ11ゴールめは、この試合で最初の決定機でした。ビッグ6との対戦では必ずゴールを決めているウルヴスは、1発でひるむチームではありません。レッズは、優位に立っている時間帯で追加点を奪いたいところです。25分、右から中央に斬り込んだミルナーのミドルはルイ・パトリシオがキャッチ。右からのマネの浮き球をプッシュしたサラーのボレーは弱く、GKが難なく懐に収めました。
アリソンとルイ・パトリシオは守備範囲が広く、危険な縦パスを読んでボックスの外でさばいてます。38分、左サイドのサイスが斜めに入れたボールをアダマ・トラオレがボックスの中に流すと、走り込んだボリのボレーはアリソンがキャッチ。マネが左から上げたボールをサラーがダイレクトで狙いますが、これもGKの手が届くコースです。右のドハーティ―が迫力のあるドリブルで中央に入り、左でフリーのヒメネスに打たせたチャンスはマネがブロック。敵陣でインターセプトに成功したドハーティ―が持ち込んで右足を振り抜くと、アリソンがニアを読んでいました。前半は0-1。次のゴールが、勝負の分かれ目になるのではないでしょうか。
48分、CKからのサラーのダイレクトショットはバーの上。52分にナビ・ケイタのミドルがDFにヒットして跳ねると、狙ったサラーの飛び出しを察知したルイ・パトリシオが間一髪で先に触ります。57分、負傷したナビ・ケイタの代わりはアダム・ララナ。クロップ監督は8番の肩を抱いて状態を気にしています。ヌーノ・エスピリト・サント監督が63分に敢行した2枚代えは、モウティーニョとアダマ・トラオレをモルガン・ギブス=ホワイトとカバレイロ。68分にフィルミーノのスルーパスでサラーが右サイドを突破し、中にいたマネが左のララナにつないだ決定機は、ルイ・パトリシオが身を挺してCKに逃れます。
ショートコーナーからロバートソンが上げたクロスは、サイスがクリア。拾ったサラーがラインの裏に浮かすと、ベネットの脇を赤いシャツがすり抜けていきました。ボレーを決めたのはファン・ダイク、レッズ移籍後のプレミアリーグ初ゴール!今のレッズに、2点のビハインドは致命的です。76分、フィルミーノが下がってワイナルドゥム。84分にカウンターを仕掛けたマネが素晴らしいスルーパスをサラーに通しますが、GKとの1対1はコースを切ったルイ・パトリシオの勝ち。マネをナサニエル・クラインは、タイトな年末年始の日程を見据えた交代でしょう。左からのクロスをロバートソンが足に当てて残してしまい、モルガン・ギブス=ホワイトがフリーでシュートを打った89分のビッグチャンスは、アリソンを気にした18歳が右に外して万事休す。ウルヴスのチャレンジは、レッズの堅守に阻まれました。
「エースの1ゴール1アシストでリヴァプールが快勝」というのが妥当な見出しだと思われますが、周囲に指示を出し続けて最終ラインの決壊を防いだファン・ダイクと、適切な判断で味方を落ち着かせたアリソンにも拍手を送りたいと思います。プレミアリーグ無敗チームが強い理由を映像にまとめたような一戦。序盤はCBとSBの間のスペースを狙われましたが、DFの戻りが速く、シュートミスを誘ってゴールを決めさせなかったのも勝因のひとつでしょう。ボクシングデーはニューカッスル、2018年最後のゲームはアーセナル。アンフィールドの連戦を勝ち切り、満を持してペップとの決戦に進みたいところです。素晴らしい!
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更新お疲れ様です。
ウルブス強かった…。ただ、それ以上にリバプールが強かった試合でした。
ラグビー選手と思うくらいのトラオレは本当にこわかったですが、ウルブスのミスに助けられてのクリーンシート。
ボクシングデーも含めた数試合は今季のプレミアを決めそうですね。
クリスマスに首位
優勝はリバプール?!
難敵撃破!
ここが年末年始のカレンダーの中で一番厄介なカードと踏んでましたが、勝ちはしたもののウルヴズやはり強いですね。
守備時の規律や3ラインのコンパクトさはテレビ越しでも分かる美しいフォーメーション。
ネベスやモウチーニョから、または質の高いフィードが出せるCBコーディーから成るセンターラインの安定感は抜群で、そこから左右へバシバシボールを散らして手数をかけずに切れ味あるカウンター。
難しい戦いがまだまだてんこ盛りですが、エヴァートンと共にトップ6を現実的に狙えるチームのレベルですね。
個人的にはレッズユース出身の"大器"でもあるコーディーがキャプテンマークを付けて元気にプレイしてる姿を見て少々センチメンタルな気持ちになりました。
幾多の"ジェラード2世"を見てきましたが、間違いなくコーディーがその位置に一番近づいた選手でした。
強くなったウルヴズの牽引者として、彼の今後のプレイが楽しみです!
ファンダイクって、FW出身なんですか?
旨い動き出しにボレー!フォワードのお給料も払わないといけませんね。
更新ご苦労様です。
皆さんおっしゃる通りウルブズは規律がとれ強かったです。嬉しかったのはコーディの元気な姿でのプレーが観られたこと。ダイクは守備に攻撃にと最高でしたね!
かなり雨が降り、良くないコンディションがレッズとウルブスの個の違いを顕著に表した気がしました。雨が降ろうがレッズの攻撃陣はよく繋げてましたね!