【Chelsea×Newcastle】タイトな1月を乗り切れるか?レギュラー固定のチェルシーは2-1辛勝!
ダヴィド・ルイスがラインの裏に送ったロングフィードが絶品。顔を左に向け、外に出そうとするフェイントを入れるあたりがブラジル人です。サイドからクラークの背後に走ったペドロがワントラップでループシュートを決めると、30番を指差してハグをかわし、素晴らしいボールを称えています。スタンフォード・ブリッジにおけるビハインドは、他のスタジアムにも増して堪えるものです。攻めなければならなくなったニューカッスルですが、ボールを動かしているのは相変わらずチェルシーです。
後方でゆっくりまわし、サイドでスピードアップを図るチェルシーに対して、ニューカッスルの中盤のラインが低く、パスをカットしてもサロモン・ロンドンを活かせません。情熱的なスタンドに比してピッチ上に熱気は感じられず、シュートがない時間が続きます。25分、右からウィリアンが浮かしたFKに飛び込んだダヴィド・ルイスのヘッドは、惜しくもクロスバー越え。1分後、高く浮いたクリアを捉えたルジュンのボレーは、ケパの正面にいってしまいます。29分にアツとのパス交換で中央突破を仕掛けたサロモン・ロンドンは、アスピリクエタのチェックを受けて左足のフィニィッシュを枠に入れられず。33分のペドロのミドルは、ドゥブラフカが難なくキャッチしました。
35分、縦に入ったロングフィードをサロモン・ロンドンがヘッドで裏に流し、抜け出したアヨゼ・ぺレスがケパの前でシュート。焦った一撃はうまくミートせず、右に逸れてしまいました。ニューカッスルが追いついたのは40分。マット・リッチーが左から上げたCKをクラークがヘッドで叩くと、左のサイドネットに飛んだボールにケパは触れませんでした。41分にジョルジーニョが左に出した浮き球で、ウィリアンがドゥブラフカと1対1になりますが、工夫がないシュートはニアポストの外を抜けていきます。前半は1-1。高いラインの裏を狙われているチェルシーは、奪われた直後の対応をクイックにしなければ危険です。
47分、ウィリアンから始まったチェルシーのカウンター。中央のカンテが右のペドロを走らせると、フリーのシュートはドゥブラフカのビッグセーブに阻まれます。左サイドでウィリアン、アザールとつながった56分のチャンスは、マルコス・アロンソのグラウンダーをペドロが打ち損ないますが、1分後にアザールが左のウィリアンにラストパスを通すと、角度のないところからのコントロールショットが逆サイドのネットを揺らしました。サッリ監督は、63分にコヴァチッチをロス・バークリー。直後のダヴィド・ルイスの素晴らしいフィードで、今度はウィリアンがドゥブラフカと1対1になりますが、ループシュートはGKが触って決定的な追加点を回避しました。
73分、ダヴィド・ルイスのFKはドゥブラフカの頭上へ。81分、ペドロに代わったのはカラム・ハドソン=オドイです。ベニテス監督は、82分にアヨゼ・ぺレスとイェドリンを下げてマーフィーとマンキージョを投入しますが、勝負のタイミングが遅く、しかも消極的でした。ホセルがベンチにいたにもかかわらず、残り1枚のカードを使わなかった指揮官が2-1で敗れ去るのはやむなしでしょう。アザールにいいときのキレがなく、決して本調子ではなかったチェルシーが、勝ち点よりも失点回避を重視したような下位を退け、プレミアリーグ制覇の望みをつなぎました。
ダヴィド・ルイスのロングフィードとウィリアンの個人技で2点を決めたものの、攻撃に迫力を欠いたチェルシー。中盤の選手がシュートレンジに入るシーンが少なく、66%のポゼッションを記録しながらシュートは10本に留まりました。次節の相手はアーセナル。マンチェスター・ユナイテッドが追ってきているなかで、ビッグロンドンダービーに敗れれば、プレミアリーグ4位以内確保が厳しくなります。セスクを失い、攻撃における選択肢が少なくなったサッリ監督は、月間8試合とタイトな1月をどんな采配で乗り切るのか。2016年1月、プレミアリーグ初年度のクロップ監督は3勝3分3敗と苦しみましたが…。
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更新ありがとうございます。ジョルジーニョが消えているせいか、最近は特にルイスのパスが際立つ展開が多いですね。こういう試合で勝ち点を落とさなかったのは良かったです。
さすがに連戦の疲労は理解しての先発選びだとは思いますが、、今季PL初参戦のサッリには、とにかくリーグを知って分析して、来季に向けてフロントと意識共有できるかに期待したいところです。移籍はあまり把握してない発言やオーナーのパスポート問題、新改築スタジアム、、、フロントの動向はすっきりしませんね。