【Cardiff×Liverpool】決定機を逃し続けたリヴァプールは、CKとPKで18位に辛勝!
12分、最初のフィニッシュはマネのロングシュート。右足のキックは、思うようにコントロールできずにアウトにかかってしまいました。カーディフの最初のチャンスは15分。メンデス=ラングが左から突破し、ファーに浮かしたボールがホイレットに届きますが、右足シュートはロバートソンにカットされます。サラーの強引な突破はことごとく止められ、フィルミーノは厳しくチェックされています。22分、マネのスルーパスが中央を切り裂き、フィルミーノがエザリッジの前に飛び出しますが、フリーで打った左足のダイレクトショットはバーの上に消えていきました。
中盤を支配しているものの、勝負のパスが入らず攻めあぐむリヴァプール。31分にアーノルドがアーリークロスを入れると、マネの左足ボレーはクロスバーを越えていきます。34分、ヘンダーソンの縦パスを受けたサラーがマンガを抜き去ってGKと1対1。左足で放った初のオンターゲットは、エザリッジが足を伸ばしてぎりぎりでカットし、レッズはまたしても先制できません。44分のホームチームのCKは、アリソンのクリアを叩いたカマラサのボレーはミスキック。しかしこれがニアッセの足元にこぼれ、左足のボレーがゴールを襲いますが、アリソンが素晴らしい反応で上に弾き出しました。
44分、CKをカットしたレッズは、サラー、フィルミーノ、アーノルドでカウンターを仕掛けますが、左サイドに流れたSBのクロスが味方に届かず。プレミアリーグ49発の3トップは不発に終わり、前半をゴールレスで折り返します。後半に入って48分、カーディフのCKからの波状攻撃。グンナルソンのクロスを叩いたモリソンのヘッドは、アリソンの頭上に浮きました。51分、敵陣で奪い返したレッズのショートカウンター。左から上がったマネが切り返し、右足で巻いた一撃はうまく落ちませんでした。
55分にCKから仕切り直したアタックは、ナビ・ケイタのパスをもらったアーノルドのミドルが右にアウト。2分後の右からのCKで、レッズがようやく先制します。ニアに入って完璧なボレーを叩き込んだのはワイナルドゥム。プレミアリーグ2位は、これでラクになりました。61分、ナビ・ケイタが敵陣でカットしてマネにつなぐと、落としをフリーでもらったヘンダーソンがボレーを打ち上げ、追加点はならず。67分にウォーノック監督はニアッセを諦め、ゾホレを投入します。71分、ナビ・ケイタが下がってファビーニョが中盤へ。レッズがもう1点獲れば、勝負はそこで終わります。
レッズのアクシデントは73分。入ったばかりのファビーニョが頭を強打し、5分もしないうちにミルナーとの交代を余儀なくされます。80分、フィルミーノのインターセプトからサラーがボックス左に持ち込むと、モリソンが11番を抱え込んでしまい、ジャッジはPKです。ミルナーが右隅に決めて0-2。クロップ監督は、85分にアーノルドをジョー・ゴメスにスイッチしました。89分、フィルミーノの素晴らしいラストパスでサラーが抜け出し、左足でプッシュするもエザリッジがビッグセーブ。レッズは悠々と時間を遣い、2点差をキープしてタイムアップを迎えました。
今季のレッズ基準でいえば「辛勝」ですが、前半の決定機をフィルミーノとサラーが活かしていれば、圧勝もあった一戦でした。マン・シティとの得失点差を考えれば、もう2点ほどほしいゲームでしたが、ポルトやチェルシーとの激戦による疲労が感じられたチームにとっては悪くない結果でしょう。フライデーナイトのハダースフィールド戦、CLのバルサ戦はいずれも中4日あり、鋭い速攻を決めてくれるのではないでしょうか。ナビ・ケイタはフィット感を高めており、素晴らしいボレーを決めたワイナルドゥムも調子を上げてくるものと思われます。プレミアリーグ制覇まで残り3試合、ビッグイヤーも残り3試合。目標はもちろん、全勝で2冠です。(ジョルジニオ・ワイナルドゥム 写真著作者/Эдгар Брещанов)
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早速の更新ありがとうございます。
残留争いしているチームとの対戦は厳しいですね。
こんなゲームでも勝ち切れるようになったのは、大きいですし、強くなったなと思う次第です。
アウェイでゴールが少ないジニが決めたのも3トップ以外でも決められる証ですね。ミルナーのPKも安心して観られました。あとは心配なのがファビーニョです。何もないことを祈るばかりです。