【MAN.UTD×Cardiff】18位にホームで完敗…マン・ユナイテッドの抜本的な改革に期待!
シュート数26本、オンターゲット10本、ポゼッション74%、パス成功率85%は、どこからどう見ても勝者のスタッツ。このチームがプレミアリーグ18位に0-2で負けたと聞けば、何が起こったのかと見逃し配信をクリックする方もいるのではないでしょうか。22分にジオゴ・ダロトがナサニエル・メンデス=ラングを引っかけたとされたPKは、映像を見るとサイドアタッカーがキックミスして自らコケており、相手の足に触らないように注意しながらボールをプッシュしたSBにとっては不運なジャッジ。54分の追加点は、スローインが入った際にジョシュ・マーフィーを追わなかったポグバと、なぜかサイドのカバーに入って中央を空けていたスモーリングは反省しなければなりません。
いや、2失点もさることながら、より悩ましかったのは攻撃です。マンチェスター・ユナイテッドは圧倒的に優位に立ちながら、なぜ1点も得られなかったのでしょうか。トップにグリーンウッド、中盤にはアンドレアス・ペレイラとマクトミネイ、最終ラインにジオゴ・ダロトと次世代を担う若手が多く、前線と中盤の連携は今ひとつ。ラシュフォードとグリーンウッドはフィニッシュで思い切りのよさを欠き、ポグバやマルシアルの強烈なミドルシュートはカーディフ守護神エザリッジの好守に阻まれました。勝利に向かう気持ちと速いパスワークをパリに置き忘れてしまったのか、それまで14勝2分1敗だったチームは、公式戦2勝2分8敗と崩壊。プレミアリーグの最後の5試合は2分3敗、たった2ゴールしか挙げられずにシーズンを終えることになりました。
スールシャール監督が先を見据えてこの日の11人を選んだのは間違いありませんが、彼の眼にはどんな未来が映っているのでしょうか。「いい選手が揃ってはいるが、彼らは困難なシーズンを過ごした。われわれにとってもクラブにとっても失敗だった。自分たちの姿を見つめ直す必要がある」と語った指揮官は、「常にプレミアリーグのタイトルにチャレンジしてきたけど、現実的には、来季すぐにトップに追いつくことはできないだろう。彼らとは32ポイントという大きな差があるからね。TOP4と、(プレミアリーグではなく)別なトロフィーをめざすのがリアルだ」と、立て直しに時間がかかることを示唆しています。
どん底という言葉が大げさではない幕切れでオフシーズンを迎えたチームは、どんな姿で次のプレミアリーグをスタートさせるのでしょうか。残留しそうな選手は、ジオゴ・ダロト、リンデロフ、バイリー、ルーク・ショー、マクトミネイ、ポグバ、アンドレアス・ペレイラ、マティッチ、リンガード、ラシュフォード。デ・ヘアとルカクは新天地を求める可能性があり、アレクシス・サンチェスとマタ、マルシアルは売却候補として名前が挙がっています。最終ラインの刷新、得点力があるサイドアタッカーの獲得、アンカーの補強は必須で、プレミアリーグ20ゴールを期待できるストライカーも物色する必要がありそうです。
ジョゼ・モウリーニョを招聘しても勝てなかったマンチェスター・ユナイテッドは、今こそ変わる時。抜本的な改革を推進するためには、リヴァプールやマンチェスター・シティに学び、有能なフットボールディレクターを招聘しなくてはならないでしょう。1年後、私たちはどんな気分でシーズンの終わりを見つめているのでしょうか。チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、FAカップを控えて盛り上がり続けるサポーターたちを見上げながら、寂しさをかみしめたこの日をずっと覚えていようと心に誓っています。
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後付けかもしれない議論ですが、昨夏シティがサンチェス獲得を見送った理由としてその週給の高さと、それがチームメイトに与える悪影響への懸念があったとの指摘があります。
そういうこともフットボールディレクターの重要な役割なんでしょうね。
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正直散々なシーズンでしたが まあいつもの事 と思える程度には落ちてますねマンUはこの5年がっかりしっぱなしです
僕はこっちは詳しくないんですがマンUのユースってどうなってるんです? ファギーズフレッジリングスみたいな大物は期待できるんでしょうか?
もし期待できるレベルにあるのなら多少現在の実力が低くても我慢して使ってほしいですね
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古豪ですね。
そんなに悲観する事はない。
完全に崩壊したチームを、まあ、、、
ここぞと言うところでは『勝てるチーム』にした
そのオーレの手腕には
一ファンとして敬意を払います。
この夏に待ち構えているショック療法を
見るが良いー!! ですよ。
ほんとになぜ去年2位になれたのか…。