2020.07.27 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2019-20
【Leicester×MAN.UTD】レスター、激痛のミス!14戦連続無敗のマン・ユナイテッドが3位フィニッシュ!
「最高の舞台」。無観客のキングパワーが目に飛び込んできた瞬間、浮かんだ言葉です。こんなに早く、プレミアリーグが戻ってくるとは思えない時がありました。イギリス政府とNHS(国民健康サービス)の方々、プレミアリーグ関係者の弛まぬ努力によって、ピッチに選手たちが戻ってきてからも、「2019-20シーズンは最終節を迎えられるのだろうか」という不安は拭えませんでした。
しかし今、同時刻開催の10試合がキックオフの笛を待っています。チャンピオンズリーグ出場権には到底届かないと諦めていたマンチェスター・ユナイテッドが、3位に駆け上がってレスターと対峙しています。優勝チームに33ポイントも引き離されていても、当たり前に存在していたスタンドの熱狂がなくても、「最高の舞台」と表現したい。勝ったほうがCL出場権を奪取する極上のラストマッチ。あの頃は想像できなかった夢のような時間を、サポーターとして味わい尽くせるのですから。
GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ブランドン・ウィリアムズ、MFマティッチ、ポグバ、ブルーノ・フェルナンデス、FWグリーンウッド、マルシアル、ラシュフォード。間に合わなかったルーク・ショーのポジション以外は、いつもの顔ぶれです。「マンチェスター・ユナイテッドは強くなった」と、ライバルたちから怖れられる目いっぱいのパフォーマンスを見せてほしい。開始早々の2分、ポグバのスルーパスで抜け出したマルシアルはオフサイド。マンチェスター・ユナイテッドがポゼッションを取り、レスターは予想通りのカウンター狙いです。
11分、ラシュフォードのロングフィードで中央に走り込んだグリーンウッドは、フリーのヘディングを浮かしてしまいます。14分には、マティッチの危険なミスパスをボックス脇のイヘアナチョがカット。中央から上がってきたエンディディのダイレクトショットは、デ・ヘアの頭上を抜けていきました。レスターのプレスを嫌がるアウェイチーム。最前線のマルシアルに縦パスが入るシーンはあるものの、9番は勝負のドリブルを止められています。25分にイヘアナチョがドリブルで仕掛けたカウンターは、3対2の決定機。シュートを選択したレフティのミスキックをデ・ヘアがファンブルしますが、詰めたヴァーディーはオフサイドです。
34分、ティーレマンスとイヘアナチョのカウンターは、右からのパスを叩いたティーレマンスのシュートが左にアウト。42分にポグバの浮き球を受けたラシュフォードは、右足のループシュートをミスしてしまいます。44分にポグバ、ブルーノ・フェルナンデス、マルシアルとつながった中央突破は、9番のシュートをジャスティンがブロック。CKのこぼれ球を叩いたラシュフォードのボレーは、シュマイケルが冷静なセービングで左に弾き出しました。前半は0-0、シュート数は5対4でオンターゲットは1対1。スタンフォード・ブリッジでは、追加タイムにメイソン・マウントとジルーが連発したチェルシーが2-0でリードしています。
しかし今、同時刻開催の10試合がキックオフの笛を待っています。チャンピオンズリーグ出場権には到底届かないと諦めていたマンチェスター・ユナイテッドが、3位に駆け上がってレスターと対峙しています。優勝チームに33ポイントも引き離されていても、当たり前に存在していたスタンドの熱狂がなくても、「最高の舞台」と表現したい。勝ったほうがCL出場権を奪取する極上のラストマッチ。あの頃は想像できなかった夢のような時間を、サポーターとして味わい尽くせるのですから。
GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ブランドン・ウィリアムズ、MFマティッチ、ポグバ、ブルーノ・フェルナンデス、FWグリーンウッド、マルシアル、ラシュフォード。間に合わなかったルーク・ショーのポジション以外は、いつもの顔ぶれです。「マンチェスター・ユナイテッドは強くなった」と、ライバルたちから怖れられる目いっぱいのパフォーマンスを見せてほしい。開始早々の2分、ポグバのスルーパスで抜け出したマルシアルはオフサイド。マンチェスター・ユナイテッドがポゼッションを取り、レスターは予想通りのカウンター狙いです。
11分、ラシュフォードのロングフィードで中央に走り込んだグリーンウッドは、フリーのヘディングを浮かしてしまいます。14分には、マティッチの危険なミスパスをボックス脇のイヘアナチョがカット。中央から上がってきたエンディディのダイレクトショットは、デ・ヘアの頭上を抜けていきました。レスターのプレスを嫌がるアウェイチーム。最前線のマルシアルに縦パスが入るシーンはあるものの、9番は勝負のドリブルを止められています。25分にイヘアナチョがドリブルで仕掛けたカウンターは、3対2の決定機。シュートを選択したレフティのミスキックをデ・ヘアがファンブルしますが、詰めたヴァーディーはオフサイドです。
34分、ティーレマンスとイヘアナチョのカウンターは、右からのパスを叩いたティーレマンスのシュートが左にアウト。42分にポグバの浮き球を受けたラシュフォードは、右足のループシュートをミスしてしまいます。44分にポグバ、ブルーノ・フェルナンデス、マルシアルとつながった中央突破は、9番のシュートをジャスティンがブロック。CKのこぼれ球を叩いたラシュフォードのボレーは、シュマイケルが冷静なセービングで左に弾き出しました。前半は0-0、シュート数は5対4でオンターゲットは1対1。スタンフォード・ブリッジでは、追加タイムにメイソン・マウントとジルーが連発したチェルシーが2-0でリードしています。
47分、マティッチのスルーパスで抜け出したマルシアルのドリブルは、追いついたジャスティンがカット。先に動いたのはブレンダン・ロジャースで、58分にイヘアナチョをアヨゼ・ぺレスです。60分に左から蹴ったティーレマンスのFKは、ニアで触ったヴァーディーのヘッドがポストにヒット。明らかに運動量が落ちたプレミアリーグ3位は、後半開始から20分を過ぎてもシュートがありません。
レスターが優勢だった68分、敵陣でチョウドリーから奪ったのはグリーンウッド。短いボールをもらったブルーノ・フェルナンデスが、すかさずダイレクトで出したスルーパスが中央を切り裂き、ジョニー・エヴァンスがマルシアルを引っかけてしまいます。PKを決めたブルーノ・フェルナンデスは、今季プレミアリーグ8ゴール。残り時間は20分を切り、デマライ・グレイ、ハーヴィー・バーンズ、デニス・プラートが入ったレスターの猛攻が始まります。75分に右からのクロスがこぼれ、ハーヴィー・バーンズが反転してシュートを放つも、デ・ヘアが落ち着いてキャッチしました。
スールシャール監督の最初のカードは、77分にグリーンウッドをリンガード。83分のレスターの速攻は、切り返しから左足を振り抜いたデマライ・グレイの一撃が左に切れていきます。86分、ブルーノ・フェルナンデスが下がってマクトミネイ。攻めていたレスターは、94分にジョニー・エヴァンスがマクトミネイを削ってレッドカードをもらってしまいます。97分、ラシュフォードとマルシアルが下がり、イガロとフォス=メンサー。98分にシュマイケルのドリブルをさらったリンガードが今季プレミアリーグ初ゴールを決め、マンチェスター・ユナイテッドが3位でシーズンを終えました。
カットインできなかったウインガーと、縦パスをカットされまくっていたプレーメイカーが一瞬の隙を突いた貴重な先制点。チョウドリーとエンディディがカバーに入り、5人で中央を固めていたレスターは、うまく戦っていた時間帯の不用意なミスが命取りとなりました。シーズンを通じて最終ラインに安定をもたらしていたジョニー・エヴァンスにとっては、2つのスライディングでPKとレッドカードを宣告される最悪の古巣対決。0-0のままでラスト10分に突入できていれば、複数のゲームプランを用意していたであろうレスターの指揮官のガッツポーズを見られたかもしれません。
プレミアリーグ2019-20シーズンが終わりました。残り14試合で4位チェルシーと6ポイント差。3位レスターには14ポイントも引き離されていたことを思えば、最高の終わり方だったと手離しで喜ぶべきでしょう。主力のポテンシャルに依存するばかりだったスールシャール采配には不満でしたが、CL出場権獲得という結果を残してくれたことを感謝したいと思います。ありがとうございました。14試合9勝5分、得点30失点7の終盤は最強でした。10日間の休養でリフレッシュし、ヨーロッパリーグ制覇という最後のミッションを達成していただければと期待しています。
最後に、もう1度。イギリス政府の関係者、医療のエキスパートとNHSの方々、そしてプレミアリーグ再開に向けて尽力したみなさん、最高の舞台を実現していただき、ありがとうございました。キックオフを迎えるまでの高揚した気分と、リンガードがゴールを決めた瞬間の激情を忘れることはないでしょう。今はまだ、先が見えない状況ではありますが、新しい年を迎える前に、サポーターで埋め尽くされたスタジアムの熱気を感じられる日が来ることを祈っています。
レスターが優勢だった68分、敵陣でチョウドリーから奪ったのはグリーンウッド。短いボールをもらったブルーノ・フェルナンデスが、すかさずダイレクトで出したスルーパスが中央を切り裂き、ジョニー・エヴァンスがマルシアルを引っかけてしまいます。PKを決めたブルーノ・フェルナンデスは、今季プレミアリーグ8ゴール。残り時間は20分を切り、デマライ・グレイ、ハーヴィー・バーンズ、デニス・プラートが入ったレスターの猛攻が始まります。75分に右からのクロスがこぼれ、ハーヴィー・バーンズが反転してシュートを放つも、デ・ヘアが落ち着いてキャッチしました。
スールシャール監督の最初のカードは、77分にグリーンウッドをリンガード。83分のレスターの速攻は、切り返しから左足を振り抜いたデマライ・グレイの一撃が左に切れていきます。86分、ブルーノ・フェルナンデスが下がってマクトミネイ。攻めていたレスターは、94分にジョニー・エヴァンスがマクトミネイを削ってレッドカードをもらってしまいます。97分、ラシュフォードとマルシアルが下がり、イガロとフォス=メンサー。98分にシュマイケルのドリブルをさらったリンガードが今季プレミアリーグ初ゴールを決め、マンチェスター・ユナイテッドが3位でシーズンを終えました。
カットインできなかったウインガーと、縦パスをカットされまくっていたプレーメイカーが一瞬の隙を突いた貴重な先制点。チョウドリーとエンディディがカバーに入り、5人で中央を固めていたレスターは、うまく戦っていた時間帯の不用意なミスが命取りとなりました。シーズンを通じて最終ラインに安定をもたらしていたジョニー・エヴァンスにとっては、2つのスライディングでPKとレッドカードを宣告される最悪の古巣対決。0-0のままでラスト10分に突入できていれば、複数のゲームプランを用意していたであろうレスターの指揮官のガッツポーズを見られたかもしれません。
プレミアリーグ2019-20シーズンが終わりました。残り14試合で4位チェルシーと6ポイント差。3位レスターには14ポイントも引き離されていたことを思えば、最高の終わり方だったと手離しで喜ぶべきでしょう。主力のポテンシャルに依存するばかりだったスールシャール采配には不満でしたが、CL出場権獲得という結果を残してくれたことを感謝したいと思います。ありがとうございました。14試合9勝5分、得点30失点7の終盤は最強でした。10日間の休養でリフレッシュし、ヨーロッパリーグ制覇という最後のミッションを達成していただければと期待しています。
最後に、もう1度。イギリス政府の関係者、医療のエキスパートとNHSの方々、そしてプレミアリーグ再開に向けて尽力したみなさん、最高の舞台を実現していただき、ありがとうございました。キックオフを迎えるまでの高揚した気分と、リンガードがゴールを決めた瞬間の激情を忘れることはないでしょう。今はまだ、先が見えない状況ではありますが、新しい年を迎える前に、サポーターで埋め尽くされたスタジアムの熱気を感じられる日が来ることを祈っています。
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ユナイテッドは強くないとなんか寂しいなと思ってましたが実際強いとやっぱり嫌いと思う今日この頃です笑
何はともあれ3位フィニッシュおめでとうございます。
そして無事完結したリーグ戦に尽力した全ての人に感謝を
選手頼みゆえに1人ピッチ上の指揮官が現れただけで、ここまで変わってしまい、それなりの結果が出てしまうところにスールシャールの凄さを感じます 笑
上積みの出来る監督が欲しいけど、替えにくい状況ですね
とにかく無事にシーズンが終了できたことは様々な人の努力だと思いますので感謝したいです
切実に来年ポチェかアレッグリでcl観たい…
今年もフラストレーション溜まる試合が多かった。
でも楽しかった!
スールシャールはまぎれもないレジェンドやし、感謝してるけど、アッレグリを切望してます。
スールシャール監督には感謝とよくここまで頑張ってくださいましたと賛辞をおくりたいです
でも、さすがに戦術では首をかしげることが多々あったのでアッレグリやポチェッティーノ監督にしてほしいです その上でスールシャール監督にはモチベーターとしていてほしいです
今季はCL権をとれたとはいえ、まだ色々な面で不安があるので来季で監督を変えたとしてもCL権がとれるかはわからないので
それか、スールシャール監督の下に戦術面でいい参謀役をつけたほうがいいとおもいます