【Liverpool×Leicester】94分30秒…ミルナーの決勝PKでリヴァプールがプレミアリーグ8連勝!
キックオフ直後から、レスターのハイプレスが目を引きます。4分、スローインからソユンチュをかわしたサラーのシュートは、シュマイケルがキャッチ。サラーがセンター、左にフィルミーノ、右にマネという布陣は、レスターの攻撃的なSBを抑えるという狙いでしょうか。レッズが主導権を握り、前線に楔が入り始めますが、レスターの最終ラインはポジショニングが的確で、サラーやマネを自由にさせません。13分、チルウェルを股抜きで置き去りにしたアーノルドが、ゴールライン際からファーにクロスを上げますが、ミルナーのボレーはシュマイケルの頭上を越えてしまいました。
左から攻め上がるロバートソンのクロスは、ことごとく青い壁に跳ね返され、足元にほしいサラーにいいボールが入りません。30分にカウンターを仕掛けたマネは、中央に持ち込んで放った左足ミドルがシュマイケルの正面。33分、インターセプトに成功したアーノルドがアーリークロスを入れると、フィルミーノはボレーをコントロールできません。40分、自陣左サイドからミルナーが絶妙な縦パスをフィード。ボールに触れなかったジョニー・エヴァンスをかわしたマネがシュマイケルと1対1になり、冷静に足元を抜いて右のサイドネットを揺らしました。
クロップ監督が、3トップをいつもの並びに戻した矢先のファインゴール。44分にフィルミーノが左に流れ、中で空いたマネに合わせてラストパスを転がしますが、右足のボレーはシュマイケルが左に飛んでキャッチします。レスターはシュートを1本も打てずに、1-0で前半を終えました。後半開始直後の46分、ミルナーのサイドチェンジがアーノルドに通り、ニアに入れたラストパスをサラーがプッシュすると、シュマイケルが左に弾き出すビッグセーブ。プレミアリーグ首位チームが左右から仕掛け、レスターが中央で跳ね返す展開は変わりません。
53分に右から蹴ったサラーのFKは壁にヒット。2分後、サラーとのワンツーでマネがボックス右に飛び出しますが、ジョニー・エヴァンスの必死のディフェンスでボールは右ポストの外に抜けていきます。後半の布陣はサラーがセンター、マネは右でフィルミーノが左。65分にアーノルドの速いパスが中央にいたフィルミーノに届きますが、クロスに打った右足のシュートはポストの外に逃げていきます。オルブライトンがロングフィードでヴァーディーを走らせたチャンスは、アドリアンが冷静にブロック。66分にサラーとのワンツーでロバートソンがGKと1対1になりますが、工夫がなかった左足の一撃はシュマイケルが正面で弾きました。
70分にエンディディのチェックをかわしたワイナルドゥムが遠めから狙うと、レスターの守護神が右に飛んでキャッチ。73分、ボックスの手前右からデニス・プラートが打ったチーム初のシュートは、惜しくも左ポストの外に切れていきます。直後、ロジャース監督はデニス・プラートを下げてアヨゼ・ぺレス。クロップ監督は78分にワイナルドゥムとフィルミーノを見切り、ヘンダーソンとオリギを送り出しました。80分、アヨゼ・ペレスがファビーニョをかわし、ファン・ダイクの裏を取ったジェームズ・マディソンに見事な縦パスをフィード。フリーになったプレーメイカーが右足を振り抜き、アドリアンの脇を抜きました。
1-1、残り時間は10分。85分のショートコーナーは、ロバートソンの速いボールに飛び込んだファン・ダイクのヘッドがバーを越えていきます。チョードリーの後ろからのファールで痛めたサラーの左足は大丈夫か。92分にピッチに立ったのはアダム・ララナです。93分、オリギからボールをさらったオルブライトンがゴール前でマネに奪い返され、すかさずドリブルを始めた10番の足を引っかけてしまいました。ミルナーがPKを決めたのは、4分という追加タイムの表示を超えた94分30秒。ブーイングを受け続けたレスターの反撃は、1分後に鳴ったホイッスルで終わりを告げました。
シュート数は18対2、しかし危なかったリヴァプール。70分まで攻め続けながら決定力を欠き、自陣に引いてスローに落としたところでジェームズ・マディソンにワンチャンスを活かされてしまいました。ドローかと思われたゲームに待っていた最後のドラマは、諦めずにオルブライトンを追いかけ、トラップを狙ってインターセプトしたマネの情熱と冷静さをリスペクトするべきでしょう。アヨゼ・ぺレスを投入したロジャース采配が当たり、勝ち点ゲットに迫っていたレスターにとっては、悔やんでも悔やみきれない痛恨のミスでした。
リヴァプールは、今季プレミアリーグ8連勝。2018-19シーズンから続いている国内リーグ連勝記録は17に伸び、マン・シティが2年前に打ち立てたレコードまであとひとつです。インターナショナルマッチウィーク明けのオールド・トラフォードは、レッズが圧倒的に有利に感じられますが、昨季はスコアレスドローに持ち込んだスールシャール監督のチームが意地を見せるのでしょうか。今はただひとこと、「お手柔らかに」と残すに留めたいと思います。ヴァーディーにシュートを打たせなかった一戦を観る限り、彼我のレベルに大きな差があるのは明らかです。
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光速の更新ありがとうございます。
マネ、様々です。それとファビーニョの有り難みが身に染みました。レスター強し。
サラー、軽傷だといいのですが。スタメン固定問題が年末を待たずに浮かび上がってきそうです。
レスター強かったですね。
同点にされても、アンフィールドなら勝つと信じて応援してました。
次はユナイテッド戦、お互いに負傷者か気になりますが、インターナショナルブレイクも挟みますし、互いにベストメンバーで戦えるといいですね!
やっぱりユナイテッド戦は、1番盛り上がります!
レスター強えぇ~。
リヴァプールと堂々とやり合っての惜敗は、マジの3位といった強さでしょうね。
ロジャース監督とレスターはハマリましたね、CL圏争いの筆頭候補じゃないかと思います。
素晴らしいゲームでした!
ラグビーW杯と合わせて、大興奮の土曜日でした。
選手達も疲れたでしょうから、良く休んで欲しいです。
ミルナーのゴールはクロップ同様叫びました!(笑)
あの場面で冷静に決めてくれるベテランの存在は大きいですね。
気がかりはサラーの怪我の状態だけです。。。
予想通り厳しいゲームになりましたね。
本当にマネには攻撃も守備も助けられました。
ラストのPKはラッキーボーイのオリギがドリブルを始めた時に何か起きそうな予感がしました。彼はやはりなにかもってますね。
サラーは軽傷である事を祈りますが、最近はシュートもパスも精度が落ちてるので、代表にも行かないみたいなのでゆっくりリフレッシュして欲しいです。
更新ご苦労様です。
レスター強かった。あの強さは本物でしょう。
ロジャース良いチーム作りましたね。
決められるべき時にゴールを奪わないと苦しくなるゲームでしたね。最後まで諦めなかったチームを讃えたいです。あとDF陣しっかりCLから修正してヴァーディに仕事させませんでしたね。ロブレン頑張った!サラーの怪我が軽傷である事を祈るばかりです。