【MAN.CITY×Everton】ジェズス無双のマン・シティが、新生エヴァートンに2-1完勝!
マン・シティの厳しいプレスに追い込まれ、前にボールをつなげないエヴァートン。高い位置で奪う昨季プレミアリーグ王者は、クロスを味方に合わせられません。8分、シグルズソンの浮き球でコールマンがボックス右に飛び出しますが、浮かしたシュートはブラボがセーブ。11分にギュンドアンが裏に上げたボールは、マフレズに競りかけたピックフォードが先に触ってフィニッシュを回避します。13分、右サイドのマフレズが内側から上がったカンセロに斜めのパスを通すと、グラウンダーをファーで合わせたフォーデンがネットを揺らしますが、VARがマフレズのオフサイドを指摘し、ゴールは取り消されました。
20分にはマフレズのオフサイドとハンド、ディーニュのチャージによるPKの3つが同時に問われるVARチェックがありましたが、映像ではセーフだったオフサイドの位置から再開。デブライネ、フォーデン、ガブリエウ・ジェズスとつながった24分のチャンスは、今季プレミアリーグ6発のストライカーが放ったミドルがゴールの右上に外れます。29分にバンジャマン・メンディのパスを中央で受けたマフレズは、左にまわり込んで放ったシュートをピックフォードにストップされました。
39分にバンジャマン・メンディの折り返しがニアのガブリエウ・ジェズスに届くも、左足のボレーはコースがなく、ポストの左にアウト。42分にカンセロの縦パスでボックス右に出たガブリエウ・ジェズスが、上がってきたマフレズに優しいラストパスを転がしますが、右足のダイレクトショットはファーポストの外に逸れていきます。2分後、バンジャマン・メンディのアーリークロスにファーから飛び込んだマフレズは、ディーニュに抑えられてシュートを打てず。エヴァートンは、0-0をキープして後半勝負という展開に持ち込むことができました。
51分、先制はマン・シティ。ギュンドアンの縦パスがガブリエウ・ジェズスに通り、トラップでホルゲートをかわしたブラジル人FWがカーブをかけて右隅に収めました。53分のエヴァートンのCKは、カルヴァート=ルーウィンの決定的なヘッドがフェルナンジーニョに当たってポストの右。57分、デブライネの縦パスがフォーデンに入り、マフレズからガブリエウ・ジェズスと左につながると、ニアを突いた鋭いフィニッシュにピックフォードは触れませんでした。あっという間の2-0。アンチェロッティ監督は59分にコールマンを下げ、ウォルコットで挽回をめざします。
66分、シグルズソンに代わってモイーズ・キーン。ロドリ、フェルナンジーニョ、エリック・ガルシアの3枚を最終ラインに並べたマン・シティは、リシャルリソンを完璧に封じていたのですが、71分のブラボのミスキックで陣形が崩れます。リシャルリソンがカットしたボールをモイーズ・キーンが拾って中央で粘り、右のウォルコットが蹴ったシュート性のボールをファーにまわったリシャルリソンがプッシュしました。73分、カンセロのクロスを叩いたガブリエウ・ジェズスのヘッドはピックフォードが右に掻き出すビッグセーブ。76分にシディベのクロスがマークを外したモイーズ・キーンに届きますが、右足のバイシクルは右ポストの外に流れていきます。
78分、中央に入ったマフレズのラストパスがボックス左のガブリエウ・ジェズスに渡ると、思い切りよく左足を振り抜いた一撃はポストを直撃。ダイレクトパスが3つ続いた81分の中央突破は、右隅を狙ったガブリエウ・ジェズスのシュートをピックフォードが外に弾き出しました。83分、フォーデンが下がってダヴィド・シルヴァが登場。エヴァートンの放り込みに冷静に対応したマン・シティが、2-1で逃げ切りました。
前半は苦しんだマン・シティは、後半に入るとジェズス無双で難敵の最終ラインを崩しました。マフレズが中央に斬り込んでマーカーを引き付け、ストライカーを自由にする攻め方が効果的だったと思います。1点差に迫ってから必死に攻めたエヴァートンは連携が今ひとつで、ラストパスの精度を欠いてしまいました。守備から先に立て直したアンチェロッティ監督が、攻撃の最適解を見出したら、トフィーズは再び上位を脅かすチームになるのではないでしょうか。レッズを追うマン・シティの次節は敵地でアストン・ヴィラ、巻き返しを図る新生エヴァートンはホームでブライトンです。(ガブリエウ・ジェズス 写真著作者/ФК ШАХТЕР)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
気持ちよく新年のスタートができました。
フェルナンジーニョが出ずっぱりで疲労も溜まってると思うのですが、よくやっていると思います。