【Crystal Palace×Arsenal】オーバメヤンがまさかのレッドカード!ガナーズ、激痛のドロー!
若き指揮官のスタメンは、マンチェスター・ユナイテッドに2-0で完勝した11人です。GKレノ、DFメートランド=ナイルズ、パパスタソプーロス、ダヴィド・ルイス、コラシナツ。セントラルMFはルーカス・トレイラとジャカ、2列めにニコラ・ペペ、エジル、オーバメヤン、最前線は今季プレミアリーグ5ゴールに留まっているラカゼット。立ち上がりから攻勢のアーセナルは、前に出てチェックしてくれるルーカス・トレイラが効いています。ビルドアップではジャカが左に下がり、相手のプレスを散らして縦パスをフィード。狙い通りの先制点が決まった後も、アウェイチームがゲームを支配しています。
17分に右サイドをドリブルで突破したニコラ・ペペは、ケーヒルをかわした最後のタッチが長くなってしまいました。順調だったガナーズに影が差した最初の事件は22分。自陣でニコラ・ペペのパスを受けたルーカス・トレイラがジョルダン・アイェウに踏まれ、苦痛に顔をゆがめています。最終ラインの前でスペースを埋めていた小柄なセントラルMFは、29分にも自らのボックスでハイボールを追った際にニコラ・ペペと交錯して腰から落下。徐々にクリスタル・パレスが攻める時間が増えていますが、ミドルレンジをケアしているガナーズ守備陣はシュートを枠に打たせません。
40分、ボックス左で粘ったクヤテがシュートに持ち込むも、コースをカバーしていたレノが余裕をもってセーブ。先制点以降、エジルが消えていたのが気になりますが、ガナーズは守備が安定しており、0-1の折り返しは悪くありません。ハーフタイムにルーカス・トレイラをグエンドゥジという交代は、セントラルMFが筋肉にトラブルを抱えてしまったからです。後半開始から攻めに出たクリスタル・パレス。ガナーズの最終ラインはプレスを嫌がり、前線にボールを入れられなくなっています。
54分、ハーフライン付近からのFKが右サイドのマックス・マイヤーに出ると、アーリークロスが中央のクヤテに通ります。マーカーを押さえたMFが右に落とし、ジョルダン・アイェウが左足を振り抜くと、ダヴィド・ルイスの足に当たったボールが大きく跳ね上がり、レノの指先を越えてネットに届いてしまいました。1-1、同点。攻めなければならないアーセナルは、自陣でのファールが増えています。61分にニコラ・ペペがニアに蹴ったCKは、ダヴィド・ルイスのヘッドがバーを越えていきます。
65分にオーバメヤンがマックス・マイヤーの足を削ってしまったのは、ソン・フンミンがアンドレ・ゴメスを負傷させたエリアのやや手前でした。献身的な守備を見せていたエースは、ただ止めたかっただけでしょう。マックス・マイヤーの状態を気にしていたオーバメヤンの静かな表情は、やがて覚悟を決めた男の顔に変わりました。一時は立ち上がった7番は、ピッチに座り込んで治療を受けており、プロジェクターには「シリアス・ファール・プレイ」によるレッドカードの審議中と表示されています。カードが出た瞬間、顔を曇らせた14番は静かに退場し、エヴァートンから移籍したばかりのジェンク・トスンがピッチに入りました。
試合の興味は「アーセナルは勝てるか」ではなく、「逆転を許さずに試合を畳めるか」にシフトしています。78分、ザハがファーに上げたクロスにトムキンスが競り勝ち、左隅に向かったボールはパパスタソプーロスがゴールライン上でクリア。ホームチームの選手たちは、大きく蹴り出したメートランド=ナイルズのハンドをアピールしますが、レフェリーは認めません。82分、マルティネッリのグラウンダーをラカゼットが左に展開すると、ニコラ・ペペの強烈なシュートはGKグエイタが左手で触るビッグセーブ。ポストを叩いたボールがグエイタに当たってこぼれ、詰めたラカゼットがプッシュしますが、ボールはGKの懐に収まってしまいました。
ワンチャンスを活かせなかったガナーズは、シュート7本でタイムアップ。90分にボックスのライン上でマルティネッリがザハを倒したように見えたシーンは笛が鳴らず、直後にザハのラストパスがジェンク・トスンに通ったピンチは、ストライカーが人のいるほうに持ってくれて助かりました。中盤から効果的なボールが出ず、エジルは空回り。今季プレミアリーグでシュート数最下位のクリスタル・パレスでなければ、勝ち点1も得られなかったかもしれません。「92分にラカゼットをネルソン」という失点回避の交代策に、アルテタ監督の苦悩が感じられました。
最後はニコラ・ペペやマルティネッリの1発に期待するしかなかったチームは、頼みの綱だったオーバメヤンを3試合も失うことになりました。シェフィールド・ユナイテッド、チェルシー、バーンリー。これ以上落とせば、いよいよ降格ゾーンが視界に入ってきます。ウィロック、エジル、ネルソン、ダニ・セバージョス、サカと攻撃的な役割を担う選手が全員ノーゴール。エメリ監督が始めた大量の若手抜擢は明らかに時期尚早で、アルテタ監督のエジル重用も現状ではリスキーといわざるをえません。シュート数もオンターゲットもプレミアリーグ13位のチームは、短期的には指揮官の手腕だけで巻き返すのが難しい状況にあると思います。経営ボードの早い決断に期待したいのですが…。
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オーバメヤンのタックル、映像だとホラーでした。マイヤーの回復を祈ります。
しかしSNS上では、ソンのタックルを人種差別まで交えて罵詈雑言を並べ立てていた輩(あえてグーナーとは言いません)が、今回は審判○ね!不公平!、しまいにロバートソンも退場にしろ!(憎きスパーズに有利になってしまいますが…笑)等と喚き散らかしているのは衝撃でした……
試合としては10人で最後追加点許さなかった点はかなり評価できますよね!アルテタの歩みには注目したいです。
ガナーズのゴールは美しかった。こんなシーンがまた見られるとは。うれしいよ。ダヴィからの楔にエジルのワンタッチ。ラカのキープからのスルーパス。最後はクロヒョウ。これだけで飯5杯。
オーバメヤンのはレッド致し方なしだろうね。本人もわかってるだろうと思う。
しかし、どうなんだろう?降格の心配はさすがにないと思いますけどね。
4位以下が軒並み不安定な中、あきらめるのは早いと思う。難しいミッションだが。
ELの方が簡単、みたいなことが過去2年間も方々で言われていたが、実際にはそんなことはなかった。アルテタは国内でのCL権獲得を目指してるはず。そう信じたい。
ところで、やはりトレイラの代わりを務められる選手が必要でしょう。後半追いつかれたのも彼が下がったことと無関係と思えない(グエンが悪いわけではなく)。
冬に1人とれるのであればDMだよ。このチームにはDMがトレイラしかいない。カンテ以下だの過大評価だのしょうもないコメントをちらほら見るが、カンテである必要もスーパーである必要もない。ただただDMがもう一人必要。チームを去った選手がアルテタの下でどんなパフォーマンスを見せただろう、というのは楽しい妄想ですが、自分はいまコクランを思い出しています。
勝って波に乗りたかったけどなかなか難しいですね。オーバーのあれはどう見ても危ないタックルですので赤は異論ないですがVARはどういう基準で使うのか使わないのか不明瞭なのでそこはモヤッとしてしまいます。
ライアンさんへ
SNS上の事はこのブログには関係ないのに何の為にここにあえて書かれるのでしょうか?直接そちらで言えばいい事ですし、関係ない一部のグーナーの行為をここに書くこともまた悪意を感じるので辞めていただきたいです。
エジルってチームを勝たせられる選手なのか疑問です。
彼が出場した試合は2勝7分け3敗、管理人さんが書かれている通りゴールはゼロ、アシストも1しかありません。
もちろん彼だけのせいではないでしょうが、他チームのデ・ブライネ、マディソン、マウントなど同じ役割りの選手と比べるとかなり落ちると見ざる終えません。
トップ下の選手としては得点力が無さすぎるので、エジルが1列下がってモドリッチやチアゴのようなプレーが出来れば良いのですが、インサイドハーフが出来ればチームの為になるのかなと思います。
彼のプレースタイルが変わらなければ夏に放出して、得点力のあるMFが取れればこのチームは良くなると思います。
オーバメヤンのレッドはエグかった(泣)
というかマイヤーがまだ歩けたのが不思議なぐらいグネってましたし。
オーバメヤンも、守備に献身的になったがゆえの事故だとは思いますが、恐い恐い。
マイヤーが大怪我ではないことを祈ります。
押し込まれて、負けなかった守備。
全員の献身性が見れたのはポジティブでしたが、展開の乏しさとバリエーションの無さ、カウンターへ移る時の、諸々のスピードの協調性がまだまだですね。
攻撃的MF、守備的MF、一人ずつほしいです。
ペペとラカゼットの2トップを見てみたい。
主さんはずいぶん悲観的ですが、アルテタ就任以降プレー自体は劇的に改善しつつあるのであまり心配はしていません。結果はまだ出ていませんがさすがに降格は無いかと。
CL.EL権うんぬんについても時期尚早でしょう。
まずは安定して結果を出さないと。