【Tottenham×Norwich】さすがデル・アリ!エースなきスパーズが5試合ぶりの勝ち点3をゲット!
10分に右から上がったセルジュ・オーリエのクロスはラメラにぴったりでしたが、左足のボレーはクルルがセーブ。14分、デル・アリをめがけて入れたセセニョンのクロスは、狙いよりも上にいってしまいます。16分にキャントウェルと短いパスを交換したプッキは、右足のコントロールショットが左にアウト。ロ・チェルソのボール奪取とパスワーク、セルジュ・オーリエの鋭いクロスが目を引く序盤戦で、足りないのはフィニッシュだけです。22分、ソン・フンミンが放ったミドルはクロスバーの上。キャントウェルのミドルも枠に収められず、右に浮いてしまいました。
30分、ルーカス・モウラのスルーパスがボックス左に通ると、ソン・フンミンの左足シュートは惜しくもポストの左。37分のスパーズの先制ゴールは、カットされたボールを奪い返したロ・チェルソがお手柄でした。縦パスを受けたソン・フンミンが右のセルジュ・オーリエに流すと、完璧なグラウンダーがニアに入り、ハリー・ケインのような飛び込みを見せたデル・アリが左足で軽くタッチしてクルルの脇を抜きました。オーリエのパスを受けたデル・アリがヒールで落とし、ラメラはラボーナで前線へ。ルーカス・モウラは触れなかったものの、スパーズの前線に余裕が生まれたのを象徴するシーンでした。
前半は1-0で終了。後半もスパーズが主導権を握っています。50分、アルデルヴァイレルトのロングフィードを直接叩いたソン・フンミンのハーフボレーはクロスバー越え。2分後、テッティのポストプレーからプッキが右足で放ったシュートは、左に逸れていきます。56分、ゴール前でのコンタクトで足を痛めたハリー・ウィンクスが下がり、エリック・ダイアー。追加点がほしいモウリーニョ監督は、62分にラメラを諦めエリクセンにチャンスメイクを託します。ところが67分、絶好機をつかんだのはノリッジでした。右からボックスに侵入したアーロンズを見たドゥダが緩いボールを転がすと、後ろからチェックしたセセニョンがファールを取られてしまいます。プッキの今季プレミアリーグ11ゴールめは、ロリスの手を弾いて右隅に決まるPKでした。
何としても勝ちたいモウリーニョは、75分にフェルトンゲンをジェドソン・フェルナンデスという大胆な策に打って出ます。78分の決勝ゴールは、先制点と同じくセルジュ・オーリエ、ロ・チェルソ、デル・アリ、ソン・フンミンのカルテットでした。右サイドのセルジュ・オーリエがボックス手前にいたロ・チェルソに預け、ボックス右に走り込んだデル・アリに縦パスが通ると、ダイレクトのクロスがツィマーマンの足に当たってファーポスト際に浮き上がります。走り込んだソン・フンミンは、頭で触るだけでした。2-1、今日のスパーズは守り切れるでしょう。
エリック・ダイアーがCBに下がったチームは、ラスト10分を無難にやり過ごしました。2列めからの飛び出しが決まった久々の勝利。最大の収穫は、守備における貢献度が高いロ・チェルソがフィット感を高めたことでしょう。セルジュ・オーリエとの連携のクオリティが上がったプレーメイカーは、そろそろプレミアリーグ初ゴールを決めてくれるのではないでしょうか。デル・アリにラインの裏への飛び出しを指示していたであろうモウリーニョ監督にとっては、納得できる一戦だったのではないかと思います。次節はマンチェスター・シティとのホームゲーム。かつてペップとスペインで争った名将がどんな戦術で前年王者を迎え撃つのか、今から楽しみです。
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