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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Norwich×Liverpool】マネの完璧なトラップ&ボレーで、リヴァプールは17連勝!

負傷が癒えたサディオ・マネとジェームズ・ミルナーはベンチスタート。3トップの一角にチェンバレン、中盤にはナビ・ケイタが入っています。プレミアリーグ26節、ノリッジVSリヴァプール。ウインターブレイクを休養に充てたクロップ監督は、主力を万全のコンディションに戻せたのでしょうか。さっそく先発メンバーを見てみましょう。GKアリソン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン、MFヘンダーソン、ワイナルドゥム、ナビ・ケイタ。前線はサラー、フィルミーノ、チェンバレンです。キックオフからフィルミーノが前でキープし、中央にオーバーラップしたアーノルドのミドルは左にアウト。ノリッジはプレミアリーグ首位チームのプレスを嫌がり、クルルに戻すシーンが目立っています。

4分、ヘンダーソンが右に展開し、アーノルドが速いクロスを入れると、ツィマーマンのクリアがナビ・ケイタに当たるもGKクルルが落ち着いてキャッチ。ヘンダーソンのロングフィードがフィルミーノに届いた10分のチャンスは、振り向きざまの左足シュートにツィマーマンが飛び込み、ボールは宙に舞っています。ロングフィードを交えながら、左右に揺さぶりをかけるリヴァプールに対して、ノリッジはカウンターで対抗。22分にドリブルで中央を割ったナビ・ケイタがサラーに預けると、縦に出したラストパスが味方に合わず、黄色いシャツにクリアされました。

24分に左SBのバイラムがハムストリングを痛め、ファルケ監督はジャマール・ルイスにチェンジ。33分、チェンバレンのヒールキックでロバートソンが左サイドを崩しますが、ゴールライン際からの折り返しはサラーの前でカットされます。36分、ノリッジに決定機。左からのロングフィードが、オフサイドをかいくぐったルップに届いてアリソンと1対1。自ら打つかと思われた7番が脇にいたプッキにまかせると、足元に手を伸ばしたアリソンが掻き出し、プレミアリーグ首位チームはピンチを脱しました。

38分、左サイドから放ったチェンバレンの強烈なミドルはニアにアウト。前半のノリッジはシュートゼロに終わりました。0-0で後半のキックオフ。主導権を握るレッズは、長いボールがサイドに出るところまではいいのですが、ラストパスが中に合わず、最初の5分はシュートがありません。51分、ヘンダーソンのパスミスから逆襲に転じたノリッジは、ボックス右に侵入したキャントウェルのシュートが外からサイドネットへ。守備の仕事がほとんどないファン・ダイクは、敵陣でパスをまわす時間が続いています。

58分、チェンバレンが中央に転がしたボールをサラーが落とすと、ナビ・ケイタのミドルはクルルがセーブ。直後のCKを叩いたファン・ダイクのヘッドはGKの正面です。さらに2分後、クロスのクリアをサラーが足元に収め、切り返しから右足で打ったシュートをクルルが弾きますが、詰めたナビ・ケイタのシュートもグローブに当ててゴールを許しません。クロップ監督は、60分にチェンバレンとワイナルドゥムを下げ、マネとファビーニョを投入。ロバートソンとヘンダーソンが左右からクロスを上げまくった65分の波状攻撃は、黄色い最終ラインが落下点をカバーして耐え抜きました。

残り時間は20分。勝ち点差が55もある首位と最下位の対決は、依然として0-0です。72分、キャントウェルが左から仕掛けたカウンターは、逆サイドでパスをもらったテッティのシュートがポストを叩きました。77分、ヘンダーソンがゴール前に浮かしたボールをマネが右足のつま先でコントロール。今季プレミアリーグで12発めとなる左足のスーパーショットが狭いニアを突き抜け、レッズがようやく先制しました。84分にナビ・ケイタが下がり、ミルナーが登場。86分、ヘンダーソンの浮き球でアーノルドがフリーになると、高速クロスに走り込んだフィルミーノはボレーを左に外してしまいます。

89分のノリッジの速攻は、プッキのシュートがアリソンの正面。3分の追加タイムをうまく進めたレッズが、プレミアリーグの連勝記録を17に伸ばしました。復帰して20分もしないうちに決めるか、サディオ・マネ!クルルの前をカバーするツィマーマンとハンリーの集中力が高く、苦しい試合でしたが、負傷明けの10番がワンチャンスを活かしてくれました。素晴らしいロングフィードでチャンスを創り続けたヘンダーソン、完璧なビルドアップのファン・ダイク、最大のピンチを冷静な判断でさばいたアリソンもリスペクトしたい一戦。26戦25勝という驚異的なペースで走り続けるリヴァプールは、悲願のプレミアリーグ制覇まであと5勝です。

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