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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Leicester×MAN.CITY】決定機を逃したレスター、マフレズにやられて無念の0-1敗戦!

プレミアリーグ初制覇間近のリヴァプールの背中ははるか遠く、CL出場権禁止処分が確定すればTOP4も意味をなさず…。悲願のビッグイヤー獲得以外にモチベーションを見出しづらいマンチェスター・シティは、3位レスターとのアウェイゲームをいかにして乗り切るのでしょうか。ペップが選んだ11人は、現在のベストといっていい顔ぶれです。エデルソン、カイル・ウォーカー、フェルナンジーニョ、ラポルテ、バンジャマン・メンディ、ギュンドアン、ロドリ、デブライネ、マフレズ、アグエロ、ベルナルド・シウヴァ。昨季プレミアリーグ王者を迎え撃つロジャース監督は、エンディディが使えれば3バックは選ばなかったのではないでしょうか。ヴァーディーとイヘアナチョを並べる3-5-2は、彼らが得意とする布陣ではありません。

寄せが速いレスターが攻勢の序盤戦。4分にジェームズ・マディソンが出した縦パスを、裏に抜けたイヘアナチョが足元に収めていれば、ホームチームのリードで試合は進んでいたはずです。8分、ティーレマンスのスルーパスでヴァーディーがフェルナンジーニョをかわし、エデルソンと1対1。左隅を狙ったシュートはポストに遮られ、プレミアリーグ3位はまたも決定機を逃しました。9分、マフレズのコントロールショットがゴール左上を襲いますが、シュマイケルが素晴らしい反応でセーブ。左に流れたヴァーディーが縦に突破を図るシーンが目立ち、マン・シティ守備陣は何度もゴール前に引かされています。

17分、カイル・ウォーカーがドリブルで上がった中のアグエロに当てると、ダイレクトパスをもらったギュンドアンはフリーでしたが、足が合わなかったシュートは弱く、シュマイケルが足でブロック。24分にはデブライネが右のマフレズに展開し、ドリブルで3人を引き付けたウインガーがプレーメイカーに戻すと、ニアを狙った右足のシュートはポストの脇を抜けていきます。29分、ジェームズ・マディソンのFKがデブライネが胸元に挙げた手に当たりますが、笛は鳴らず。32分のデブライネのFKはうまく落とせずクロスバーを越え、36分にジェームズ・マディソンが左に曲げたFKはエデルソンが外に弾き出しました。

39分、ジェームズ・マディソンがラインの裏に上げた絶妙な浮き球は、イヘアナチョと交錯しながら先に触ったエデルソンの勝利。このプレイでダメージを受けたナイジェリア代表は、後半のピッチに戻れず、ハーヴィー・バーンズが中盤に入っています。キックオフから間もない46分、右サイドを完全に崩したのはハーヴィー・バーンズ。速いクロスはエデルソンの守備範囲に入ってしまい、味方に届きません。さらに49分、リカルド・ペレイラも右サイドをフリーで走り、クロスがヴァーディーに入るも、ヒールキックはファーのチルウェルの手前でカットされてしまいました。

53分、ロドリが敵陣でインターセプトして一気に前へ。ラストパスを受けたデブライネの強烈な一撃は、シュマイケルがニアに反応してビッグセーブ!

ペップは58分に本調子ではないラポルテを下げ、オタメンディを投入します。60分、CKのクリアをトラップしたギュンドアンの一撃がデニス・プラートの腕に当たると、VARのアナウンスはPKです。アグエロが左に蹴ると、読んでいたシュマイケルがストップ。1分後、右サイドのマフレズが斜めに出したスルーパスでアグエロが抜け出しますが、ニアを選んだ決定的なシュートは、またもやシュマイケルが足でブロックしました。

70分、CKのクリアを拾ったリカルド・ペレイラがゴール前に浮かすと、後ろからの難しいボールをヴァーディーが左足で合わせますが、惜しくも左にアウト。75分、バンジャマン・メンディを抜き去ったハーヴィー・バーンズが並走していたリカルド・ペレイラに転がすと、ファーで空いていたチルウェルに気づかなかったSBは、強引なシュートを止められてしまいました。77分、アグエロが下がってガブリエウ・ジェズス。80分に自陣からドリブルを始めたマフレズは、中央に進路を取ってCBを集め、右で空いたガブリエウ・ジェズスに完璧なラストパス。オフサイドを回避した9番がニアを突くと、さすがのシュマイケルも触れず、キングパワーにこの日初めての絶叫が響き渡りました。

ロジャース監督は、85分にデニス・プラートをマッティ・ジェームズ。28歳になったMFは、今季プレミアリーグ初出場です。92分にはフクスに代えてアヨゼ・ペレスと前がかりの布陣で同点をめざすも、レスターはゴールを決めることができず、ライバルにダブルを許しました。バンジャマン・メンディのサイドを何度も崩していたホームチームに足りなかったのは、フィニッシュのアイデアでしょう。サイドでフリーになった選手たちのラストパスは、あまりにも正直でした。いくつかのチャンスを逃した若いチームは、最後のピンチで元同僚のマフレズをリスペクトしすぎて、致命的なパスを出させてしまいました。

マン・シティにとっては、レアル・マドリード戦に気分よく臨める狙い通りの勝ち点3。チェルシーとの差が6ポイントに縮まったレスターは、最後の2試合がトッテナムとマンチェスター・ユナイテッドとなっており、現在のリードをいかに守るかがCL出場権獲得のポイントです。エンディディはいつ戻ってくるのか。プレミアリーグで7戦連続ノーゴールとなったヴァーディーは大丈夫か。ロジャーズ監督にとっては、まさに今が正念場です。

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“【Leicester×MAN.CITY】決定機を逃したレスター、マフレズにやられて無念の0-1敗戦!” への3件のフィードバック

  1. エミリー より:

    とても面白い試合でした。
    前半の、ヴァーディのポスト直撃シュートが入っていれば!惜しかったですね。
    シュマイケルの再三のナイスセーブにPKストップも激熱だったので、レスターを応援して見てしまいましたが、シティもやはり強いです。
    展開力のある選手がいて、それがいずれも得点も狙えるプレーをします。
    ペップシティは気持ちを切らせていませんね。
    CLも楽しみです。

  2. ペップの街 より:

    いったい誰にPK蹴らせればいいのやら!

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    ヴァーディは本当にあと一歩ですね
    相変わらず足速いし

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