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【Arsenal×Everton】圧巻レノ&オーバメヤン!3発逆転のアーセナルが5位と4差に接近!

前節までプレミアリーグ10位のアーセナルが、本拠地エミレーツに9位エヴァートンを迎える注目のゲーム。年明けからの公式戦で5勝4分と無敗のアルテタ監督は、就任以来のプレミアリーグ8試合で5勝2分1敗と立て直しに成功したアンチェロッティ監督をつまずかせることができるでしょうか。若き指揮官は攻撃的な布陣をチョイスし、マージーサイドのクラブを崩そうとしています。GKレノ、DFベジェリン、ムスタフィ、ダヴィド・ルイス、コラシナツ。中盤センターにジャカとダニ・セバージョス、2列めにニコラ・ペペ、エジル、オーバメヤン、最前線はプレミアリーグで2戦連続先発となる20歳のエンケティアです。

キックオフからわずか49秒、先制はエヴァートン。シグルズソンのFKをクリアしようとしたダヴィド・ルイスがヘディングをうまくコントロールできず、落下点にいたカルヴァート=ルーウィンにオーバーヘッドを決められてしまいました。すぐさま反撃モードのアーセナル。6分にニコラ・ペペがボックス右に入り、落としを受けたベジェリンが右足で狙うと、ボールはクロスバーすれすれを抜けていきます。9分、シグルズソンとリシャルリソンが左から立ち上げたカウンター。右サイドから上がったイオビにラストパスが通ると、クロスに打ったシュートは左に切れてしまい、枠を捉えられません。

13分のガナーズのCKは、フリーだったムスタフィのヘディングがクロスバーの上。復帰したばかりのコラシナツが15分に肩を痛めてリタイアとなり、すっかり見慣れたサカが左サイドに入ります。24分、デルフの中途半端なクリアを拾ったニコラ・ペペが縦パスを出すと、ドリブルで勝負したエンケティアのシュートはピックフォードの頭上にアウト。直後、カルヴァート=ルーウィンがシグルズソンに落としたボールがイオビに通るも、ミドルシュートを打ち上げてしまいました。ガナーズが追いついたのは27分。ジャカの縦パスがサカに通り、絶品クロスがゴール前に上がると、エンケティアのジャンピングボレーにピックフォードは反応できませんでした。

勢いに乗ったガナーズは、29分にも決定機を創ります。ジャカの長いボールがニコラ・ペペに通り、ラインの裏を狙ったダイレクトパスがメスト・エジルへ。鋭い出足で10番の前に飛び出したGKは、コースを切ってフィニッシュをブロックしました。33分、ダヴィド・ルイスの素晴らしいスルーパスで、オーバメヤンがピックフォードと1対1。不振の守護神のポジションをチェックしたストライカーは、今季プレミアリーグ16ゴールめを右のサイドネットに収めました。押しているのはガナーズ。44分にレイトン・ベインズのFKがリシャルリソンの頭に届きますが、エースはうまくコントロールできませんでした。

前半終了間際の49分、エヴァートンの活路はやはりセットピース。CKのクリアを叩いたシグルズソンのボレーがゴール前に高く浮き、ミナがバックヘッドでつなぐと、足を伸ばしたリシャルリソンがレノの股間を抜いてハーフタイムの前にイーブンに戻しました。ところが後半開始直後、たった70秒でガナーズが勝ち越しました。エジルのパスで右から上がったニコラ・ペペが切り返しから速いクロスを入れると、オーバメヤンが完璧なヘッドを右隅に突き刺しました。

ポゼッションは完全にガナーズ。57分のエヴァートンのカウンターは、リシャルリソンのグラウンダーがカルヴァート=ルーウィンに合いません。おお、シュナイデルランに代わってアンドレ・ゴメス!11月にソン・フンミンのスライディングで重傷を負ったセントラルMFが、4ヵ月もしないうちにピッチに戻ってきたのを見ると、胸が熱くなります。イオビも同時に下がり、ベルナルジが右サイドへ。64分にサカの自陣でのドリブルをベルナルジがカットし、パスをもらったカルヴァート=ルーウィンが左足を振り抜くと、レノが正面でがっちりキャッチしました。

72分、右サイドからベルナルジがクロスを上げ、リシャルリソンのヘディングシュートがカルヴァート=ルーウィンの足元に入ると、至近距離からの一撃はレノが両手を開いてグローブに当てるビッグセーブ!アルテタ監督は76分にダニ・セバージョスを諦め、ルーカス・トレイラに中盤を託します。77分にデルフのロングシュートをリシャルリソンがトラップし、左足で狙った決定機もレノが足でブロック。決定機を創り続けるエヴァートンに残された時間は10分です。

82分にデルフがモイーズ・キーンに代わると、アルテタ監督はエジルをグエンドゥジ。エンケティアとグエンドゥジの執拗なプレスにピックフォードが冷静さを失い、86分にシグルズソンに中途半端なパスを出した瞬間、ジャカとルーカス・トレイラが10番に殺到します。奪ったボールがエンケティアに渡ると、右足のコントロールショットはクロスバー!2分後、アンドレ・ゴメスの絶妙なロングフィードでリシャルリソンが裏に抜け出しかけたチャンスは、レノがボックスを飛び出す勇敢なチャレンジで潰しました。

追加タイムに入り、エヴァートンがラッシュ。ゴール前で2度競り勝ったカルヴァート=ルーウィンは、枠に収められません。オーバメヤンやグエンドゥジが最後まで気迫のこもった守備を見せ、ムスタフィが素晴らしかった頃のプレイを思い出してくれた一戦は、3-2のままでタイムアップを迎えました。2ゴールのオーバメヤン、先制ボレーとプレスが光ったエンケティア、右サイドで脅威となったニコラ・ペペ、最終ラインで体を張り続けたムスタフィ、サイドチェンジや縦パスが効果的だったジャカ、上下動を厭わなかったダニ・セバージョス、そして超絶ビッグセーブ連発のレノ…彼らを全員MVPに指名したくなる素晴らしいバトルでした。

プレミアリーグならではのスピーディーな展開も、荒さと背中合わせの激しさも、最後までどうなるかわからないスリルも、すべて詰まっていたと感じられるナイスゲーム。両チームの指揮官と選手たちに、心から拍手を送りたいと思います。アルテタ監督が就任してから初の連勝で、ガナーズはCL出場権が視野に入るポジションにジャンプアップしました。大逆転を実現させるためには、下位に対する取りこぼしはNGです。次節もエミレーツで、絶不調のウェストハムと戦います。調子を上げてきた前線のタレントをうまく動かし、ニューカッスル戦のような圧勝を披露していただければと期待しています。

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“【Arsenal×Everton】圧巻レノ&オーバメヤン!3発逆転のアーセナルが5位と4差に接近!” への6件のフィードバック

  1. エミリー より:

    何と言ってもレノでしょう!
    確実に4点分は防いだ気がします、彼がいなければボロ負けへと転じたかもしれません。
    とんでもないキーパーです!マルティネスも良いキーパーですが、このプレーを見せられてはベンチに座るのは自分だと納得するしかないでしょう。
    アーセナルは本当に全員が良くやりました。
    チーム内に守備の規律が生まれたことにより、長らくファンのフラストレーションの対象になっていたムスタフィやジャカ、エジルも輝き出しました。
    アルテタ監督に任せて、本当に良かった。
    まさか今季の内に、こんなに熱いアーセナルをまた見せてくれるとは思いませんでした。
    アルテタ監督、ありがとう!!
    エヴァートンも、アンチェロッティ監督のもと、自分達の強みを効かせた良いプレーをしてました。
    攻守が速く切り替わる、プレミアリーグらしい面白い試合だったと思います。

  2. トマシュ より:

    毎試合セレクションと試合内容に分析の価値を与えてくれるアルテタ、ヴィヴァ。
    セバージョスとジャカをメインにしてシーズンの残りを何とかするつもりなのか。だとしたら興味深い。
    言い飽きたが、クロヒョウ。9位だか10位だかのチームで得点王。笑ってしまいます。
    He did Henry!! Goodness!!

  3. jgp より:

    ↑笑

  4. かみこっぷ より:

    アンドレ・ゴメス良かった!

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    2の方申し訳ないんですが、9.10位程度のチームで得点王って事はそれ以外の得点源がないって事だと思うんですよね。黒豹とか言ってますけど、あなたの応援するチームつい最近まで得失点差−なのご存知?大した得点力ですねwww
    黒豹(笑)いなかったら大変ですねw
    弱小チームのそれwww

  6. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    選手をリスペクトしているだけではないですか。むやみにディスるのはやめませんか。

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