2022.08.29 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【MAN.CITY×Crystal Palace】伝説の始まり。アーリング・ハーランド、最初のハットトリック!
前節はニューカッスルに3-3ドロー。アーセナルの背中を追うマンチェスター・シティは、本拠地エティハドで勝ち点を落とすわけにはいきません。1勝1分1敗でプレミアリーグ9位のクリスタル・パレスは、3ゴールのザハが負傷リタイア。エースを失ったヴィエラ監督のプランは、5バックで耐えてエドゥアール、アイェウ、エゼの速攻勝負でしょう。
ペップ・グアルディオラのスタメンは、ルベン・ディアスとマフレズ以外は前節と同じです。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ジョアン・カンセロ。MFロドリ、デブライネ、ベルナルド・シウヴァ、FWマフレズ、ハーランド、フォーデン。開始4分、先制は何とクリスタル・パレスです。右からのFKがデブライネの頭をかすめ、ジョン・ストーンズの膝に当たってゴールに飛び込んでしまいました。
昨季プレミアリーグで、クリスタル・パレス相手にノーゴールのマン・シティは、5人のラインを崩せるでしょうか。10分にボックス左を突破したフォーデンのクロスには、アンデルセンが落ち着いて対応しました。12分の右からのCKは、ニアで先着したハーランドのヘッドがバーの上。左右からの速いクロスに対するグエイのポジショニングは的確です。
21分、クリスタル・パレスがまさかの追加点。右からのCKはアンデルセンの頭にぴったりで、左隅に飛んだボールにエデルソンは触れませんでした。23分、ベルナルド・シウヴァがボックス左に縦パスをフィード。グアイタを釣り出して放ったハーランドの左足シュートは、ニアポストの外からサイドネットです。
28分、左から上がったエゼが中央にパス。ドゥクレのミドルは、エデルソンの正面です。39分、マフレズの縦パスで右からスプリントしたベルナルド・シウヴァのクロスはやや高く、フォーデンのヘディングはGKグアイタの頭上を越えていきました。
43分にデブライネのフィードが右サイドに流れ、マフレズがタイリック・ミッチェルをワンタッチで抜き去ると、クロスのクリアから二次攻撃を仕掛けたのはデブライネです。ゴール前に人数を集め、シュートコースを塞いでいるアウェイチームは、プレーメイカーの連打をブロック。昨季プレミアリーグ王者は、オンターゲットゼロで前半を終えました。
後半開始から、マン・シティがラッシュ。48分のCKをニアのロドリが頭でファーに流すと、左から詰めたCBコンビは惜しくもプッシュできませんでした。62分、ロドリのサイドチェンジをボックスの右隅で止めたのはベルナルド・シウヴァ。中央にまわり込んで打ったミドルは、シュラップに触れてコースが変わり、逆を取られたグアイタの脇を抜けてネットを揺らしました。
61分、右からドリブルで3人をかわしたベルナルド・シウヴァは左足で打てず、クロスに狙ったボールは外に切れていきました。ペップはここでカンセロとマフレズを下げ、ギュンドアンとフリアン・アルバレスを投入。1分後、右からのクロスがギュンドアンの頭をかすめて左に流れると、フォーデンの絶妙なクロスがグエイの前に出たハーランドに届きました。
ドルトムントから来たストライカーの同点ゴールは、早くもプレミアリーグ4発めです。なおも攻め続けるマン・シティ。70分、右のショートコーナーから、ベルナルド・シウヴァとフリアン・アルバレスがワンツーをかわし、20番がラストパスを中央に転がします。ジョン・ストーンズはシュートミス。しかしボールはフリーのハーランドの足元へ。エースが無人のゴールに流し込み、エティハドは大歓声に包まれました。
勝負が決したのは、81分。自陣からカウンターを仕掛けたギュンドアンが、中央で呼んでいるハーランドの足元にパスを通しました。背負っていたウォードを跳ね飛ばした9番は、アンデルセンのスライディングが届く前にGKの左にフィニッシュ。プレミアリーグで最初のハットトリックを記録したストライカーはピッチの脇で絶叫し、ペップはスタンドに拍手を求めています。
2点を先行しながら、後半はハーフコートマッチを強いられ4-2完敗。前半は最高の展開だったヴィエラのチームの敗因は、前線がボールをロストしすぎて専守防衛と化したことと、右にまわってきたベルナルド・シウヴァに対応できなかったことでしょう。トリガーは、タイリック・ミッチェルの負傷。3番のエリアが狙い目と見たペップは、本職はCBのクリス・リチャーズに代わった後も「右から崩して左で決める」形を徹底させました。
突破口を作ったのはペップが惚れる20番ですが、アーリング・ブラウト・ハーランドはやはり脅威です。ザルツブルグとドルトムントで公式戦116試合115ゴール、ノルウェー代表で21試合20ゴールと驚異的なペースでゴールを量産してきたトップスコアラーは、プレミアリーグでも4戦6発でランキングの首位を快走しています。
ひとたびイーブンの体勢で1対1になれば、強靭なフィジカルで弾き飛ばされてしまうので、パスの出どころを抑え、シュートコースを切り続けるしかありません。言うは易し、しかし…!プレミアリーグ開幕からの4試合を観た相方のグーナーがつぶやいたひとことを紹介して、この稿を締めさせていただきます。
「ハーランドとウーデゴーアがいるのに、ノルウェ代表がワールドカップに出られないなんて!」
ペップ・グアルディオラのスタメンは、ルベン・ディアスとマフレズ以外は前節と同じです。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ジョアン・カンセロ。MFロドリ、デブライネ、ベルナルド・シウヴァ、FWマフレズ、ハーランド、フォーデン。開始4分、先制は何とクリスタル・パレスです。右からのFKがデブライネの頭をかすめ、ジョン・ストーンズの膝に当たってゴールに飛び込んでしまいました。
昨季プレミアリーグで、クリスタル・パレス相手にノーゴールのマン・シティは、5人のラインを崩せるでしょうか。10分にボックス左を突破したフォーデンのクロスには、アンデルセンが落ち着いて対応しました。12分の右からのCKは、ニアで先着したハーランドのヘッドがバーの上。左右からの速いクロスに対するグエイのポジショニングは的確です。
21分、クリスタル・パレスがまさかの追加点。右からのCKはアンデルセンの頭にぴったりで、左隅に飛んだボールにエデルソンは触れませんでした。23分、ベルナルド・シウヴァがボックス左に縦パスをフィード。グアイタを釣り出して放ったハーランドの左足シュートは、ニアポストの外からサイドネットです。
28分、左から上がったエゼが中央にパス。ドゥクレのミドルは、エデルソンの正面です。39分、マフレズの縦パスで右からスプリントしたベルナルド・シウヴァのクロスはやや高く、フォーデンのヘディングはGKグアイタの頭上を越えていきました。
43分にデブライネのフィードが右サイドに流れ、マフレズがタイリック・ミッチェルをワンタッチで抜き去ると、クロスのクリアから二次攻撃を仕掛けたのはデブライネです。ゴール前に人数を集め、シュートコースを塞いでいるアウェイチームは、プレーメイカーの連打をブロック。昨季プレミアリーグ王者は、オンターゲットゼロで前半を終えました。
後半開始から、マン・シティがラッシュ。48分のCKをニアのロドリが頭でファーに流すと、左から詰めたCBコンビは惜しくもプッシュできませんでした。62分、ロドリのサイドチェンジをボックスの右隅で止めたのはベルナルド・シウヴァ。中央にまわり込んで打ったミドルは、シュラップに触れてコースが変わり、逆を取られたグアイタの脇を抜けてネットを揺らしました。
61分、右からドリブルで3人をかわしたベルナルド・シウヴァは左足で打てず、クロスに狙ったボールは外に切れていきました。ペップはここでカンセロとマフレズを下げ、ギュンドアンとフリアン・アルバレスを投入。1分後、右からのクロスがギュンドアンの頭をかすめて左に流れると、フォーデンの絶妙なクロスがグエイの前に出たハーランドに届きました。
ドルトムントから来たストライカーの同点ゴールは、早くもプレミアリーグ4発めです。なおも攻め続けるマン・シティ。70分、右のショートコーナーから、ベルナルド・シウヴァとフリアン・アルバレスがワンツーをかわし、20番がラストパスを中央に転がします。ジョン・ストーンズはシュートミス。しかしボールはフリーのハーランドの足元へ。エースが無人のゴールに流し込み、エティハドは大歓声に包まれました。
勝負が決したのは、81分。自陣からカウンターを仕掛けたギュンドアンが、中央で呼んでいるハーランドの足元にパスを通しました。背負っていたウォードを跳ね飛ばした9番は、アンデルセンのスライディングが届く前にGKの左にフィニッシュ。プレミアリーグで最初のハットトリックを記録したストライカーはピッチの脇で絶叫し、ペップはスタンドに拍手を求めています。
2点を先行しながら、後半はハーフコートマッチを強いられ4-2完敗。前半は最高の展開だったヴィエラのチームの敗因は、前線がボールをロストしすぎて専守防衛と化したことと、右にまわってきたベルナルド・シウヴァに対応できなかったことでしょう。トリガーは、タイリック・ミッチェルの負傷。3番のエリアが狙い目と見たペップは、本職はCBのクリス・リチャーズに代わった後も「右から崩して左で決める」形を徹底させました。
突破口を作ったのはペップが惚れる20番ですが、アーリング・ブラウト・ハーランドはやはり脅威です。ザルツブルグとドルトムントで公式戦116試合115ゴール、ノルウェー代表で21試合20ゴールと驚異的なペースでゴールを量産してきたトップスコアラーは、プレミアリーグでも4戦6発でランキングの首位を快走しています。
ひとたびイーブンの体勢で1対1になれば、強靭なフィジカルで弾き飛ばされてしまうので、パスの出どころを抑え、シュートコースを切り続けるしかありません。言うは易し、しかし…!プレミアリーグ開幕からの4試合を観た相方のグーナーがつぶやいたひとことを紹介して、この稿を締めさせていただきます。
「ハーランドとウーデゴーアがいるのに、ノルウェ代表がワールドカップに出られないなんて!」
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いつも更新ありがとうございます!
早くも恐れていた事態になってきました。PLにもあっさり馴染むとは…
ノルウェー代表をW杯で見たかったのは同感です。相方のグーナーさんの久々の登場にテンションが上がりました!