2022.09.01 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Liverpool×Newcastle】ラストプレーのCK、アンフィールドに歓喜をもたらしたのは20歳の新戦力!
1-1のまま、5分の追加タイムは終わり、いつ笛が鳴ってもおかしくない状況に突入しました。プレミアリーグ5節、リヴァプールVSニューカッスル。1勝2分1敗と出遅れた優勝候補は、これ以上停滞を続けるわけにはいきません。アウェイチームの反撃を止めるのに手間取り、時間を遣ったレッズは、前にボールを運ぶのに苦労していました。
96分、ボックス右のサラーにボールが渡り、縦に持って打った右足のシュートをブロックされてCK。ここで切られてもおかしくなかったのですが、ミルナーはCKを蹴れるようです。中央で競り勝ったのはジョー・ゴメス。ゴール左で待っていたサラーのヘッドがカットされ、浮いたボールをもう一度11番が頭に当てました。
エースの脇にいたのは、ファビオ・カルヴァーリョ。フラムからやってきた20歳のニューフェイスは、クロスバーの下に当たる強烈なボレーでネットを揺らしました。
その瞬間、ライン上にいたトリッピアーは両手で顔を覆ってピッチに突っ伏し、GKポープは両手を挙げたまま腰から崩れ落ちました。絶叫が轟くアンフィールド。殊勲のヤングスターがコーナーフラッグに駆け寄って膝で滑ったとき、97分10秒を過ぎており、アウェイチームが攻める時間は残されていませんでした。
あまりにも劇的なゴールで、リヴァプールが勝利!それにしても、苦しい試合でした。開始早々から、ニューカッスルの中盤と最終ラインの間を使ったリヴァプールは、いい形を創りながらもフィニッシュに持ち込めず。11分には4対3のカウンターを喰らい、クラブレコードの移籍金で加わったばかりのイサクにミドルシュートを許しました。
ボールは浮いてしまい、事なきをえたものの、1発で取りにいってかわされたファビーニョの焦りが気になりました。ラインが間延びしがちで、奪われた後、囲い込めずに速攻を喰らうシーンが増えたレッズ。マン・シティに3-3で引き分けたチームに先制されるとやっかいです。
28分のトリッピアーのFKは、アリソンの正面。34分びは、エリオットの縦パスを受けたフィルミーノがゴール前に出した優しいスルーパスで、ルイス・ディアスがポープと1対1になります。GKを右にかわしたアタッカーは腰がまわり切らず、右足のシュートはニアポストの脇を抜けていきました。
アウェイチームの逆襲は38分。アーノルドのミスパスから右のアルミロンにボールが届き、パスカットした後のこぼれ球をフォローしたショーン・ロングスタッフが縦にラストパスを通しました。フリーになったイサクがゴール左に突き刺し、0-1。リードされたレッズは、前半をオンターゲットセロで終えています。
後半に入り、エリオットが左のルイス・ディアスを走らせた53分のアタックは、グラウンダーのクリアに走り込んだロバートソンのショットをウィロックがブロック。55分にカウンターから2人をかわして決めたイサクは、裏への抜け出しがオフサイドでした。
61分の同点ゴールは、アリソン、ファビーニョ、エリオットと縦につながり、ボックス右脇のサラーが絶妙なタイミングでフィルミーノに打たせた美しい速攻。ダイレクトショットを左隅に決めた9番は、今季プレミアリーグ3発めです。逆転をめざすレッズは、ハーフコートマッチを続けながらも、フィニッシュがことごとく枠にいきません。
79分にカットインから放ったルイス・ディアスのミドルは、ポープが落ち着いてセーブ。サラーのクロスがルイス・ディアスに通った81分のチャンスは、ボレーがGKの正面にいってしまいました。ミドルシュートがバーを越えるシーンが続き、90分を過ぎても1-1。フラムとクリスタル・パレスに引き分けたチームは、勝ち点を落とす寸前に追い込まれていました。
ヒーローはファビオ・カルヴァーリョですが、最後にCKをゲットし、混戦で粘ったモー・サラーにも拍手を送りたい一戦。素晴らしいスルーパスと同点ゴールが印象的だったフィルミーノも、助演男優賞でしょう。未だ興奮冷めやらぬ貴重な勝ち点3。次節のマージーサイドダービーも勝ち切り、いい雰囲気でCLのナポリ戦を迎えていただければと思います。(ファビオ・カルヴァーリョ 写真著作者/Steffen Prößdorf)
96分、ボックス右のサラーにボールが渡り、縦に持って打った右足のシュートをブロックされてCK。ここで切られてもおかしくなかったのですが、ミルナーはCKを蹴れるようです。中央で競り勝ったのはジョー・ゴメス。ゴール左で待っていたサラーのヘッドがカットされ、浮いたボールをもう一度11番が頭に当てました。
エースの脇にいたのは、ファビオ・カルヴァーリョ。フラムからやってきた20歳のニューフェイスは、クロスバーの下に当たる強烈なボレーでネットを揺らしました。
その瞬間、ライン上にいたトリッピアーは両手で顔を覆ってピッチに突っ伏し、GKポープは両手を挙げたまま腰から崩れ落ちました。絶叫が轟くアンフィールド。殊勲のヤングスターがコーナーフラッグに駆け寄って膝で滑ったとき、97分10秒を過ぎており、アウェイチームが攻める時間は残されていませんでした。
あまりにも劇的なゴールで、リヴァプールが勝利!それにしても、苦しい試合でした。開始早々から、ニューカッスルの中盤と最終ラインの間を使ったリヴァプールは、いい形を創りながらもフィニッシュに持ち込めず。11分には4対3のカウンターを喰らい、クラブレコードの移籍金で加わったばかりのイサクにミドルシュートを許しました。
ボールは浮いてしまい、事なきをえたものの、1発で取りにいってかわされたファビーニョの焦りが気になりました。ラインが間延びしがちで、奪われた後、囲い込めずに速攻を喰らうシーンが増えたレッズ。マン・シティに3-3で引き分けたチームに先制されるとやっかいです。
28分のトリッピアーのFKは、アリソンの正面。34分びは、エリオットの縦パスを受けたフィルミーノがゴール前に出した優しいスルーパスで、ルイス・ディアスがポープと1対1になります。GKを右にかわしたアタッカーは腰がまわり切らず、右足のシュートはニアポストの脇を抜けていきました。
アウェイチームの逆襲は38分。アーノルドのミスパスから右のアルミロンにボールが届き、パスカットした後のこぼれ球をフォローしたショーン・ロングスタッフが縦にラストパスを通しました。フリーになったイサクがゴール左に突き刺し、0-1。リードされたレッズは、前半をオンターゲットセロで終えています。
後半に入り、エリオットが左のルイス・ディアスを走らせた53分のアタックは、グラウンダーのクリアに走り込んだロバートソンのショットをウィロックがブロック。55分にカウンターから2人をかわして決めたイサクは、裏への抜け出しがオフサイドでした。
61分の同点ゴールは、アリソン、ファビーニョ、エリオットと縦につながり、ボックス右脇のサラーが絶妙なタイミングでフィルミーノに打たせた美しい速攻。ダイレクトショットを左隅に決めた9番は、今季プレミアリーグ3発めです。逆転をめざすレッズは、ハーフコートマッチを続けながらも、フィニッシュがことごとく枠にいきません。
79分にカットインから放ったルイス・ディアスのミドルは、ポープが落ち着いてセーブ。サラーのクロスがルイス・ディアスに通った81分のチャンスは、ボレーがGKの正面にいってしまいました。ミドルシュートがバーを越えるシーンが続き、90分を過ぎても1-1。フラムとクリスタル・パレスに引き分けたチームは、勝ち点を落とす寸前に追い込まれていました。
ヒーローはファビオ・カルヴァーリョですが、最後にCKをゲットし、混戦で粘ったモー・サラーにも拍手を送りたい一戦。素晴らしいスルーパスと同点ゴールが印象的だったフィルミーノも、助演男優賞でしょう。未だ興奮冷めやらぬ貴重な勝ち点3。次節のマージーサイドダービーも勝ち切り、いい雰囲気でCLのナポリ戦を迎えていただければと思います。(ファビオ・カルヴァーリョ 写真著作者/Steffen Prößdorf)
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