2022.09.04 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Chelsea×West Ham】トゥヘル采配的中!ピンチの直後、途中出場の3人で逆転ゴール!
トゥヘル監督のチョイスは3-5-2。右のCBは、獲得したばかりのウェズレイ・フォファナです。チアゴ・シウヴァ、クリバリが揃った3バックはベストメンバーですが、中盤に並んだロフタス=チーク、コナー・ギャラガー、コヴァチッチは急造の布陣。アウトサイドはリース・ジェームズとククレジャ、2トップはスターリング&プリシッチ。5試合で6ゴールのチームは、早い時間にゴールを決められるでしょうか。
プレミアリーグ6節、チェルシーVSウェストハム。クラブレコードの5130万ポンドで獲得したルーカス・パケタは、ハマーズのトップ下に入っています。5分まではイーブンの展開。10分を過ぎても、両者ともシュートチャンスはありません。11分にボックス左を崩したプリシッチは、速いクロスが味方に合いませんでした。
12分に4人抜きにチャレンジしたスターリングは、ズマにカットされてCK。18分に左からするする上がったエメルソンは、ゴールラインからのグラウンダーを元チームメイトに止められました。縦のボールが入らないチェルシーは、ククレジャとリース・ジェームズに預けた後のアイデアがなく、攻めあぐむ時間が続いています。
27分、右から縦に抜けたリース・ジェームズのクロスはケーラーがカット。こぼれ球を叩いたプリシッチのシュートは、エメルソンに当たって左に切れていきました。31分のコヴァチッチのミドルは、惜しくも左にアウト。39分、サイドからのボールをボックス左で受けたマイケル・アントニオのクロスが流れ、ツォウファルの折り返しがクリアされると、落下点にいたフォルナルスのボレーは右に外れました。
前半のポゼッションは71対29という大差ですが、シュート数は4対1で、オンターゲットはゼロ。後半の立ち上がりは、ハマーズが主導権を握っています。49分のフォファナのミドルはミートせず。チェルシーのクロスは、ことごとくズマにカットされています。トゥヘル監督が動いたのは60分。コナー・ギャラガ―とプリシッチに代えて、アルマンド・ブロヤとメイソン・マウントです。
62分、CKをメンディがパンチ。落ち際を叩いたボーウェンの強烈なボレーは、守護神が左に弾き出しました。再度のCKが競り合いとなり、今度はメンディのパンチがゴールの脇にこぼれてしまいます。デクラン・ライスが中に入れ、マイケル・アントニオがゴール前10センチからプッシュしました。
0-1となった直後、ゴール前に上がったボールにファビアンスキが飛び出しを躊躇し、アルマンド・ブロヤに詰められるも何とかセーブ。ブルーズのオンターゲットは、これが初めてです。71分、コヴァチッチとククレジャが下がり、チルウェルとカイ・ハヴェルツ。75分にスターリングのクロスをファビアンスキがファンブルするも、ズマが足を伸ばして外に掻き出しました。
チェルシーの同点ゴールは、この直後でした。チアゴ・シウヴァがボックス左にロングフィード。頭でコントロールしたチルウェルが縦に抜け、ファビアンスキの飛び出しを見て股間を通しました。出るのが遅れたGKは、集中力を欠いていたのかコースを切らず、待ってしまったのが致命的でした。
83分、ロフタス=チークが下がってジョルジーニョ。87分にベンラーマが敵陣で奪い、左を突破してクロスを上げると、代わったばかりのコルネのヘッドは右のポストにヒットしました。1分後、アルマンド・ブロヤがチルウェルを縦に走らせ、ニアにクロスが入ると、カイ・ハヴェルツがボレーを叩き込んで逆転。途中出場の3人による見事なゴールシーンでした。
89分にコルネが決めた同点ゴールは、直前にメンディを飛び越えようとしたボーウェンの足が接触しており、オンフィールドレビューで取り消し。追加タイムをうまく遣ったチェルシーが2-1で逃げ切りました。
残り20分を切ってから、ピッチに送り出されたチルウェルとカイ・ハヴェルツがゲームの流れを変えました。左サイドを制圧したSBは、完璧なタッチとキックで1ゴール1アシスト。これまでノーゴールだったカイ・ハヴェルツは、前線でターゲットとなってチームの狙いをシンプルにしました。
2人が入るまでは、理想的な展開で試合を進めていたハマーズにとっては、悔やまれる敗戦。同点ゴールのシーンはファビアンスキの出方が中途半端で、チルウェルにクロスを入れられた逆転ゴールの際は、2対1となっていた右サイドをデクラン・ライスがフォローするべきでした。
コルネのヘッドが20センチ内側にいっていれば、逆の結果で終われた一戦。ズマの奮闘は、勝ち点につながりませんでした。ブルーズもハマーズも得点力が課題だったのですが、交代カードが打開策となったブルーズに対して、相手のミスがないとチャンスを創れないハマーズは、解決策がないまま次節に向かうことになりました。
チェルシーの次節はレッズと引き分けたフラム、ハマーズはマン・シティと引き分けたニューカッスル。どちらも簡単に勝てる相手ではありません。欧州の激闘の後、テンションを下げずにプレミアリーグに向かえるのか。スタートダッシュに失敗した2つのチームの戦い方に注目しましょう。(ベン・チルウェル 写真著作者/Дмитрий Пукалик)
プレミアリーグ6節、チェルシーVSウェストハム。クラブレコードの5130万ポンドで獲得したルーカス・パケタは、ハマーズのトップ下に入っています。5分まではイーブンの展開。10分を過ぎても、両者ともシュートチャンスはありません。11分にボックス左を崩したプリシッチは、速いクロスが味方に合いませんでした。
12分に4人抜きにチャレンジしたスターリングは、ズマにカットされてCK。18分に左からするする上がったエメルソンは、ゴールラインからのグラウンダーを元チームメイトに止められました。縦のボールが入らないチェルシーは、ククレジャとリース・ジェームズに預けた後のアイデアがなく、攻めあぐむ時間が続いています。
27分、右から縦に抜けたリース・ジェームズのクロスはケーラーがカット。こぼれ球を叩いたプリシッチのシュートは、エメルソンに当たって左に切れていきました。31分のコヴァチッチのミドルは、惜しくも左にアウト。39分、サイドからのボールをボックス左で受けたマイケル・アントニオのクロスが流れ、ツォウファルの折り返しがクリアされると、落下点にいたフォルナルスのボレーは右に外れました。
前半のポゼッションは71対29という大差ですが、シュート数は4対1で、オンターゲットはゼロ。後半の立ち上がりは、ハマーズが主導権を握っています。49分のフォファナのミドルはミートせず。チェルシーのクロスは、ことごとくズマにカットされています。トゥヘル監督が動いたのは60分。コナー・ギャラガ―とプリシッチに代えて、アルマンド・ブロヤとメイソン・マウントです。
62分、CKをメンディがパンチ。落ち際を叩いたボーウェンの強烈なボレーは、守護神が左に弾き出しました。再度のCKが競り合いとなり、今度はメンディのパンチがゴールの脇にこぼれてしまいます。デクラン・ライスが中に入れ、マイケル・アントニオがゴール前10センチからプッシュしました。
0-1となった直後、ゴール前に上がったボールにファビアンスキが飛び出しを躊躇し、アルマンド・ブロヤに詰められるも何とかセーブ。ブルーズのオンターゲットは、これが初めてです。71分、コヴァチッチとククレジャが下がり、チルウェルとカイ・ハヴェルツ。75分にスターリングのクロスをファビアンスキがファンブルするも、ズマが足を伸ばして外に掻き出しました。
チェルシーの同点ゴールは、この直後でした。チアゴ・シウヴァがボックス左にロングフィード。頭でコントロールしたチルウェルが縦に抜け、ファビアンスキの飛び出しを見て股間を通しました。出るのが遅れたGKは、集中力を欠いていたのかコースを切らず、待ってしまったのが致命的でした。
83分、ロフタス=チークが下がってジョルジーニョ。87分にベンラーマが敵陣で奪い、左を突破してクロスを上げると、代わったばかりのコルネのヘッドは右のポストにヒットしました。1分後、アルマンド・ブロヤがチルウェルを縦に走らせ、ニアにクロスが入ると、カイ・ハヴェルツがボレーを叩き込んで逆転。途中出場の3人による見事なゴールシーンでした。
89分にコルネが決めた同点ゴールは、直前にメンディを飛び越えようとしたボーウェンの足が接触しており、オンフィールドレビューで取り消し。追加タイムをうまく遣ったチェルシーが2-1で逃げ切りました。
残り20分を切ってから、ピッチに送り出されたチルウェルとカイ・ハヴェルツがゲームの流れを変えました。左サイドを制圧したSBは、完璧なタッチとキックで1ゴール1アシスト。これまでノーゴールだったカイ・ハヴェルツは、前線でターゲットとなってチームの狙いをシンプルにしました。
2人が入るまでは、理想的な展開で試合を進めていたハマーズにとっては、悔やまれる敗戦。同点ゴールのシーンはファビアンスキの出方が中途半端で、チルウェルにクロスを入れられた逆転ゴールの際は、2対1となっていた右サイドをデクラン・ライスがフォローするべきでした。
コルネのヘッドが20センチ内側にいっていれば、逆の結果で終われた一戦。ズマの奮闘は、勝ち点につながりませんでした。ブルーズもハマーズも得点力が課題だったのですが、交代カードが打開策となったブルーズに対して、相手のミスがないとチャンスを創れないハマーズは、解決策がないまま次節に向かうことになりました。
チェルシーの次節はレッズと引き分けたフラム、ハマーズはマン・シティと引き分けたニューカッスル。どちらも簡単に勝てる相手ではありません。欧州の激闘の後、テンションを下げずにプレミアリーグに向かえるのか。スタートダッシュに失敗した2つのチームの戦い方に注目しましょう。(ベン・チルウェル 写真著作者/Дмитрий Пукалик)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す