2023.01.22 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Liverpool×Chelsea】ガクポはシュート7本、ムドリクは鮮烈デビュー、激戦の結末はいかに…!
プレミアリーグ21節の最初のゲームは、ランチタイムキックオフのリヴァプールVSチェルシー。両者ともに勝ち点28で、ニューカッスルと10ポイント差となっており、負けられない一戦という表現は決して安易ではありません。
負傷者を数えると5対10で、より苦しいのはポッター監督ですが、クロップ監督はアーノルド、ヘンダーソン、ファビーニョ、ダルウィン・ヌニェスをベンチに置いています。GKアリソン、DFミルナー、コナテ、ジョー・ゴメス、ロバートソン、MFナビ・ケイタ、バイチェティッチ、チアゴ。フロントスリーにはエリオット、サラー、コーディー・ガクポが並んでいます。
対するブルーズは、3-4-2-1でしょう。GKケパ、DFチャロバー、クリバリ、バディアシル、左右にツィエクとククレジャ、中盤センターはジョルジーニョとルイス・ホール、メイソン・マウントとコナー・ギャラガ―の前にカイ・ハヴェルツという顔ぶれです。
開始3分、CKからのチェルシーのゴールは、VARが入ってオフサイドです。左からのCKをバディアシルが左足で合わせ、チアゴ・シウヴァのダイレクトショットがポストに当たると、こぼれ球を押し込んだのはカイ・ハヴェルツ。ラインの前に出てしまったのは、プレミアリーグ9試合連続出場のベテランCBでした。
6分に浮き球を受けたサラーは、ボックス右からニアのガクポにラストパス。右足のフィニッシュは、ケパの頭上に浮いてしまいました。ビルドアップがぎこちないレッズは、アウェイチームの緩いプレスに助けられている感があります。14分にチアゴ・シウヴァのロングフィードが左のカイ・ハヴェルツに届きますが、左足のボレーは明らかにミスキックです。
自陣でのスローやパスのミスが多いレッズは、苦し紛れのロングボールが目立っています。20分に敵陣中央でルイス・ホールから奪ったガクポは、右足のミドルがまたもバーの上。22分にツィエクが右から上がり、ゴール前のカイ・ハヴェルツに斜めのパスが通ると、落としを受けたメイソン・マウントが左にラストパスを通しました。
ファーから走り込んだルイス・ホールが思い切りよくシュートを打つと、ボールは逆サイドへ。30分を過ぎても、主導権を握っているのはチェルシーです。これほど敵陣でパスをまわすシーンがないリヴァプールを見た記憶はありません。32分に左からのFKがゴール前でバウンドし、バディアシルがヘディングで合わせますが、アリソンが右に飛ぶビッグセーブで事なきをえました。
42分、バイチェティッチとワンツーをかわしたロバートソンが中央からスプリント。サラーに預け、ラインの裏に出たレフトバックは、ラストパスをケパに先着されました。43分のエリオットのアーリークロスは、ガクポの前に入ったチアゴ・シウヴァがぎりぎりでクリア。両者ともゴールレスのまま、ハーフタイムを迎えました。
後半開始直後、前に出ていたケパを見たコナテがハーフライン付近からロングシュート。ボールは左に流れ、枠にいきませんでした。直後の波状攻撃は、ブルーズの最終ラインがクロスをクリア。49分にサラーが右足でクロスを上げ、クリアの落下点にいたナビ・ケイタが左足で叩くと、ゴールの左をカバーしていたチアゴ・シウヴァがカットしました。
右サイドを執拗に攻めるリヴァプール。55分にルイス・ホールが下がり、ミハイロ・ムドリクがプレミアリーグデビューです。57分にツィエクのクロスが中央に入り、こぼれ球を拾ったコナー・ギャラガーが右から打つと、ジョー・ゴメスが足を出してCKに逃れています。60分に右からドリブルを始めたツィエクは、逆サイドに流れて打ったミドルが枠を越えてしまいました。
63分、ナビ・ケイタに代わってダルウィン・ヌニェス。1分後、右からドリブルで仕掛けたツィエクが止められると、二次攻撃で左のムドリクにボールが渡ります。ボックス内のコナー・ギャラガ―をポストに使い、ジョー・ゴメスをぶっちぎってボックス左に抜けたムドリクは、左足のシュートをニアポストの脇に外しました。
69分、敵陣左でチアゴが競り合いに勝ち、ボックス左に持ち込んだダルウィン・ヌニェスが脇のガクポにラストパス。振り向きざまの右足シュートは、ケパの守備範囲でした。71分、右サイドのツィエクのロングクロスがファーでフリーのムドリクへ。トラップが決まればビッグチャンス…しかしボールは縦に流れ、ラインを割ってしまいます。
76分、チアゴ・アルカンタラのロングフィードがダルウィン・ヌニェスへ。チアゴ・シウヴァと対峙したストライカーは、左に逃げて打ったシュートをケパにキャッチされました。80分に足を痛めたトレヴォ・チャロバーが下がり、アスピリクエタが右サイド。チュクエメカとオーバメヤンも入り、メイソン・マウントとカイ・ハヴェルツがベンチに向かっています。
クロップ監督も、この時間に3枚代えを敢行しました。カーティス・ジョーンズ、ヘンダーソン、ファビーニョが入り、バイチェティッチ、ガクポ、エリオットがアウト。92分にムドリクのパスでチュクエメカがボックス左に出ると、ロバートソンが足を出して打たせず。最後まで攻めたレッズは決定機を創れず、タイムアップとなりました。
両者ともに納得いかないスコアレスドローは、TOP4を喜ばせる結果です。レッズのシュート15本のうち、7本を占めたコーディー・ガクポは精度を欠き、スピードとパスセンスを見せつけたムドリクもフィニッシュの際にタッチが乱れました。
前半は押していたアウェイチームは、時間が経つにつれて前で奪えなくなり、後半はサイドで持てるようになったホームチームは、ファイナルサードで単調になってしまいました。より収穫が大きかったのは、ポッター監督のほうでしょう。入団したばかりのバディアシルとムドリクは、既にチームにフィットしています。
アンフィールドでポイントを落としたリヴァプールの次節は、モリニューでウルヴス。2勝2分5敗のアウェイで、3ポイントをゲットすることができるでしょうか。直近9試合を2勝2分5敗のチェルシーは、フラムとのダービー。9試合で6ゴールの攻撃陣を活性化するべく、ムドリクを頭から使ってみるのもいいのではないでしょうか。
彼らが巻き返すためには、ニューフェイスのブレイクは必須条件でしょう。次節は、コーディー・ガクポとムドリクのプレミアリーグ初ゴールを期待しましょう。
負傷者を数えると5対10で、より苦しいのはポッター監督ですが、クロップ監督はアーノルド、ヘンダーソン、ファビーニョ、ダルウィン・ヌニェスをベンチに置いています。GKアリソン、DFミルナー、コナテ、ジョー・ゴメス、ロバートソン、MFナビ・ケイタ、バイチェティッチ、チアゴ。フロントスリーにはエリオット、サラー、コーディー・ガクポが並んでいます。
対するブルーズは、3-4-2-1でしょう。GKケパ、DFチャロバー、クリバリ、バディアシル、左右にツィエクとククレジャ、中盤センターはジョルジーニョとルイス・ホール、メイソン・マウントとコナー・ギャラガ―の前にカイ・ハヴェルツという顔ぶれです。
開始3分、CKからのチェルシーのゴールは、VARが入ってオフサイドです。左からのCKをバディアシルが左足で合わせ、チアゴ・シウヴァのダイレクトショットがポストに当たると、こぼれ球を押し込んだのはカイ・ハヴェルツ。ラインの前に出てしまったのは、プレミアリーグ9試合連続出場のベテランCBでした。
6分に浮き球を受けたサラーは、ボックス右からニアのガクポにラストパス。右足のフィニッシュは、ケパの頭上に浮いてしまいました。ビルドアップがぎこちないレッズは、アウェイチームの緩いプレスに助けられている感があります。14分にチアゴ・シウヴァのロングフィードが左のカイ・ハヴェルツに届きますが、左足のボレーは明らかにミスキックです。
自陣でのスローやパスのミスが多いレッズは、苦し紛れのロングボールが目立っています。20分に敵陣中央でルイス・ホールから奪ったガクポは、右足のミドルがまたもバーの上。22分にツィエクが右から上がり、ゴール前のカイ・ハヴェルツに斜めのパスが通ると、落としを受けたメイソン・マウントが左にラストパスを通しました。
ファーから走り込んだルイス・ホールが思い切りよくシュートを打つと、ボールは逆サイドへ。30分を過ぎても、主導権を握っているのはチェルシーです。これほど敵陣でパスをまわすシーンがないリヴァプールを見た記憶はありません。32分に左からのFKがゴール前でバウンドし、バディアシルがヘディングで合わせますが、アリソンが右に飛ぶビッグセーブで事なきをえました。
42分、バイチェティッチとワンツーをかわしたロバートソンが中央からスプリント。サラーに預け、ラインの裏に出たレフトバックは、ラストパスをケパに先着されました。43分のエリオットのアーリークロスは、ガクポの前に入ったチアゴ・シウヴァがぎりぎりでクリア。両者ともゴールレスのまま、ハーフタイムを迎えました。
後半開始直後、前に出ていたケパを見たコナテがハーフライン付近からロングシュート。ボールは左に流れ、枠にいきませんでした。直後の波状攻撃は、ブルーズの最終ラインがクロスをクリア。49分にサラーが右足でクロスを上げ、クリアの落下点にいたナビ・ケイタが左足で叩くと、ゴールの左をカバーしていたチアゴ・シウヴァがカットしました。
右サイドを執拗に攻めるリヴァプール。55分にルイス・ホールが下がり、ミハイロ・ムドリクがプレミアリーグデビューです。57分にツィエクのクロスが中央に入り、こぼれ球を拾ったコナー・ギャラガーが右から打つと、ジョー・ゴメスが足を出してCKに逃れています。60分に右からドリブルを始めたツィエクは、逆サイドに流れて打ったミドルが枠を越えてしまいました。
63分、ナビ・ケイタに代わってダルウィン・ヌニェス。1分後、右からドリブルで仕掛けたツィエクが止められると、二次攻撃で左のムドリクにボールが渡ります。ボックス内のコナー・ギャラガ―をポストに使い、ジョー・ゴメスをぶっちぎってボックス左に抜けたムドリクは、左足のシュートをニアポストの脇に外しました。
69分、敵陣左でチアゴが競り合いに勝ち、ボックス左に持ち込んだダルウィン・ヌニェスが脇のガクポにラストパス。振り向きざまの右足シュートは、ケパの守備範囲でした。71分、右サイドのツィエクのロングクロスがファーでフリーのムドリクへ。トラップが決まればビッグチャンス…しかしボールは縦に流れ、ラインを割ってしまいます。
76分、チアゴ・アルカンタラのロングフィードがダルウィン・ヌニェスへ。チアゴ・シウヴァと対峙したストライカーは、左に逃げて打ったシュートをケパにキャッチされました。80分に足を痛めたトレヴォ・チャロバーが下がり、アスピリクエタが右サイド。チュクエメカとオーバメヤンも入り、メイソン・マウントとカイ・ハヴェルツがベンチに向かっています。
クロップ監督も、この時間に3枚代えを敢行しました。カーティス・ジョーンズ、ヘンダーソン、ファビーニョが入り、バイチェティッチ、ガクポ、エリオットがアウト。92分にムドリクのパスでチュクエメカがボックス左に出ると、ロバートソンが足を出して打たせず。最後まで攻めたレッズは決定機を創れず、タイムアップとなりました。
両者ともに納得いかないスコアレスドローは、TOP4を喜ばせる結果です。レッズのシュート15本のうち、7本を占めたコーディー・ガクポは精度を欠き、スピードとパスセンスを見せつけたムドリクもフィニッシュの際にタッチが乱れました。
前半は押していたアウェイチームは、時間が経つにつれて前で奪えなくなり、後半はサイドで持てるようになったホームチームは、ファイナルサードで単調になってしまいました。より収穫が大きかったのは、ポッター監督のほうでしょう。入団したばかりのバディアシルとムドリクは、既にチームにフィットしています。
アンフィールドでポイントを落としたリヴァプールの次節は、モリニューでウルヴス。2勝2分5敗のアウェイで、3ポイントをゲットすることができるでしょうか。直近9試合を2勝2分5敗のチェルシーは、フラムとのダービー。9試合で6ゴールの攻撃陣を活性化するべく、ムドリクを頭から使ってみるのもいいのではないでしょうか。
彼らが巻き返すためには、ニューフェイスのブレイクは必須条件でしょう。次節は、コーディー・ガクポとムドリクのプレミアリーグ初ゴールを期待しましょう。
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