2023.02.13 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【MAN.CITY×Aston Villa】ロドリ躍動!3バックにシフトしたマン・シティがヴィラに3発快勝!
アーセナルのサポーターたちは、ウナイ・エメリの健闘を祈っているはずです。スティーヴン・ジェラードの後を継いで、バーミンガムに降臨して以来、プレミアリーグ8戦5勝1分2敗。マンチェスター・ユナイテッド、ブライトン、トッテナムを撃破し、16位から11位にジャンプアップしています。
公式戦10試合でゴールレスが1度もなく、前監督の時代は1ゴールだったオリー・ワトキンスは4発ゲット。レオン・バイリー、ブエンディア、ジェイコブ・ラムジーの突破力は要注意です。エティハドのマン・シティ戦といえば、昨季の最終節を思い出します。残り15分まで0-2でリード。ジェラードがリヴァプールの優勝に貢献するのかと思いきや、5分で3発喰らって撃沈したドラマティックな一戦でした。
ペップのチームは、プレミアリーグの衝撃的な告発が話題になってから、最初のゲームです。前節のスパーズ戦は、ハーランドがシュートゼロに抑えられて1-0の敗戦。ハイテンションのヴィラから、ゴールを奪うことはできるでしょうか。さっそく、先発の11人をチェックしてみましょう。あれ?えーと、これはもしかして、3バックですか?
GKエデルソン、最終ラインはカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ。セントラルMFにロドリとギュンドアン、2列めにマフレズ、デブライネ、ベルナルド・シウヴァ、グリーリッシュ、最前線にプレミアリーグ20試合25ゴールのハーランド。ペップが変化を志向したのは、スパーズ戦のノーゴールをチームの危機と捉えたからに他なりません。
開始16秒、いきなりヴィラがカウンター。左サイドのオリー・ワトキンスが斜めに出したパスで、抜け出しかけたレオン・バイリーの左足シュートは、ラポルテが落ち着いてブロックしました。立ち上がりは順調だったのですが…。4分の左からのCKで、ニアに走り込んだロドリを捉えられなかったのが、ヴィラの終わりの始まりでした。
ニアポスト際に叩きつけたヘッドが決まって1-0。ヴィラにとって致命的な失点といっても過言ではないでしょう。11分には、デブライネとパス交換したロドリが、ギュンドアンをラインの裏に走らせるスルーパス。1対1になったエミリアーノ・マルティネスが左隅を狙ったフィニッシュを右足に当て、何とか勝利への希望をつなぎました。
さらに13分、後方からの浮き球をハーランドと競ったGKが転倒。フォローしたギュンドアンのボレーがネットに突き刺さりますが、ジャッジはストライカーのファールです。なるほど、ペップの3-2-4-1は、ギュンドアンが前でベルナルド・シウヴァがセンターという布陣です。20分のCKは、グリーリッシュのボレーがチャンバースに当たり、左のポストをかすめました。
21分のCKも、ニアに入ったルベン・ディアスがフリー。頭に当たったボールがハーランドの前に落ちるも、ジェイコブ・ラムジーが足を出して事なきをえます。23分のレオン・バイリーのミドルは、左にアウト。29分に右からカットインしたデブライネは、ボックス左のグリーリッシュに預けました。右足のコントロールショットは、アルゼンチン代表GKのビッグセーブでCKです。
マン・シティの追加点は39分。デブライネが前線に出したロングフィードをチャンバースが頭に当てると、右に流れたボールにハーランドが先着しました。対峙したチャンバースの仕事は、相手のアタックを遅らせたうえで、クロスをカットすることだったのですが…。簡単に縦に振り切られ、高速グラウンダーがファーに流れると、押し込んだのはギュンドアンでした。
2-0となった44分、ロドリ、ベルナルド・シウヴァ、グリーリッシュと縦につながり、ボックス左に出た10番がジェイコブ・ラムジーと接触して転倒。かわされた後、中に入ろうとした足がかかってしまった不運なPKでした。マフレズが決めて3-0。ペップの新機軸を見て、おもしろい展開になるかもしれないと思ったのですが、勝負は前半で決まってしまいました。
前半のピッチで足を気にしていたハーランドは、ハーフタイムでフリアンアルバレスとチェンジ。アシストを記録したゴールゲッターは、タッチ6回、パス成功4本でプレイを終えました。ルベン・ディアスも前半でアウトとなり、アカンジがピッチへ。後半最初のチャンスは、48分のマン・シティです。
フリアン・アルバレスの落としを直接叩いたロドリの決定的な一撃は、エミリアーノ・マルティネスががっちりキャッチ。58分、右サイドでバックパスを奪ったロドリが中央に折り返すと、フリアン・アルバレスのボレーは力が入らず、GKが懐に収めています。エメリ監督は61分にデューニュ、レオン・バイリー、ブエンディアを下げ、モレノ・マッギン、デュランを投入しました。
1点を返したのは交代策の直後。ベルナルド・シウヴァからデュランが奪い、ドゥグラス・ルイスの縦パスが前線のオリー・ワトキンスに届きました。アカンジとラポルテの間に入ったエースは、エデルソンのポジションを見て左脇を抜くフィニッシュ。3-1としたものの、さらに2点はとてつもなく高いハードルです。
68分にグリーリッシュがフォーデンにチェンジ。76分には、ジェイコブ・ラムジーとアシュリー・ヤングが下がってマッティ・キャッシュとコウチーニョが入っています。コウチーニョのドリブルからデュラン、マッギンとつながった80分のアタックは、中央でパスを受けたドゥグラス・ルイスが奪われ、シュートには至りませんでした。
84分のコウチーニョの美しいスルーパスは、デュランの前に飛び出したエデルソンがキャッチ。85分のマフレズをナタン・アケは、勝利を確信した交代カードです。92分にデュランが左足で放った強烈なシュートはクロスバーにヒットし、昨季プレミアリーグ王者は2点リードのままでタイムアップを迎えました。
マン・シティ、快勝。アーセナルとの差は3ポイントに縮まり、水曜日のシックスポインターで勝てば、暫定ながら首位に返り咲きとなります。ハーランドについて聞かれたペップは、「スコアがもっとタイトだったら、リスクを冒さないという判断はしなかった。月曜日に様子を見るけど、ケガはしていないはず」と語っており、次節はベストメンバーを揃えられそうです。
ペップのフォーメーション変更は、チームを活性化するための緊急手段だったのか。あるいはハーランド活用と守備を両立させる新たなアプローチなのか。その答えの一端は、エミレーツで見せてもらえるのかもしれません。今から決戦が楽しみです。
公式戦10試合でゴールレスが1度もなく、前監督の時代は1ゴールだったオリー・ワトキンスは4発ゲット。レオン・バイリー、ブエンディア、ジェイコブ・ラムジーの突破力は要注意です。エティハドのマン・シティ戦といえば、昨季の最終節を思い出します。残り15分まで0-2でリード。ジェラードがリヴァプールの優勝に貢献するのかと思いきや、5分で3発喰らって撃沈したドラマティックな一戦でした。
ペップのチームは、プレミアリーグの衝撃的な告発が話題になってから、最初のゲームです。前節のスパーズ戦は、ハーランドがシュートゼロに抑えられて1-0の敗戦。ハイテンションのヴィラから、ゴールを奪うことはできるでしょうか。さっそく、先発の11人をチェックしてみましょう。あれ?えーと、これはもしかして、3バックですか?
GKエデルソン、最終ラインはカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ。セントラルMFにロドリとギュンドアン、2列めにマフレズ、デブライネ、ベルナルド・シウヴァ、グリーリッシュ、最前線にプレミアリーグ20試合25ゴールのハーランド。ペップが変化を志向したのは、スパーズ戦のノーゴールをチームの危機と捉えたからに他なりません。
開始16秒、いきなりヴィラがカウンター。左サイドのオリー・ワトキンスが斜めに出したパスで、抜け出しかけたレオン・バイリーの左足シュートは、ラポルテが落ち着いてブロックしました。立ち上がりは順調だったのですが…。4分の左からのCKで、ニアに走り込んだロドリを捉えられなかったのが、ヴィラの終わりの始まりでした。
ニアポスト際に叩きつけたヘッドが決まって1-0。ヴィラにとって致命的な失点といっても過言ではないでしょう。11分には、デブライネとパス交換したロドリが、ギュンドアンをラインの裏に走らせるスルーパス。1対1になったエミリアーノ・マルティネスが左隅を狙ったフィニッシュを右足に当て、何とか勝利への希望をつなぎました。
さらに13分、後方からの浮き球をハーランドと競ったGKが転倒。フォローしたギュンドアンのボレーがネットに突き刺さりますが、ジャッジはストライカーのファールです。なるほど、ペップの3-2-4-1は、ギュンドアンが前でベルナルド・シウヴァがセンターという布陣です。20分のCKは、グリーリッシュのボレーがチャンバースに当たり、左のポストをかすめました。
21分のCKも、ニアに入ったルベン・ディアスがフリー。頭に当たったボールがハーランドの前に落ちるも、ジェイコブ・ラムジーが足を出して事なきをえます。23分のレオン・バイリーのミドルは、左にアウト。29分に右からカットインしたデブライネは、ボックス左のグリーリッシュに預けました。右足のコントロールショットは、アルゼンチン代表GKのビッグセーブでCKです。
マン・シティの追加点は39分。デブライネが前線に出したロングフィードをチャンバースが頭に当てると、右に流れたボールにハーランドが先着しました。対峙したチャンバースの仕事は、相手のアタックを遅らせたうえで、クロスをカットすることだったのですが…。簡単に縦に振り切られ、高速グラウンダーがファーに流れると、押し込んだのはギュンドアンでした。
2-0となった44分、ロドリ、ベルナルド・シウヴァ、グリーリッシュと縦につながり、ボックス左に出た10番がジェイコブ・ラムジーと接触して転倒。かわされた後、中に入ろうとした足がかかってしまった不運なPKでした。マフレズが決めて3-0。ペップの新機軸を見て、おもしろい展開になるかもしれないと思ったのですが、勝負は前半で決まってしまいました。
前半のピッチで足を気にしていたハーランドは、ハーフタイムでフリアンアルバレスとチェンジ。アシストを記録したゴールゲッターは、タッチ6回、パス成功4本でプレイを終えました。ルベン・ディアスも前半でアウトとなり、アカンジがピッチへ。後半最初のチャンスは、48分のマン・シティです。
フリアン・アルバレスの落としを直接叩いたロドリの決定的な一撃は、エミリアーノ・マルティネスががっちりキャッチ。58分、右サイドでバックパスを奪ったロドリが中央に折り返すと、フリアン・アルバレスのボレーは力が入らず、GKが懐に収めています。エメリ監督は61分にデューニュ、レオン・バイリー、ブエンディアを下げ、モレノ・マッギン、デュランを投入しました。
1点を返したのは交代策の直後。ベルナルド・シウヴァからデュランが奪い、ドゥグラス・ルイスの縦パスが前線のオリー・ワトキンスに届きました。アカンジとラポルテの間に入ったエースは、エデルソンのポジションを見て左脇を抜くフィニッシュ。3-1としたものの、さらに2点はとてつもなく高いハードルです。
68分にグリーリッシュがフォーデンにチェンジ。76分には、ジェイコブ・ラムジーとアシュリー・ヤングが下がってマッティ・キャッシュとコウチーニョが入っています。コウチーニョのドリブルからデュラン、マッギンとつながった80分のアタックは、中央でパスを受けたドゥグラス・ルイスが奪われ、シュートには至りませんでした。
84分のコウチーニョの美しいスルーパスは、デュランの前に飛び出したエデルソンがキャッチ。85分のマフレズをナタン・アケは、勝利を確信した交代カードです。92分にデュランが左足で放った強烈なシュートはクロスバーにヒットし、昨季プレミアリーグ王者は2点リードのままでタイムアップを迎えました。
マン・シティ、快勝。アーセナルとの差は3ポイントに縮まり、水曜日のシックスポインターで勝てば、暫定ながら首位に返り咲きとなります。ハーランドについて聞かれたペップは、「スコアがもっとタイトだったら、リスクを冒さないという判断はしなかった。月曜日に様子を見るけど、ケガはしていないはず」と語っており、次節はベストメンバーを揃えられそうです。
ペップのフォーメーション変更は、チームを活性化するための緊急手段だったのか。あるいはハーランド活用と守備を両立させる新たなアプローチなのか。その答えの一端は、エミレーツで見せてもらえるのかもしれません。今から決戦が楽しみです。
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