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「エドゥのプランが明らかになった」ってホント?地元記者が伝えるアーセナルの4人のターゲット!

「アーセナルが夏のマーケットで費やす総額は2億300万ポンド(約353億円)」。地元メディア「フットボールロンドン」が、「エドゥSDとアルテタ監督のプランが明らかになった」といっています。

「明らか」とは思い切ったことを…。キーラン・ホーン記者が書いた記事には、多分に予想が入っていると捉えたほうがいいでしょう。とはいえ一読すると、素直に信じてしまいそうになるほどのリアリティがあります。アーロン・カターソン=リード記者や、ファブリツィオ・ロマーノさんがキャッチした最新情報をふまえてまとめられているからでしょう。

このプランには、ジョアン・カンセロ、ギュンドアン、カイセド、ミリンコヴィッチ=サヴィッチ、ジェームズ・マディソン、メイソン・マウントの名前はありません。ペップと揉めたSBはプレミアリーグに復帰する気はなく、ギュンドアンについては「バルサやレアル・マドリードからのオファーがなければ動かない」と見ているようです。

ジェームズ・マディソンはニューカッスルが強敵で、メイソン・マウントはマンチェスター・ユナイテッドが獲得寸前と報じられています。ロンドンの記者は、攻撃的なMFより優先順位が高いポジションがあるアーセナルに、ハイジャックするパワーはないと考えているのでしょう。

さて、そろそろ本題に入りましょう。記事の冒頭で、放出される選手と補強予算について説明がなされています。スタン・クロエンケが用意した資金は1億8000万ポンド。この上に、ジャカ、バログン、ティアニーの売却によって6000万ポンドが積まれるというのが前提条件です。

トップターゲットは、やはりデクラン・ライスで、本格的な交渉のスタートはヨーロッパカンファレンスリーグの決勝が終わってから。オープニングオファーは9200万ポンドで、ウェストハムが主張する1億2000万ポンドとのギャップをいかに埋めるかが最大のポイントになります。

ロンドンに残りたいイングランド代表はアーセナルに行きたがっており、交渉が長引かなければポール・トゥ・ウィンとなるでしょう。2人めのターゲットはセンターバック。クリスタル・パレスのマーク・グエイを獲得できれば、ホールディングは戦力外となりそうです。

元チェルシーのCBは、移籍金5000万ポンド(約87億円)という高額案件。キーラン・ホーン記者は、サウスロンドンとの話がまとまらなければ、昨夏も狙っていたレヴァークーゼンのエドモン・タプソバにスイッチするといっています。実際にガナーズに組み込んでみると、右利きでありながら左のCBもこなすタプソバのほうが、うまくはまるかもしれません。

3人めは、アヤックスでプレイする22歳のMFモハメド・クドゥス。メイソン・マウントが無理なら獲りにいくといわれていたヤングスターは、今季のエールディヴィジで30試合11ゴール3アシストという数字を残しています。「アスレティック」は移籍金4000万ポンド(約70億円)と報じており、ウーデゴーアの代役としても機能してくれそうな選手です。

最後のひとりは、以前から名前が挙がっているイヴァン・フレズネダ。レアル・バリャドリードでプレイする18歳のフルバックは、左右どちらのサイドもこなせるのが魅力です。移籍金1350万ポンド(約23億5000万円)は、問題にならないでしょう。地元メディアの記者は、獲り逃した際は右のSBとCBをこなすライプツィヒのモハメド・シマカンに移行するといっています。

4人の移籍金を足し込むと、最大2億2350万ポンド。デクラン・ライスが1億ポンド程度まで下がれば、記事のタイトルとなっている2億300万ポンドで着地します。地元メディアの予想…いや、「明らかになったプラン」は実現するのでしょうか。ECLが終わってからの続報が楽しみです。


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