2023.11.14 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Liverpool×Brentford】前線と守護神が絶好調のリヴァプールは、優勝争いを続けられるのか?
ブレントフォードに3-0で快勝し、アンフィールドで全勝キープ。リヴァプールがホームゲームをすべて2点差以上で9連勝は、2シーズンにまたがって記録した1980年以来の快挙です。開幕前の「BBC」の順位予想で、彼らを2位以上としたジャーナリストはひとりもいません。果たしてレッズは、マン・シティとトロフィーを争えるのでしょうか?
日曜日のブレントフォード戦は、最終的には3発圧勝でしたが、ロバートソン、フラーフェンベルフ、カーティス・ジョーンズ、マック・アリスター、コナテら主力8人を欠く厳しい船出でした。中盤はガクポ、遠藤航、ショボスライ。逆転負けが1回しかないブレントフォードに、リードを許すとやっかいです。
4分にショボスライとのパス交換で中央に入ったガクポのミドルは、GKフレッケンの正面。遠藤航の鋭い縦パスをダルウィン・ヌニェスが受け、サラーに預けてボックス右でリターンをもらった16分のチャンスは、角度が厳しく右足のシュートをフレッケンにセーブされました。レッズの好調要因のひとつは、サラー&ヌニェスのコンビネーションです。
アウェイチームの最初の決定機は18分。ゴール前でクロスをカットしたアーノルドがタッチミスを犯し、詰めたエンベウモに左足で打たれますが、ボールはファーに逸れていきました。22分にショボスライのミドルをゴール前でトラップしたダルウィン・ヌニェスは、右のポストに当てて決めたものの、つま先がラインの前に出ていたとされてノーゴールです。
気を取り直した9番は、27分のCKをファン・ダイクがヘッドで叩いた後、競り合いから決めたオーバーヘッドも戻りオフサイド。この試合のターニングポイントは、イェンセンのロングフィードでエンベウモが抜け出した32分の攻防でした。追ってきたアーノルドをかわした19番は、アリソンとの1対1から右隅を狙いますが、ポジショニングが完璧だった守護神が左手で触りました。
今季プレミアリーグTOPのセーブ率78.7%を誇るアリソンも、チームを2位に押し上げた立役者のひとりです。失点を回避したホームチームの先制は39分。敵陣でマティプが奪い、ショボスライ、アーノルドと右につながると、鋭い縦パスを受けたダルウィン・ヌニェスが絶妙なパスを右に流しました。
フリーのサラーがファーのサイドネットに突き刺して1-0。ダルウィン・ヌニェスの通算9アシストは、すべてサラーのゴールです。前半終了間際に、左サイドの遠藤からパスを受けたアーノルドがファーのサラーに浮き球を通すと、右足のボレーはクロスバー越え。決まっていれば勝負ありでしたが、ハーフタイムで1-0は、アンフィールドといえどもまだわかりません。
現地メディアが「レッドカードでは?」と指摘した54分の遠藤のチャージは、スルーしたレフェリーの肩を持つと「ノアゴーアも突っ込んできてスライディングしており、相撃ち」。これに対して「カーティス・ジョーンズがレッドなら遠藤も」という声に、強く否定する言葉はありません。ひとつ確実にいえるのは、イーブンのボールへの対応を見直す必要があるということです。
レッズの追加点は62分、ジョッタのスルーパスを追ってゴールラインから折り返したツィミカスは「三笘の1ミリ」。サラーの今季プレミアリーグ10発めは、ノーマークのヘディングでした。3点めは74分、ツィミカスのパスを受けて中に持ち込んだジョッタのシュートは、右隅に突き刺さる完璧な一撃でした。
かくして3-0。今季の公式戦で全試合ゴールのチームは、得点力はマン・シティに負けないといっていいでしょう。サラーが12ゴール、ジョッタ8ゴール、ダルウィン・ヌニェスが7ゴールで、ルイス・ディアスとガクポは4ゴール。フロントスリーを担う5人は公式戦トータルで35ゴールをゲットしており、南米の2人はさらなる得点力UPが期待できます。
プレミアリーグ屈指の守護神と、以前のクオリティを取り戻しつつあるファン・ダイクも安心して見ていられます。守備における課題は中盤とサイドでしょう。攻撃を止められた瞬間に奪い返す前からの連携と、サイドを攻められた際の対応がスムーズになれば、マン・シティに大きく引き離される展開にはならないはずです。
今シーズンが始まる前は、「BBC」の評論家のみなさんと同様に、ヘンダーソンとファビーニョを失ったダメージをカバーできないと思っていました。しかし、いざ蓋を開けてみると、多数の負傷者とレッドカードと誤審に苛まれながらも、昨季プレミアリーグ王者に1ポイント差の2位に着けています。
インターナショナルブレイク明けは、エティハドでマン・シティとのシックスポインター。フォ-デンとフリアン・アルバレスが攻め込んでくる左サイドはジョー・ゴメスでしょうか。アウェイの公式戦で4勝3分2敗のチームは、攻めて勝とうとするのか、引いてカウンターに活路を見出そうとするのか。今から決戦が楽しみです。
日曜日のブレントフォード戦は、最終的には3発圧勝でしたが、ロバートソン、フラーフェンベルフ、カーティス・ジョーンズ、マック・アリスター、コナテら主力8人を欠く厳しい船出でした。中盤はガクポ、遠藤航、ショボスライ。逆転負けが1回しかないブレントフォードに、リードを許すとやっかいです。
4分にショボスライとのパス交換で中央に入ったガクポのミドルは、GKフレッケンの正面。遠藤航の鋭い縦パスをダルウィン・ヌニェスが受け、サラーに預けてボックス右でリターンをもらった16分のチャンスは、角度が厳しく右足のシュートをフレッケンにセーブされました。レッズの好調要因のひとつは、サラー&ヌニェスのコンビネーションです。
アウェイチームの最初の決定機は18分。ゴール前でクロスをカットしたアーノルドがタッチミスを犯し、詰めたエンベウモに左足で打たれますが、ボールはファーに逸れていきました。22分にショボスライのミドルをゴール前でトラップしたダルウィン・ヌニェスは、右のポストに当てて決めたものの、つま先がラインの前に出ていたとされてノーゴールです。
気を取り直した9番は、27分のCKをファン・ダイクがヘッドで叩いた後、競り合いから決めたオーバーヘッドも戻りオフサイド。この試合のターニングポイントは、イェンセンのロングフィードでエンベウモが抜け出した32分の攻防でした。追ってきたアーノルドをかわした19番は、アリソンとの1対1から右隅を狙いますが、ポジショニングが完璧だった守護神が左手で触りました。
今季プレミアリーグTOPのセーブ率78.7%を誇るアリソンも、チームを2位に押し上げた立役者のひとりです。失点を回避したホームチームの先制は39分。敵陣でマティプが奪い、ショボスライ、アーノルドと右につながると、鋭い縦パスを受けたダルウィン・ヌニェスが絶妙なパスを右に流しました。
フリーのサラーがファーのサイドネットに突き刺して1-0。ダルウィン・ヌニェスの通算9アシストは、すべてサラーのゴールです。前半終了間際に、左サイドの遠藤からパスを受けたアーノルドがファーのサラーに浮き球を通すと、右足のボレーはクロスバー越え。決まっていれば勝負ありでしたが、ハーフタイムで1-0は、アンフィールドといえどもまだわかりません。
現地メディアが「レッドカードでは?」と指摘した54分の遠藤のチャージは、スルーしたレフェリーの肩を持つと「ノアゴーアも突っ込んできてスライディングしており、相撃ち」。これに対して「カーティス・ジョーンズがレッドなら遠藤も」という声に、強く否定する言葉はありません。ひとつ確実にいえるのは、イーブンのボールへの対応を見直す必要があるということです。
レッズの追加点は62分、ジョッタのスルーパスを追ってゴールラインから折り返したツィミカスは「三笘の1ミリ」。サラーの今季プレミアリーグ10発めは、ノーマークのヘディングでした。3点めは74分、ツィミカスのパスを受けて中に持ち込んだジョッタのシュートは、右隅に突き刺さる完璧な一撃でした。
かくして3-0。今季の公式戦で全試合ゴールのチームは、得点力はマン・シティに負けないといっていいでしょう。サラーが12ゴール、ジョッタ8ゴール、ダルウィン・ヌニェスが7ゴールで、ルイス・ディアスとガクポは4ゴール。フロントスリーを担う5人は公式戦トータルで35ゴールをゲットしており、南米の2人はさらなる得点力UPが期待できます。
プレミアリーグ屈指の守護神と、以前のクオリティを取り戻しつつあるファン・ダイクも安心して見ていられます。守備における課題は中盤とサイドでしょう。攻撃を止められた瞬間に奪い返す前からの連携と、サイドを攻められた際の対応がスムーズになれば、マン・シティに大きく引き離される展開にはならないはずです。
今シーズンが始まる前は、「BBC」の評論家のみなさんと同様に、ヘンダーソンとファビーニョを失ったダメージをカバーできないと思っていました。しかし、いざ蓋を開けてみると、多数の負傷者とレッドカードと誤審に苛まれながらも、昨季プレミアリーグ王者に1ポイント差の2位に着けています。
インターナショナルブレイク明けは、エティハドでマン・シティとのシックスポインター。フォ-デンとフリアン・アルバレスが攻め込んでくる左サイドはジョー・ゴメスでしょうか。アウェイの公式戦で4勝3分2敗のチームは、攻めて勝とうとするのか、引いてカウンターに活路を見出そうとするのか。今から決戦が楽しみです。
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