2023.12.11 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【MAN.UTD×Bournemouth】まさかの0-3惨敗!集中力と継続性を欠いたマン・ユナイテッドの限界。
チェルシー戦で28本のシュートを打ったマンチェスター・ユナイテッドが、オールド・トラフォードでボーンマスに0-3で惨敗するとは…。アンドニ・イラオラ率いるチームが、直近のプレミアリーグ4試合で3勝1分と調子を上げているのは知っていたものの、こちらもマンチェスターダービー以降は4勝1敗。失点は2つしかありませんでした。
最初の失点は5分。ブルーノ・フェルナンデスが左サイドで走りまくっていたのは、守備力に不安があるレギロンのエリアをケアする必要があったからでしょう。2人がかりのチェックでボールを奪い、タッチライン沿いでアムラバトのパスを受けたキャプテンは、前方で空いていたマクトミネイにパスを浮かしました。
これを狙っていたのはルイス・クック。前をチラ見したマクトミネイは、4番が詰めてくるとわかっていたはずなのに、つま先で処理しようとしてあっさり奪われました。後方にいたアムラバトは、ワンタッチでボックス右脇に出たМFに、なぜ簡単に抜かれたのか。マグワイアとルーク・ショーの間に走り込んだソランケは、完璧なグラウンダーを右足で合わせるだけでした。
チェルシーとリヴァプールで結果を出せず、20歳だった6年前にボーンマスに拾われたソランケは、今季プレミアリーグで8ゴール。既にキャリアハイの数字を残しており、今やチームになくてはならない存在です。開始早々に、MFたちの緩慢なプレイで0-1とされてしまったホームチームは、すぐに追いつけそうな雰囲気を漂わせていたのですが…。
8分のマグワイアのヘッドをネトが上に弾き出してからも、攻め続けた赤いシャツは、シュートを枠に打つことができずに焦りを募らせていきます。先制されるゲームが多いリヴァプールと比べると、前からのプレスの強度、サイドで持ったときの連動性、奪われた際の戻りのスピードは明らかにあちらが上です。
28分のCKをフリーで合わせたザバルニーのヘッドは、ゴールライン上にいたダロトがクリア。36分にマルシアルが左足で打ったミドルは力が入らず、ネトが余裕をもってキャッチしています。マクトミネイが不用意なパスを奪われたのは39分。アダム・スミスは前線のソランケに1発で通し、マグワイアが詰めてこないと見た9番のシュートは左のポストを叩きました。
追加タイムが終わる直前にも、マクトミネイのミスパスからソランケにボールが渡るシーンがあり、ボーンマスのほうがよりゴールの匂いが漂っています。後半も、主導権はマン・ユナイテッド。49分にレギロンがゴールラインまでえぐり、中央に折り返したチャンスは、マクトミネイとブルーノのシュートがブロックされています。
追いつけば展開は変わる。マルシアルが下がってホイルンドが入った56分には、希望をもって戦況を見つめていました。67分のアントニーの縦パスで、ボックス右でフリーになったダロトが中央に入ったホイルンドに出していれば、世界は変わったかもしれません。ボーンマスが追加点をゲットしたのは、ピンチを切り抜けた1分後でした。
ルーク・ショーの浮き球がカットされ、ボックス手前に持ち込んだソランケが左のタヴァーニアに預けると、ルーク・ショーの上からヘッドを決めたのはビリングでした。さらに73分、CKをセネシに頭で押し込まれて0-3。3点差は絶望的なギャップですが、まさかゼロで終わるとは思いませんでした。ミス連発のマクトミネイのフル出場は、今のチームの限界を示しています。
ホームでの完敗という結果に負けず劣らず、落胆させられたのは、84分に抗議を咎められたブルーノの累積5枚めです。このスコアで熱くなっても、得られる果実はないとわかっていたはずです。運動量が少ないため、連携で崩せないチームのなかで、唯一走りまくるキャプテンの不在は、首位チームの中盤に輝きをもたらすだけでしょう。
このうえは、「ブルーノはバイエルン戦で全力を出すことができる」「プアなチェックでボーンマスの守備陣を落ち着かせたマルシアルを引っ張ったために、欧州が得意なホイルンドが40分しか走らずにすんだ」「ソランケとワッタラのシュートが決まらず、0-5にならなかった」と前向きに考えることにしました。最高の雰囲気でドイツ王者を迎えたかったのですが…。
最初の失点は5分。ブルーノ・フェルナンデスが左サイドで走りまくっていたのは、守備力に不安があるレギロンのエリアをケアする必要があったからでしょう。2人がかりのチェックでボールを奪い、タッチライン沿いでアムラバトのパスを受けたキャプテンは、前方で空いていたマクトミネイにパスを浮かしました。
これを狙っていたのはルイス・クック。前をチラ見したマクトミネイは、4番が詰めてくるとわかっていたはずなのに、つま先で処理しようとしてあっさり奪われました。後方にいたアムラバトは、ワンタッチでボックス右脇に出たМFに、なぜ簡単に抜かれたのか。マグワイアとルーク・ショーの間に走り込んだソランケは、完璧なグラウンダーを右足で合わせるだけでした。
チェルシーとリヴァプールで結果を出せず、20歳だった6年前にボーンマスに拾われたソランケは、今季プレミアリーグで8ゴール。既にキャリアハイの数字を残しており、今やチームになくてはならない存在です。開始早々に、MFたちの緩慢なプレイで0-1とされてしまったホームチームは、すぐに追いつけそうな雰囲気を漂わせていたのですが…。
8分のマグワイアのヘッドをネトが上に弾き出してからも、攻め続けた赤いシャツは、シュートを枠に打つことができずに焦りを募らせていきます。先制されるゲームが多いリヴァプールと比べると、前からのプレスの強度、サイドで持ったときの連動性、奪われた際の戻りのスピードは明らかにあちらが上です。
28分のCKをフリーで合わせたザバルニーのヘッドは、ゴールライン上にいたダロトがクリア。36分にマルシアルが左足で打ったミドルは力が入らず、ネトが余裕をもってキャッチしています。マクトミネイが不用意なパスを奪われたのは39分。アダム・スミスは前線のソランケに1発で通し、マグワイアが詰めてこないと見た9番のシュートは左のポストを叩きました。
追加タイムが終わる直前にも、マクトミネイのミスパスからソランケにボールが渡るシーンがあり、ボーンマスのほうがよりゴールの匂いが漂っています。後半も、主導権はマン・ユナイテッド。49分にレギロンがゴールラインまでえぐり、中央に折り返したチャンスは、マクトミネイとブルーノのシュートがブロックされています。
追いつけば展開は変わる。マルシアルが下がってホイルンドが入った56分には、希望をもって戦況を見つめていました。67分のアントニーの縦パスで、ボックス右でフリーになったダロトが中央に入ったホイルンドに出していれば、世界は変わったかもしれません。ボーンマスが追加点をゲットしたのは、ピンチを切り抜けた1分後でした。
ルーク・ショーの浮き球がカットされ、ボックス手前に持ち込んだソランケが左のタヴァーニアに預けると、ルーク・ショーの上からヘッドを決めたのはビリングでした。さらに73分、CKをセネシに頭で押し込まれて0-3。3点差は絶望的なギャップですが、まさかゼロで終わるとは思いませんでした。ミス連発のマクトミネイのフル出場は、今のチームの限界を示しています。
ホームでの完敗という結果に負けず劣らず、落胆させられたのは、84分に抗議を咎められたブルーノの累積5枚めです。このスコアで熱くなっても、得られる果実はないとわかっていたはずです。運動量が少ないため、連携で崩せないチームのなかで、唯一走りまくるキャプテンの不在は、首位チームの中盤に輝きをもたらすだけでしょう。
このうえは、「ブルーノはバイエルン戦で全力を出すことができる」「プアなチェックでボーンマスの守備陣を落ち着かせたマルシアルを引っ張ったために、欧州が得意なホイルンドが40分しか走らずにすんだ」「ソランケとワッタラのシュートが決まらず、0-5にならなかった」と前向きに考えることにしました。最高の雰囲気でドイツ王者を迎えたかったのですが…。
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