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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Nottingham Forest×Tottenham】リシャルリソンは連発!クルゼフスキのコンバートは大成功!

ジェームズ・マディソンが戻ってきてからも、リシャルリソンとソン・フンミンがゴールを決め続けられれば、トッテナムは優勝争いの一角に残るかもしれません。プレミアリーグ17節、敵地シティ・グラウンドに乗り込んだノッティンガム・フォレスト戦は、復活したストライカーと新たなトップ下のゴールで0-2の完勝でした。

スパーズの先制は、前半の追加タイム2分。右からドリブルで仕掛けたクルゼフスキが、縦にいくと見せかけて左足に持ち替え、インスイングのクロスをゴール前に入れました。ボリの裏に走り込み、フリーで叩いたリシャルリソンのヘッドはパーフェクト。フェイスガードを付けたトップ下は、65分に勝利を手繰り寄せる追加点をゲットしました。

GKマット・ターナーのミスキックをボックス右手前でカットし、縦に持ち込んでニアカテをかわすと、右足の強烈なシュートがGKの手を弾いでゴールイン。今季プレミアリーグで17試合5ゴール2アシストのウインガーは、ジェームズ・マディソンの負傷リタイア以降、ストライカーの後ろを託されたゲームで4戦2ゴール2アシストと結果を出しています。

フライデーナイトの一戦は、順風満帆ではありませんでした。開始3分、左にまわったクルゼフスキの縦のスルーパスでマット・ターナーと1対1になったソン・フンミンは、右を抜こうとしたシュートをGKに足で止められ、先制はならず。19分には、ギブス=ホワイトのスルーパスで右サイドのエランガに独走を許し、ヴィカーリオのビッグセーブで難を逃れています。

28分には、ボリとの競り合いでブレナン・ジョンソンが頭を強打。ポステコグルー監督が選んだのがブライアン・ヒルではなく、オリヴァー・スキップだったのは、ハイクロスを執拗に入れてくるホームチームの先制を避けたかったからでしょう。前半終了間際にリシャルリソンが決めたものの、後半立ち上がりの決定機を活かされていたら、結果は逆になっていたかもしれません。

49分、エランガのサイドチェンジを足元に収めたのはボリ。右足のシュートを打ち上げてしまったCBは、シャツの裾で顔を覆って悔しがっています。0-2として決まりかと思いきや、70分にボールを蹴ろうとしたイヴ・ビスマの足が空を切り、イェーツの脛に入ってレッドカードです。ラスト20分は、完全なるホームチームペースで、スパーズ守備陣は9本のシュートを許しています。

84分のCKから、トフォロが頭で叩きつけた一撃は、ヴィカーリオが足に当てるビッグセーブ。97分にクロスのクリアをボックス右で収めたネコ・ウィリアムズは、左足の決定的なシュートをポストに阻まれました。シュート数は15対12、しかしオンターゲットは1対6。ノッティンガム・フォレストに足りなかったのは、フィニッシュの精度でした。

この試合のマン・オブ・ザ・マッチを選べといわれれば、迷わずクルゼフスキです。敵陣ボックス内でチーム最多のタッチ8回を記録しながら、自陣で守備に参加する姿も目立ったチームプレーヤーは、今季プレミアリーグで184.8kmを走破。ドゥクレ、ブルーノ・フェルナンデス、ツォウファル、デクラン・ライスを上回るリーグNo.1です。

「いずれはジェームズ・マディソンの背番号を争うようになる」。新たなトップ下を激賞したガリー・ネヴィルは、次の移籍金は8000万ポンドから1億ポンドに高騰するといっています。8試合ぶりのクリーンシートで勝ったポステコグルー監督にとっては、リシャルリソンの復調と新たな戦い方の成功を実感した一戦は、とてつもなく貴重な90分だったのではないでしょうか。


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