2024.02.06 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Chelsea×Wolves】2戦連続の4失点で連敗…現地ではポチェッティーノ監督の解任議論が勃発!
コール・パルマーが先制ゴールを決めたときは、勝つと思ったのですが…。プレミアリーグ23節のチェルシーVSウルヴスは、マテウス・クーニャを止められなかったホームチームが2-4で完敗。クリスマスイブのモリニューで、2-1で競り勝ったウルヴスはダブル達成です。
リヴァプール戦に続く2戦連続の4失点。アンフィールドで喰らったシュート28本とオンターゲット13本は、スタッツを取るようになった2003年以降のチェルシーのワーストだそうです。ポチェッティーノ監督は、最終ラインのメンバーを変えてウルヴス戦に臨みました。マロ・グスト、ディサシ、チアゴ・シウヴァ、チルウェル…しかし結果は、さほど変わりませんでした。
スタンフォード・ブリッジの一戦を振り返ってみましょう。開始3分、マテウス・クーニャのミドルはペトロヴィッチがキャッチ。スタンドのサポーターたちは、後に彼にハットトリックを許すとは思わなかったでしょう。直後、エンソ・フェルナンデスのきれいな縦パスでGKジョゼ・サと1対1になったエンクンクは、コースを塞がれシュートを当てるしかありませんでした。
19分の先制ゴールの起点は、左サイドに出ていたエンソ・フェルナンデス。中央で空いていたコナー・ギャラガーにパスが入ると、ダイレクトの落としを受けたカイセドがボックス右に完璧なスルーパスを通します。走り込んだコール・パルマーもノートラップ。ジョゼ・サのポジションを見て、今季プレミアリーグ10発めを左のサイドネットに流し込みました。
ウルヴスの同点ゴールは22分。ハーフラインの手前でカイセドがジョアン・ゴメスとペドロ・ネトに奪われ、ショートカウンターが発動しました。中央をドリブルで進んだジョアン・ゴメスが左にいたマテウス・クーニャに預けると、右足のシュートはチアゴ・シウヴァの足に当たり、GKペトロヴィッチの逆を突いて左隅に転がりました。
1-1になってからも押していたチェルシーが、逆転を許したのは43分。セメドの縦パスでペドロ・ネトが右から抜け出し、グラウンダーに走り込んだアイ・ヌーリが右足で合わせると、ボールはディサシの足にヒットし、またしてもコースが変わりました。右足に重心を移していたペトロヴィッチは、左足を伸ばすのが精一杯。不運が重なった前半は1-2で終わっています。
チェルシーにとって痛恨だったのは、後半最初の決定機を活かせなかったことです。コール・パルマーが右から中央に向かい、ボックス左に走ったチルウェルに絶妙な浮き球を通したのは47分。SBがダイレクトでスターリングに落とすと、左足のシュートは右のポストの外に逸れていきました。激痛の3点めは63分。起点は右サイドのセメドです。
SBが中に出したパスがエンソ・フェルナンデスに当たって、右サイドのペドロ・ネトへ。チアゴ・シウヴァが7番に着き、ディサシはクロスのコースを切ろうとしたため、ニアに入ってきたマテウス・クーニャが空きました。ウインガーの折り返しが12番に届いたのは、コナー・ギャラガーが追いつく直前。スライディングは間に合わず、右足のワンタッチがネットを揺らしました。
勝負を決する4点めは、右サイドのマロ・グストがマテウス・クーニャに抜かれたのがきっかけです。SBの強引なスライディングで転倒したマテウス・クーニャが、自らPKを決めてハットトリック達成。左からのCKにニアで触ってコースを変えた86分のチアゴ・シウヴァのゴールは、時すでに遅しというよりほかはありません。
トッド・ベイリー以降のトゥヘルはプレミアリーグで3勝1分2敗、ポッターは7勝7分8敗、ランパードは1勝2分6敗。9勝4分10敗のポチェッティーノは、ブライトンからやってきて7ヵ月で去った監督とさほど変わりません。現地メディアは解任について語り始めていますが、大勢を占めているのは「1000万ポンドの違約金がPSR違反リスクを高めるので、解任はなし」という見方です。
「大量の新戦力をフィットさせ、戦術を構築するのは時間がかかる」「クロップ、アルテタ、ファーガソンもしばらくは苦しかった」というジャーナリストやライターに対して、「半年を経ても方向性が見えない」「せめてクロップのように明確なスタイルと期待感がほしい」という声が日増しに高まっています。
それなりに持ち味を発揮してるのは、プレミアリーグの経験がある選手ばかりという現状から、伸びしろがあると期待していいのか。あるいは、ポテンシャルが高くない若手を大量に引き入れたとして、経営ボードが責を問われるべきなのか。「ポチェッティーノをクビにしても、問題は解決しない」という指摘も多いようですが、果たして…?
リヴァプール戦に続く2戦連続の4失点。アンフィールドで喰らったシュート28本とオンターゲット13本は、スタッツを取るようになった2003年以降のチェルシーのワーストだそうです。ポチェッティーノ監督は、最終ラインのメンバーを変えてウルヴス戦に臨みました。マロ・グスト、ディサシ、チアゴ・シウヴァ、チルウェル…しかし結果は、さほど変わりませんでした。
スタンフォード・ブリッジの一戦を振り返ってみましょう。開始3分、マテウス・クーニャのミドルはペトロヴィッチがキャッチ。スタンドのサポーターたちは、後に彼にハットトリックを許すとは思わなかったでしょう。直後、エンソ・フェルナンデスのきれいな縦パスでGKジョゼ・サと1対1になったエンクンクは、コースを塞がれシュートを当てるしかありませんでした。
19分の先制ゴールの起点は、左サイドに出ていたエンソ・フェルナンデス。中央で空いていたコナー・ギャラガーにパスが入ると、ダイレクトの落としを受けたカイセドがボックス右に完璧なスルーパスを通します。走り込んだコール・パルマーもノートラップ。ジョゼ・サのポジションを見て、今季プレミアリーグ10発めを左のサイドネットに流し込みました。
ウルヴスの同点ゴールは22分。ハーフラインの手前でカイセドがジョアン・ゴメスとペドロ・ネトに奪われ、ショートカウンターが発動しました。中央をドリブルで進んだジョアン・ゴメスが左にいたマテウス・クーニャに預けると、右足のシュートはチアゴ・シウヴァの足に当たり、GKペトロヴィッチの逆を突いて左隅に転がりました。
1-1になってからも押していたチェルシーが、逆転を許したのは43分。セメドの縦パスでペドロ・ネトが右から抜け出し、グラウンダーに走り込んだアイ・ヌーリが右足で合わせると、ボールはディサシの足にヒットし、またしてもコースが変わりました。右足に重心を移していたペトロヴィッチは、左足を伸ばすのが精一杯。不運が重なった前半は1-2で終わっています。
チェルシーにとって痛恨だったのは、後半最初の決定機を活かせなかったことです。コール・パルマーが右から中央に向かい、ボックス左に走ったチルウェルに絶妙な浮き球を通したのは47分。SBがダイレクトでスターリングに落とすと、左足のシュートは右のポストの外に逸れていきました。激痛の3点めは63分。起点は右サイドのセメドです。
SBが中に出したパスがエンソ・フェルナンデスに当たって、右サイドのペドロ・ネトへ。チアゴ・シウヴァが7番に着き、ディサシはクロスのコースを切ろうとしたため、ニアに入ってきたマテウス・クーニャが空きました。ウインガーの折り返しが12番に届いたのは、コナー・ギャラガーが追いつく直前。スライディングは間に合わず、右足のワンタッチがネットを揺らしました。
勝負を決する4点めは、右サイドのマロ・グストがマテウス・クーニャに抜かれたのがきっかけです。SBの強引なスライディングで転倒したマテウス・クーニャが、自らPKを決めてハットトリック達成。左からのCKにニアで触ってコースを変えた86分のチアゴ・シウヴァのゴールは、時すでに遅しというよりほかはありません。
トッド・ベイリー以降のトゥヘルはプレミアリーグで3勝1分2敗、ポッターは7勝7分8敗、ランパードは1勝2分6敗。9勝4分10敗のポチェッティーノは、ブライトンからやってきて7ヵ月で去った監督とさほど変わりません。現地メディアは解任について語り始めていますが、大勢を占めているのは「1000万ポンドの違約金がPSR違反リスクを高めるので、解任はなし」という見方です。
「大量の新戦力をフィットさせ、戦術を構築するのは時間がかかる」「クロップ、アルテタ、ファーガソンもしばらくは苦しかった」というジャーナリストやライターに対して、「半年を経ても方向性が見えない」「せめてクロップのように明確なスタイルと期待感がほしい」という声が日増しに高まっています。
それなりに持ち味を発揮してるのは、プレミアリーグの経験がある選手ばかりという現状から、伸びしろがあると期待していいのか。あるいは、ポテンシャルが高くない若手を大量に引き入れたとして、経営ボードが責を問われるべきなのか。「ポチェッティーノをクビにしても、問題は解決しない」という指摘も多いようですが、果たして…?
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